たべるノヲト。

たべるノヲト。

小説・文芸
1,760円 (税込)

8pt

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俳優・松重豊が紡ぐ、“食の記憶”解禁!
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記憶に残る料理には、その時代、その瞬間のドラマ、
自分の人生そのものが詰まっている。

極貧時代を支えてくれた思い出の味や収録先で出会った逸品、四季折々の好物、
食べものに対する素朴な疑問や秘密の食べ方、最近のブームなど、
独自の視点で食にまつわる記憶を書き尽くし、本書に収録された品数は50以上。

松重豊の手にかかれば、素朴な家庭のコロッケが名バイプレーヤーに変わり、
うずらの卵を求めて町中華に行かずにはいられなくなる。
そんな食べることが楽しみになる、笑いあり、涙ありの珠玉のエッセイ。
イラストは、松重豊と親交の深い旭川在住の作家・あべみちこ。


●著者メッセージ(本書「はじめに」より)

晴れて書籍化。
まぁ特別な内容のエッセイではない、
「たべもの」について書かれた「ノヲト」つまり走り書きみたいなものだ。
昭和の思い出満載だが、わからないことがあったらおばあちゃんに聞くか、
ネットで調べればなんでも教えてくれるはず。

また、この単行本を手に取っていただいた大切なお客様だけの為に、
本編を読み終わった後に、僕の朝のルーティンについてお話しする特別付録をおつけしましょう。

では、皆様ご唱和を。

「いただきます」

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たべるノヲト。 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    本書は俳優の松重豊さんによる日々の食べ物にまつわるゆるいエッセイです。『孤独のグルメ』でお馴染みの松重さんですが、韓国の歌手のソン・シギョンさんとNetflixで『隣の国のグルメイト』という番組の中で、本書で登場するお店に二人が訪れたことで本書を知りました。

    松重さんの文章はまさに『孤独のグルメ』の吾郎を思わせる、どこかお茶目でのんびりとした語り口で、終始楽しみながら読みました。

    本書の魅力をさらに引き立てるのは、あべみちこさんのイラストです。超絶技巧で料理をリアルに描く一方で、お皿や文字は落書きのようなゆるいタッチで表現されているのが特徴です。旭川在住とのことで、旭川のおいしいものが描かれていますが、本文とはあまり連動していません。でもそれが松重さんと食べ物の話で文通しているみたいな趣があります。

    たとえば『白いシャツを着てる日に限って、スパゲティーを食べちまうのさ』の回。イタリア製西部劇は「マカロニ・ウェスタン」といわれていますが、「すき焼きウェスタン」と銘打って三池崇史監督が作った和製西部劇に松重さんが出演した際のエピソードです。
    その撮影で訪れた山形県の鶴岡市で、地元の食材のおいしさに驚愕した松重さんですが、中でも忘れられないのが、庄内空港の喫茶店のナポリタン。焼きそばの良さも取り入れたジャパニーズイタリアンだと断言しています。
    完成した『スキヤキ・ウェスタン ジャンゴ』は松重さんのナレーション英語が大ブーイングを受け、アメリカでの上演は字幕がつけられたと言うオチがつきます。
    さらにマカロニウェスタンと言うのは英語で本来「スパゲティーウェスタン」と言うというもう一つのオチも添えられています。
    それに対するイラストレーターあべみちこさんのイラストは、ふわふわの弱いドッグパンに長めに茹でたケチャップ多めのナポリタンを挟んだイラストに、「サイコー!」の文字。
    ちなみに、タイトルで触れられた白いシャツの件は、本文には一切登場しません。

    タイトル・本文・イラストで三層で楽しめる、なんともお得なエッセイでした。

    0
    2026年05月18日

    Posted by ブクログ

    松重さんお話おもしろい!役者さんとしても好きなのですが、五郎さんとか、作家さんとしてもいい〜言葉選びが上手なのでしょうか、時々つい笑ってしまう単語あり、言い回しが愉快だったり、若い頃にいろいろな経験をしているからか、苦労話みたいなものもおもしろい。南関あげ、あさイチで言ってたのこれだったかな…出てくる食べ物いちいち食べたくなってしまう。あべみちこさんのイラストがまた本の雰囲気と合っていていい。おいしそうだあ…続編出てほしいな…

    0
    2025年08月30日

    Posted by ブクログ

    調理工程の文字を読むだけで涎がじわっじわと出てくる。
    官能小説よりもくらっとするから、味覚は1番エロティックじゃないかと思えてくる。

    高くて美味いものじゃない、ちゃちゃっと作る料理の話が空腹に訴えかける。
    あべみちこさんのほうれん草をバター炒めして目玉焼きを添えた料理は直ぐに作った。食らいついた。

