松重豊のレビュー一覧

  • 空洞のなかみ

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    小説(フィクションだよね?)とエッセイのダブル。
    小説のほうは内容は少しわからないところもあったけど不思議な感覚になりました。
    エッセイは孤独のグルメ好きなら一読すべき内容かと。読んでよかったです。

    p174 大晦日紅白の真裏で独り年越す方々と共に食さんと欲す
    「孤独のグルメの特別編を年始にやるようになって年末は多少忙しくなった。ところが三年目、放送日が大晦日になるという司令が下る。しかも紅白の真裏。テレビ東京はこの時間帯の視聴率を捨てたなとおもった。」
    生中継になった経緯はこういうことだったのか。また見返そう孤独のグルメ。

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    2025年01月14日
  • たべるノヲト。

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    王様のブランチで紹介されていて、孤独のグルメが大好きなこともあり、思わず購入した一冊。雑誌クロワッサンで連載されていたものをまとめた作品のようで、イラストレーターのあべみちこさんの美味しそうな挿絵も相まって、読むと確実にお腹が空く。松重さんの幼少期の食べ物との思い出や、若手俳優時代の思い出や朝のルーティンまで、クスッと笑える愉快な文章とともに楽しめました。

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    2024年11月21日
  • 空洞のなかみ

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    前半は夢十夜のようなショートショート。
    10篇あるからやはり夢十夜をモチーフにしたのかも。

    気がつくとある演劇の現場にいて、その場で自分なりに察した想定で演じるが、実は…という構成。

    前後のプロローグ、エピローグの弥勒菩薩とのやり取りが色を添える。

    後半のエッセイもだが、どうにも「孤独のグルメ」での作者の独白の語りで聞こえてしまう。

    いい味出てます。

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    2022年06月02日
  • 空洞のなかみ

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    「愚者の譫言」は、世にも奇妙な物語みたい。
    「愚者の戯言」は、楽しくもおいしいエッセイ。おいしいだけじゃなく、時々トイレの話もあるけどww

    文章が私の脳内で「孤独のグルメ」の五郎さん語りで再生されるのが面白かったです。
    これは、松重豊さんファンは読んで損はないと思います!

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    2022年04月12日
  • 空洞のなかみ

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    松重さんを見ると、仕事ついでに訪れた街のなんてことのない定食屋でラーメン屋で、旺盛に時間を忘れて食べるあの姿が浮かぶ。でも、実際は少食で撮影前日は食事を摂らずに本番に臨まれるとか…。

    今日は腹の空かした営業マン、明日は謹厳実直な検事、ある時は不妊の原因を抱える若妻を娶った夫、その前は警視庁マル暴刑事…と善人から悪漢まで様々な役が役者という『器』に、入ったり出たり。

    松重さんは、時にその器をしげしげと眺める。溜め込んでいるように見えるが、その実、そこは何も入っていない『空洞』なんだ。だから、良いんだ。その中身をあれこれ考えるのが役者の作業。そう、与えられた役を自分なりに思案し演じるのが役者の

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    2021年09月01日
  • 空洞のなかみ

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    松重豊さんの短編小説&エッセイ集。
    前半の短編小説は、俳優さんならではな内容で楽しく読めました。
    後半のエッセイは、最近のお仕事から思いで話まで幅広い内容で興味深く読みました。京都の撮影所仕事の時期が、お若い頃の話なんだろうけどイメージよりかなり質素でびっくりした。

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    2021年08月02日
  • 空洞のなかみ

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    松重さんの人柄がよく出ていて、読んでいると松重さんの表情やセリフが浮かんでくる。
    ほっこりしたい時に読むといい。

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    2021年03月12日
  • 空洞のなかみ

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    面白い。登場人物Aは、あの人かな?と想像しながら読む。大林組の勘違いやどこまでがホント?な俳優業の現場の様子、色々クスッと笑える。また字が大きいので、サクッと読み終える。

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    2021年02月07日
  • 空洞のなかみ

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    前半はフィクション、後半はエッセイというお得な1冊。松重豊さんは俳優として大好きなので先にエッセイから読んでしまった。おもしろかった。そして前半の小説。連作短編なんだけれどコミカルさと奇怪さが独特で、荒削りさは感じるけれどとても好きでおもしろかった。松重さんの書くものをまた読みたい。光石研さんとの会話が好きだから博多弁で書いてほしいな。読後ますます松重豊さんが好きになった。今後も楽しみ。

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    2021年01月30日
  • 空洞のなかみ

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    松重豊さんの短編小説+エッセイ集。
    松重さんの声で脳内で再生される。YouTubeは読み終わるまで観ないと決めてたのだが、脳内で聞いたあの声、そのまんまだった。そんな鍛えられたFMヨコハマのリスナーひとり。

