ドナ・タートのレビュー一覧

  • ゴールドフィンチ 3

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    大学を卒業し、ホービーのところで骨董家具ディーラーとして働くようになったテオの巻。
    骨董家具ディーラーの手腕を目覚めさせていくものの、テオの精神は常に綱渡り状態。
    話が進むに連れて、テオは弱くなっていってるような気がする。
    どんどん(精神的に)身動きができなくなっていくテオ。
    自ら身動きできなくなるような選択をしていくテオ。
    そんなテオに、次から次へといろんなことが起き、いろんなことが変わっていく。
    もう止めたげてー!
    いい加減、穏やかに暮らさせてあげてー!
    と言いたくなる。

    次の「ゴールドフィンチ」④は最終巻だ。
    テオが幸せになってハッピーエンドでありますようにと、期待をこめて読み進む。

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    2025年10月24日
  • ゴールドフィンチ 1

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    今年の秋の読書は「ゴールド・フィンチ」にしよう、と思ってまずは①をお取り寄せ。
    届いた届いた!涼しくなったら読みだそう!と何気なくぱらぱらとページをめくってそのままINしてしまい、読み終えてしまった・・・。

    テオと母親は美術館を散策していて美術館爆破テロに遭い
    (それで母親を失ってしまう)美術館から脱出する時に一枚の名画を持ち去る。

    中学生のテオが心に大きな傷を受け、自分の居場所と支えをなくし、自棄を起こすこともできない虚無に生きるのが痛ましく、いたたまれない。
    それでもだんだんと落ち着いてきたと思ったら・・・!で②に続いてしまうのでちょっとショックを受けた。
    いやそもそも、冒頭を読むにど

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    2025年09月04日
  • ゴールドフィンチ 1

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    現代のディケンズ。壮大なストーリーは連作映画のようで、主人公の人生を彩る様々な出来事にも共感でき、没頭できる小説です。
    長すぎるとおっしゃる方もいますが、確かに長いので、長編好きでいつまで世界観に浸っていたい人向きです。

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    2025年08月11日
  • ゴールドフィンチ 4

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    読んで良かった。
    最後の方の、テオとホービーとの対話、
    テオが旅に出て考えたことが、
    私個人にとっても大切な話だった。

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    2024年07月22日
  • ゴールドフィンチ 4

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    ネタバレ

    自分の読んだ小説の中で心に残るものベストテンに入る物語だった。主人公のテオを中心に、複雑で運命的な人間関係が織りなされ、その隣で絵画を巡るドラマチックな謎が並走する。
    テオとボリス、テオとボービー、この二組の関係性があまりにも好きだったし、特にテオとボリスの狂乱に満ちたベガスから寒々しいニューヨークを経てオランダでのターニングポイントをすぎて少しずつ関係性が変化していく様子が心に残る。人生とは、生きるとは、友情とは愛情とは芸術とは、それらに対する作者の疑問と回答が丹念に丹念に練り上げられた最高作品。4巻が全く長くなく、むしろあっけなく終わってしまって呆然とするくらい面白かった。何度も何度も読み

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    2024年04月28日
  • ゴールドフィンチ 4

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    ネタバレ

    全ての出来事には意味がある(と思える日が来るかもしれない)という話。
    主人公がずっと絵を手元に置いておきたかったのは、幸せだった最後の瞬間の思い出だったからなんだろうな。

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    2023年04月10日
  • ゴールドフィンチ 4

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    人生で1番好きな小説。
    辛い環境で、もがき苦しみながら成長していくテオに心打たれます。
    大学時代の思い出。

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    2021年06月16日
  • ゴールドフィンチ 1