    海外の名も無き料理たちも出てきて、海でも空でも飛んで食べに行っちゃいたい。

    0
    2025年03月22日

    Posted by ブクログ

    別に美文でも感動する文でもないんだけど、聞いていて心地の良い話。食べ物をガツガツ求めるでもないし、何でもかんでも『おっいしいい!』なんて言わないのがいい。
    題名も、良い。
    『尻状の顎を持つ二の腕の細いセーラー服を着たビーガン男』一瞬ギョッとしたあとに、あ、それって…って分かるその間合いが、いいなぁ

    0
    2026年06月15日

    Posted by ブクログ

    松重豊さんのエッセイ。
    美味しいものを丁寧に食べたくなるなあ

    「以前は朝ごはんなんてどうでもいいと思っていた。食べなくてもいいとすら考えていた時期もある。今はどうだろう。この朝のルーティーンこそが幸せのすべてだ。噛み締める一瞬一瞬がかけがえのないひとときなんだ。永遠に続くように思えて、意外と儚い至福のひととき。また、明日もこの食卓で、このひとときが過ごせるように心から希う。」

    0
    2026年05月17日

    Posted by ブクログ

    孤独のグルメでおなじみの、俳優、松重豊さんの食べ物エッセイ。孤独のグルメの五郎さんは、食べることがとても好きな人だけれども、それはあくまでもドラマの設定だし、松重さんはとてもスリムだから、そこまで食べ物に執着があるわけでも無いだろう、たくさん食べる人ではないだろうとか、勝手に色々思っていたけれど、なかなかしっかり食に関するこだわりのある人だった。意外。…まぁでも食べることは人間の二大欲求だから当たり前なのか。
    勝手に寡黙な人というイメージも持ってたけれど、エッセイのなかでは饒舌に食へのこだわりを語っている。そしてたまに毒舌というか、『そんなこと書いて大丈夫?』とこっちが心配するような類いのことがずばっと出てくることもある。ただ役を通してみているイメージと、実際の人物像には隔たりがあるなと改めて感じることであった。

    0
    2026年03月11日

    Posted by ブクログ

    「クロワッサン」で連載されていた俳優松重豊さんの食にまつわるエッセイ 静かなユーモアを交えながら、下積み時代の思い出の味、訪れた土地の隠された美味との出会い、日々の食事の小さなこだわりが惜しみなく語られている。 各話の最後のイラストも相乗効果で食欲がそそられる。

    0
    2026年02月04日

    Posted by ブクログ

    イラストと、その側に寄り添ってる文章に、味あり‼︎
    で、美味しい、です。

    おもろいタイトル。

    小松菜餃子
    海苔の話も面白かった。冷たいバター巻き、6Pチーズ巻き。
    ワカメと牡蠣のバター炒め。
    蒲鉾、わさびとオリーブオイルで。
    のりメンチと、千代の富士
    長崎の茶碗蒸し専門店‼︎『吉宗 よっそう』行けるかな⁉︎
    鏡開きと母の踵
    釧路の『蕎麦寿司』
    うずらのピータン
    南関あげ
    オニオングラタンスープ、玉ねぎの切り方
    姫林檎とゴルゴンゾーラのピッツァ。
    クミン入り味噌汁。

    あとがきで知る。
    イラストレーターさんとの関係。
    じゃなきゃ、あの味だせないよね、の。
    コンビ‼︎と、呼ばせていただく。
    表紙にもなってる、おにぎりのイラスト。たくわんの黄色みて‼︎

    0
    2025年11月18日

    Posted by ブクログ

    松重さんとご飯を食べてるような、楽しいエッセイでした。あべみちこさんのイラストも、分かるわかる!と細かいポイントながらに共感しすぎました。
    読みながらGoogleマップが手放せない。

    孤独のグルメ、営業時代は頼ってたけど最近は観てなかったので観たいと思います。

    0
    2025年10月30日

    Posted by ブクログ

    「孤独のグルメ」の俳優さんとしか認識のなかった松重豊さん。読ませる文章で面白く、美味しく(?)完読しました。行きたいなぁ、食べたいなぁと思うものがたくさん!イラストがまたまた何倍にも食欲をそそります。各章の小題がなかなか想像力を膨らませてくれる。文才にも長けている方なんだなーと再認識。他の本も読んでみようかな。

    (余談ですが、おべんとうばこのうたの話が出てきたのですが、私は「筋の通ったふーき」を「筋を取ったふーき」だと、今の今まで思っていた。真事実にビックリして思い込みに笑った。)

    0
    2025年10月06日

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