    短編小説は、2、3編よむと、次は何がはじまるんかと構えている自分に気づく。私たちは役を背景とともに、神の視点から、前後の文脈も含めて理解するけど、それは鑑賞者側の特権なのだと改めて思う。
    ここに登場する主人公は目の前にあることからしか世界を理解する方法がない。自分が誰であるかなんて、鏡がないとわからないし(そもこも鏡は楽屋くらいにしか無いし)誰かとの相対的な関わりの中でしか自分の立ち位置

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    2020年12月28日
  • 空洞のなかみ

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    孤独のグルメ以来、大ファンです。
    松重さんっぽさが出ている文章に好感。
    というか、この「ぽさ」が表現できるあたり、作家としての力量も凄いのでは?(笑)

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    2020年12月27日
  • 空洞のなかみ

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    前半は俳優の現実世界とちょっとだけ繋がっているようだけれどシュール(と言っていいのか分からないけど)な短編集。後半はそれらの物語が生まれたきっかけが垣間見られるようなエッセイで、おもしろかった。ドラマを見るような感覚。

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    2020年12月11日
  • 空洞のなかみ

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    エッセイ25編+短編小説12編からなる、取り敢えずエッセイ集。
    巧い。連載されていたエッセイも短編小説もどちらもエッセイと小説の境目が面白い。帯にある通り、軽妙洒脱な筆致で描かれている心象風景が心地よく、読みやすく書かれていました。
    エッセイ・小説ともに役者としての立ち位置や物の見方などがブレずに最後まで書き終えた感が満載です。
    小説家や役者を目指している人はそれを極めている人のエッセイなどを読んで無駄はないと思います。物事の見方やそれに対する矜持など参考になるかもしれません。

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    2020年11月15日
  • 空洞のなかみ

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    前半は連作短編小説、後半は週刊誌「サンデー毎日」の連載エッセイ。短編小説はオチで締めくくられクスリと笑える。クールな演者松重豊さんのイメージが私の中で塗り替えられた。
    後半の「サンデー毎日」エッセイに添えられたイラストレーターあべみちこによるイラストもホッコリ素敵です。

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    2025年10月20日
  • たべるノヲト。

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    好きな食べ物の話とか
    思い出の味のことを綴った1冊。

    ひとつのエピソードが短くまとまってるのと
    なんか語り口そのままっていう文章で
    『孤独のグルメ』じゃないけど
    ほんと、食エッセイとして
    「こういうのでいいんだよ」だ。

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    2025年09月17日
  • たべるノヲト。

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    食べ物に対してのつぶやきの声が
    脳内で松重さんのボイスで再生される
    食べ物エッセイ。

    日本の食べ物だけでなく韓国の食べ物も
    出てきて

    人それぞれ、食べ物に対するこだわりって
    違って面白いなァと思った。

    俳優、松重豊さんを食べ物を通して
    どんな人なのかも知ることができる本に
    なってます。

    表紙を見ておにぎり食べたくなってきた。
    たくわんをお供に

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    2025年09月03日
  • たべるノヲト。

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    某番組のイメージもあり、グルメに対して一家言ありそうな著者による、雑誌連載のエッセイの単行本化です。主として著者の好きな食べ物について、その思い出や豆知識を語られています。著者の独特な詩的センスのあるタイトルと、イラストレーターのあべみちこさんのおいしそうな食べ物のイラスト。それらによって、一話一話が心に残る個性を発揮されています。取り上げられてる話題じたいは特別なものではなく、誰にでも日常にありそうなものであり、それを特別なものにしている著者の感性に学ばされるものがあります。日常を、普段の街を、生活を、好奇心の目でとらえ直す方法を思い出させてくれます。

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    2025年08月24日
  • たべるノヲト。

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    松重さんの語り口調が孤独のグルメやアンナチュラルの所長の時をイメージしながら読んだ。
    人生での食べ物の思い出、孤独のグルメの映画版からの話など。
    松重さんご自身が、食べ物への造詣が深くこだわりもあり、お料理もされていて食通。
    イラストがほっこりする

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    2025年08月18日
  • たべるノヲト。

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    松重さんが「クロワッサン」に連載していたエッセイ。食べ物をキーワードにしているけれど、グルメというわけではない。でも、共感ですね~。
    あべみちこさんのイラストも、グッドでした。

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    2025年08月18日
  • たべるノヲト。

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    なかなかエッセイも達者な人。食べ物にも拘ってそうな一面を垣間見ました。イラストも有って、サクサク読める

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    2025年08月10日