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    (カテゴリ未設定/もう少し考えます)
    ピュリッツァー賞受賞作。父には捨てられ、特別な強い絆で結ばれていた母には死に別れた孤独な少年テオの成長物語、とまとめることもできなくはないしそういうお話でもあるのだけれど、それだけではとても収まらない大作。テオは意地の悪い友達のせいでやってもいない喫煙の罰で停学となり、母とともに学校に呼び出される。そこへ向かう途中立ち寄ったメトロポリタン美術館で爆破事件に遭遇、一時的に母と離れ老人と一緒に居た美しい少女に気をとられていたテオ、意識が戻ると少女は見当たらず瀕死の老人に指輪を託され、ひとつの絵画(タイトルにもテーマにもなっているオランダの画家カレル・ファブリテ

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    2020年12月01日
  • ゴールドフィンチ 1

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    魅力的な登場人物、先の読めない展開、そして優れたリーダビリティ。小説の王道ですね。

    意外にも、怪しいボリス君が気に入ってしまった。

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    2017年03月02日
  • ゴールドフィンチ 1

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    ネタバレ

    [気高く,つながれて]美術館における爆弾テロで母親を亡くした少年のテオは,事件の現場から一枚の絵をひっそりと持ち出してしまう。心の傷を抱えながら必死に毎日を生きる彼は,ある日,導かれるがごとく一件の骨董品屋に足を運ぶのであるが......。原文で約770頁にも及ぶ長編小説にして,全世界の書評家の絶賛が相次いだマスターピース。著者は,本作でピューリッツァー賞を獲得したドナ・タート。訳者は,同著者の『ひそやかな復讐』の翻訳も手がけた岡真知子。原題は,『The Goldfinch』。


    ここまで長大かつ繊細な作品ともなれば,読む人それぞれが読後に異なる感想や印象を受けると思うのですが,私としては決

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    2016年12月05日
  • ゴールドフィンチ 4

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    前半のプロットはサスペンス色が濃いが、
    この小説についてはプロットなんてどうでもいい。
    テオの内観を一緒になってのぞく小説なんだから。
    このレベルの小説と出会うために読書を続けているのかも、
    と思わせる作品である。ちょっとおおげさか。

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    2016年09月17日
  • ゴールドフィンチ 3

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    舞台は8年後。テオは骨董商として歩みを始めるが、その商法はポッパーと違い詐欺まがい。それゆえにかつて高額な棚を売却した客とトラブルとなっていた。ロンドンに住むピッパはボーイフレンドを作っており、彼女への思いを通じないことにフラストレーションをつのらせる。そうした中で、テオは麻薬への依存度をますます深めていた。
    ある日、アンディの兄プラットと街中で偶然出会う。彼からアンディとその父の死を知らされ、かつてお世話になったアンディの母バーバー氏を訪ねる。
    その後、傷心のアンディの妹キッツィと婚約することで一時の安息を見出すが、それも所詮は世話になったアンディの母を安心させたいという互いの打算の結果によ

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    2025年11月02日
  • ゴールドフィンチ 2

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    第2巻は、ラスベガスに移ってからの生活で始まる。自分と母を捨てた父とその恋人、ペットの犬との奇妙な生活。ニューヨークとは全く異なる砂漠の街で、悪友ボリスと出会い、自堕落な日常を続ける。そうした中で、借金取りに追われた父が交通事故で亡くなる。それをきっかけにニューヨークへ逃避行し、ボービーとピッパとの再会。ニューヨークへ上手く逃げおおせた後も、父の死に対する罪悪感、盗んだ絵が見つかるのではないかとの恐怖に悩まされる。

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    2025年10月19日
  • ゴールドフィンチ 1

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    感想はまとめて最終巻に書く予定。
    第1巻は、テロによる母の死亡、アンディの家にやっかいになった後、美術館で会った少女との再会と別れ、ボービーとの出会い、蒸発していた父に迎えられニューヨークからラスベガスに移るまで。

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    2025年09月23日
  • ゴールドフィンチ 4

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    少々冗長に感じるとことはあるが、読む価値のある小説。
    うまく言えないけど、、、読む価値のある小説。

