ウォーレン・バーガーのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
最高の名著。
『解像度を上げる』から、自分がどれだけ学びが足りないのを感じたが、その足りなさを感じた一つが質問力であった。この本は質問に着目したビジネス書だ。現代起きているイノベーションの多くは、フラットな視点からの質問から生まれている。ネットフリックスやエアビーなどがそうだ。しかし僕たちは、質問に対しての認識が甘く、問いを考えること、その問いに対して考えること、これらに対して無駄な時間であるように感じている。現代はGoogleで知識はいつでも得られる時代になった。そんな時代の中で人として鍵になる能力は、質問事項である。深く腹落ちし、今後も何度も読み返したい本であった。 -
Posted by ブクログ
質問の重要性、もつべき基本的な視点と背景、ビジネス上での質問の方法や技術の訓練の仕方、人生における「美しい質問」とのつきあい方や心構えについて書かれた本。
特に印象的だったのは、子どもの頃は「なぜ?どうして?」と質問するのに、6才以降は学校や社会において質問が受容されない雰囲気を察して皆、質問しなくなるということ。これはアメリカでの話であって、日本はさらに質問できない風潮が強いはずなのでもっと事態は深刻なのではないかと感じた。自分自身も会議や研究会で「質問はありませんか?」と聞かれて、質問できないタチなので、この本に書かれているさまざまなな事例のように、もっとその場が有意義なものになるような -
Posted by ブクログ
ネタバレイノベーションのために質問がいかに重要なのか。インターネットを通じて世界中の情報とつながり、すぐに答えにアクセスできる現在では、知識を記憶しておくこと以上に、常識や既成概念にとらわれずに「なぜ?そうなのか?」「もし?~だったら?」「どうすれば?」の順番で正しい質問をし、周囲の反対にめげることなく、助けになる仲間を巻き込みながら、実験といってもよい試行錯誤に着手することが重要であることが述べられている。
美しい質問を目指して、自分の本質が関心を寄せるものかどうかを見極めて、時間をかけて繰り返し考え続けることの大切さも教えてもらえた。
質問の天才ともいえる幼児が持ち上げられているが、幼児には実験へ -
Posted by ブクログ
ネタバレ・どんな本?
優れた質問をすることで本質に近づくことができる。つまり、問題解決のツールとしての質問のヒントを描いた本。
・課題意識は?
マーケットは複雑に。古い理論、ビジネススクールで習う理論は通用しにくい。
なので、正しい問いにたどり着くために、存在理由を問い続けていく必要がある。
例えば、パタゴニアの私たちから何も買わないでくださいという広告。
・3段階の美しい質問
なぜ?
もし〜だったら
どうすれば?
・テクニック
開いたり閉じたり。クローズドクエスチョンは前提を疑う作用をする
考え込む前に人に見せる
考えずに考える
なぜなぜ思考。原動力は反抗的な性格
干し草の中から針を探す。見つ -
Posted by ブクログ
●感想
企業の具体例も多く、また大事な部分は繰り返し述べられているので分かりやすいし、頭に残りやすかった。
●なぜ読んだか
・問いの重要性について知りたかった
・鋭い問いができるようになりたい
●学んだこと
・集合知が増え個人の知識は追い付けなくなったため、質問の価値が高まっている
・オープンクエスチョンとクローズドクエスチョンの往復が質問の質を上げる
・質問の前提に対して質問をすることで本質に迫る
・「どうすればできそうか?」という問いが可能性を広げる
・自分がどんなときに幸せを感じる機会を理解し、日常にその機会を増やしていく
●今後やること
・問いを立てたときに、オープンクエスチョン -
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ネタバレ問いを立てることの重要性について記された本。様々な視点からかんがえさせてくれおもしろい良著
<メモ>
・思考の3ステップ
なぜ〜?、もし〜だったら?、どうすれば?
・思考の観点
証拠、観点(立場)、繋がり(関連性)、推測(●ならどうか
・初心の重要性
初心者の心は空であり、専門家の習慣から解放されている。あらゆる可能性に対して開かれており、物事をあるがままに見つめることができる。
・ヴジャデ
突然自分がよく知っているものが新鮮に感じる感覚。
これによりいつもそこにあっても気づかなかったものが見えるようになる。
・How might we?でどうやったらできそうかと問い -
Posted by ブクログ
ネタバレ本書は検索して解決できるという安易に答えを求めがちな現代に対してのある種の警鐘でもある。新しい価値をうみだして模索していくためには問いの中に生き続けることが必要。
美しい問いを自ら立て、それを考え続ける。美しい問いは、考え方の変化を促してくれる。
どのような選択肢も裏返すとそれは問いになるので、全ての思考は問いによって促されるのではないか?という問いというか仮説をもっていたために、本書はすごいスッと入ってきた。まず「問う」とはそもそもどのような行為なのか?という問いを考えさせられる。
そしてそのような問いを自分の中で意識してたてるためには、「知らないことを知る」というメタ認知が必要。何を知 -
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本質を掴むためにはシンプルな問いこそが不可欠であり、その重要性を本書は伝えている。
『Qがあり、そしてAがある。』
日々の日常を送る中、私たちはどうしてもAである答えや解決策の方ばかりに目が行きがちになる。それは、社会がそうさせている側面もあるが、我々自身も問いそのものを疑ってみることから目を背けているのかもしれない。
だが、少し立ち止まって考えてみてほしい。
果たして、その問いは正しいのか、必要なのか?
普段は目に止まらなかった景色や思いもしなかった思考は、その瞬間うっすらと立ち現れてくる。そうして初めて、次へとつながる新たな道も見えてくる。
答えや解決策を模索するのももちろん楽し -
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ネタバレ幸せとは、自分で作るもの。結局、自分にしかわからない。どんなときに幸せを感じるか?
その過程で※問い※を持ち、さまざまなことを試しながら少しずつ、自分の力で獲得していくのだ。
人生を通して
『自分は本当に幸せなのか?』
『どうすればもっと幸せになれる?』
「自分がなぜそれをしているのか」
『自分にとって重要なことは何だろう?』
「自分が輝き、最も生き生きと感じる時間と場所と活動はなんだったか?」
これらを問い続けることを細々としたタスクよりも、重要としていきたい。
そして、直近、今の私に大事な問いがこれ。
「何もしなかったらどうなるだろう?」
問題から逃げている今、突き刺さる。
まあ、こ