伊東ゆうのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
万引きで捕まった同級生が、お金を扱う場所で働いていたことに驚いたことがある。
お酒の席での接客がバレて退学になった子との差はなんなんだとうと。確かに高校生にふさわしいアルバイトではないが、自分の力でお金を稼ごうとしたのと、人のものを盗んだのとどっちが悪いのだろうかと考えさせられた。そこには大人の事情もあったのだろうけどね。
昨今増えているベトナム人の万引きの手口には驚かされる。
ドラックストアだけではない、農家の畑から作物も盗んだり(本人は勝手にとってもいいと思っているらしいが)、家畜を盗んでいるというニュースもよく聞く。
よその国に来て犯罪を犯す労力があるなら、自国の発展のために活かせよと -
Posted by ブクログ
内容は、万引きを捕まえる仕事をしている保安員である著者の体験談。
通称『万引きGメン』と呼ばれる保安員は、民間の警備会社などに属しており、万引きに困っている商店などからの依頼で派遣されてくるということを、はじめて知った。
『買い物客を観察して、万引きをつかまえるんでしょ。』と簡単そうに考えていたが、実際にはかなり大変な仕事であり、結構入れ替わりが激しいとのこと。
そんな著者が経験するのは、老人の万引きの多さ。
発行された2016年時点で、すでに金のない老人たちが増えているらしいが、コロナ禍を過ぎた今(2022年)万引き老人たちは更にふえているのだろうか。その後の状況が気になる。 -
Posted by ブクログ
現役万引きGメンでもあるフリーライターが、万引き犯罪者、特に老人の万引き犯にターゲットを絞って、万引きの手口から逮捕に至るまでの経緯、そしてその高齢者が万引き犯罪を起こすにいたった背景について書いたノンフィクション。
テレビでよく見かける、警察24時間ものなどに登場する万引きGメン。
筆者は現役の万引きGメンであり、現在もその仕事を続けている。
テレビの特集と本書の違いは、テレビが絵になる場面ドラマになる筋書きのみを切り取って放送するのと異なり、本書では様々な高齢者万引き犯の実例、そして、その犯罪を犯したものの背景について、絵になりにくい部分背景について書かれていること。
人は実に多くの