    さっき読み終わったばかりだが、
    もう一度最初からしっかり読み直す価値があると思う小説。

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    2022年07月09日
  • ゴールドフィンチ 3

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    益々、テオが追い詰められた状況に
    緊迫感が凄い。
    ずっと嘘を重ねて生きてきたテオは
    薬を飲まないと心の平穏が保たれない状態まで
    来てしまった。
    そこにかっての親友ボリスが現れ、驚愕の事実を
    突きつけられる。
    本当にあのテロ事件さえ無ければそして
    あの指輪と美しい絵さえテオの人生に侵入
    しなければテオは、真っ直ぐで純粋な母親に
    導かれ平穏な人生だったかも知れない。

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    2021年08月24日
  • ゴールドフィンチ 2

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    ラスベガスに父と共に暮らすテオの成長は
    友人のボリスと共に混沌とした世界に
    なだれ込む。タバコ、ドラック、酒、
    ニューヨークには無かった砂漠の乾きがテオから
    母親を忘れさせ母親と言う箍が外れ
    父親と父の恋人と暮らす日々は、何かを忘れる
    為に堕落して行く日々。
    そして父親の突然の死、そしてまたニューヨーク
    二何とかたどり着きボービーとの暮らしに安堵
    する反面、テロで盗まれた絵画の記事が
    出回り気が気では無くなるテオ。
    少しづつテオに忍び寄る黒い影がかなり気になる。

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    2021年08月19日
  • ゴールドフィンチ 3

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    2014年度のピューリッツァー賞を受賞した傑作小説。ディケンズを読んでいるかのようにドラマティックかつスリリングなストーリーテリング。日本語版は全4冊という重厚長大な作品であるが、いざページを繰ればあっという間に読み終えてしまった、というのが実感。

    物語はレンブラントの弟子であったカレル・ファブリティウスの傑作絵画「The Goldfinch(ごしきひわ)」から始まる。一匹の鳥が静かに佇む絵画を巡り、主人公の少年テオは母と共に訪れた美術館で爆発テロに遭遇し、命は助かるものの、最愛の母を亡くす。奇跡的に生還したテオは爆発によって息絶えようとしている謎の老人の指示に従って絵画を盗み出したところか

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    2018年07月08日
  • ゴールドフィンチ 2

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    2014年度のピューリッツァー賞を受賞した傑作小説。ディケンズを読んでいるかのようにドラマティックかつスリリングなストーリーテリング。日本語版は全4冊という重厚長大な作品であるが、いざページを繰ればあっという間に読み終えてしまった、というのが実感。

    物語はレンブラントの弟子であったカレル・ファブリティウスの傑作絵画「The Goldfinch(ごしきひわ)」から始まる。一匹の鳥が静かに佇む絵画を巡り、主人公の少年テオは母と共に訪れた美術館で爆発テロに遭遇し、命は助かるものの、最愛の母を亡くす。奇跡的に生還したテオは爆発によって息絶えようとしている謎の老人の指示に従って絵画を盗み出したところか

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    2018年07月08日
  • ゴールドフィンチ 1

    Posted by ブクログ

    2014年度のピューリッツァー賞を受賞した傑作小説。ディケンズを読んでいるかのようにドラマティックかつスリリングなストーリーテリング。日本語版は全4冊という重厚長大な作品であるが、いざページを繰ればあっという間に読み終えてしまった、というのが実感。

    物語はレンブラントの弟子であったカレル・ファブリティウスの傑作絵画「The Goldfinch(ごしきひわ)」から始まる。一匹の鳥が静かに佇む絵画を巡り、主人公の少年テオは母と共に訪れた美術館で爆発テロに遭遇し、命は助かるものの、最愛の母を亡くす。奇跡的に生還したテオは爆発によって息絶えようとしている謎の老人の指示に従って絵画を盗み出したところか

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    2018年07月08日