百舌涼一のレビュー一覧

  • 17シーズン 巡るふたりの五七五

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    いつも教室でぼっちの音々の世界を変えてくれた天神くんとの出会い。俳句を通して音々の世界がどんどん広がっていく。恋と俳句のつながりも良い。中学生に勧めたい。

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    2024年04月29日
  • ディスカヴァー文庫 運命のひとは、忘れた頃にやってくる。

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     コメディタッチでありつつ哲学的でもある、ハートフル・ノンメモリーストーリーです。

     主人公は、ちょっとお腹の弱い限界社畜SE。ある日、休日出勤をしようとした電車の途中でとんでもないビックウェーブに襲われる。なんとか途中下車して滑り込んだ多機能トイレでは、鍵はかかっていなかったのに美しい女性が眠っていた。追い詰められたところでの異常な事態に、彼の括約筋まで動きを止めて――ともすれば社会から抹殺されてしまいそうな状況の中目を覚ました彼女は、お腹を下してひどいことになっている主人公を家に招き入れ、シャワーと洗濯を提供してくれた。素直に感謝だけをしたいところだけれど、彼女が主人公につけたあだ名は『

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    2024年11月21日
  • ディスカヴァー文庫 運命のひとは、忘れた頃にやってくる。

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    お腹をくだして、駅の多目的トイレにかけこむと、絶世の美女が眠っていた。
    酔っ払うと記憶を失くす「ナタリー」に、下痢なので「ゲーリー」というあだ名をつけられる。
    運命の人を探してと依頼され、いきつけのバー「おととい」で彼女の男漁りを見守ることに。
    何度もトイレへ駆け込むのだが、とても感情がリアル。
    個性あふれる人間模様、ハラハラドキドキする展開で面白かった。

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    2024年10月14日
  • ディスカヴァー文庫 運命のひとは、忘れた頃にやってくる。

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    いやー小気味良く一気に読ませてくれた話でした。
    前半は結構短めの1話でまとまる話が続くのでちょっと弛んでくるが、半分過ぎた頃には文章を追うのが楽しくなってくる。
    後半のサスペンスちっくな展開も主人公の緊張感が別のところ(下半身)にある感じや、テンポのいい文章で重くなりすぎない、ハッピーエンドで終わって良かった!と思える話でした。

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    2022年07月08日
  • フラワード

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    母を亡くした継実(♂)は、しわがれ声で老婆のような口調の自称魔女(見た目は20代なかば)がやっている葬儀専門の花屋でアルバイトを始める
    常識にはとらわれない花の選び方は「花言霊」を葬儀に添えるためのものだった

    継実の特徴として、母親から「その声で話しかけないで!」と言われてからしゃべることができなくなったが、思っていることがなぜか魔女は理解できて会話が成立する


    自称魔女の小説が僕の好みなんだけど、やはりこれもそういったオチでしたか
    なんか、終盤の種明かしが怒涛の展開で、結構無理があるんだけどね
    まぁ、好きな部類です


    描かれている葬儀は以下のようなもの

    不倫していた会社の重役
    神サー

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    2020年05月20日
  • フラワード

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    民法のドラマによくありがちなストーリー。
    (リアリティには欠けるけれどハートフルな感じ)

    親に見捨てられた事で失声症になってしまった青年が、『花言霊』を込めた弔い花専門の花屋さんで、自称魔女の老婆タマコと働き、通夜や葬儀を通して、死であったり家族を考えさせられるお話しがいくつか。
    人生が人それぞれであるように、弔い方は人それぞれ。
    『花言霊』によって選ばれる花々が印象的だった。
    私の人生だったら、最後にどんな花が弔われるのだろう。

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    2025年06月11日
  • フラワード

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     失声症の青年と『魔女』の花屋で繰り広げられる生と死と人とのつながりのお話でした。

     主人公は過去の母親との諍いに傷つき、小学生の頃から声が出ない『失声症』になってしまった青年。急な事故で二人暮らしだった母を亡くし、他に身内もいない天涯孤独の身になった十八歳。声が出ないためなかなかアルバイト先も見つけられず困っていたところ、ダメ元で当たった花屋で採用してもらえることに。そこは、見た目二十代後半なのに老人のような言葉で話す『魔女』が営む、弔い花の専門店で、通夜や葬儀の花を『花言霊』で飾る仕事をしていた。アルバイトとしてそれに関わるうちに、主人公は思いもよらないところから自分の家族や『魔女』に向

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    2024年06月02日
  • ディスカヴァー文庫 運命のひとは、忘れた頃にやってくる。

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    オーディオブックで。
    リズミカルな文章と軽快な風呂敷のたたみ方が良かった。コミカルな映画を見終わったような満足感があった。
    好みの問題で、声が自分にあっていたらもっと楽しめたかもなと少し残念に感じた。

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    2024年04月13日
  • フラワード

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    喋れなくなってしまった主人公と自称魔女の葬儀花屋さんの話。
    お通夜で様子を伺い、そこからその場に合いそうな花を見繕って葬儀に飾る。
    言霊を大事にする花屋の主人が選ぶ花は花言葉(言霊)にも意味がある。

    葬儀屋さんのまーさんの話がもう少しあっても良かったなと思った。
    続きが気になると言うほどではないが、アニメを見ているような、1話完結で読みやすかった。小学生などの子でも読みやすい本だと思う。

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    2024年03月22日
  • 生協のルイーダさん あるバイトの物語

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    中学生の子どものために買って、自分も読んだ。優柔不断な主人公に共感する人とイライラする人に分かれそう。スキマ時間に軽く読むにはいいかな。

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    2024年03月02日
  • ディスカヴァー文庫 運命のひとは、忘れた頃にやってくる。

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    お腹くだしてトイレで美女と出会う、少ないヒントで運命の人を探すって物語でもさすがにちょっと設定に無理がある気がする
    パワハラ上司にイライラする

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    2024年01月31日
  • ディスカヴァー文庫 運命のひとは、忘れた頃にやってくる。

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    あまりにも現実では起こり得ないようなことな一方、現実に寄せたような書き方であったためあまり世界に入り込めなかった。先が気になって一気に読めたため、ストーリーとしてはおもしろかった。

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    2023年12月27日
  • ディスカヴァー文庫 運命のひとは、忘れた頃にやってくる。

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    お腹の弱い社畜な主人公が絶世の美女のために、運命の人探しをするをするお話。
    キャラクターが皆個性的で楽しいです。
    メインキャラを主軸とした短編集かなと思いきや、終盤へ向けて今までのキャラが勢揃いし、伏線回収のうえフィナーレを迎え、読み応えもありました。

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    2023年09月23日
  • ウンメイト (本のサナギ賞受賞作)

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    イヤな記憶がよみがえってしまった
    私も通勤電車内でゲーリーに出会ったら最悪です
    本当に思いがけずにやってくるのです
    ア・イ・ツは!

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    2022年09月25日
  • フラワード

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    花言葉、ではなく、花言霊、を込める不思議な花屋で
    働き始めた主人公。

    天涯孤独になってしまった上に、喋れないので
    ろくろくバイトもできない、という主人公。
    花屋以外のバイトのアポはどうやってとったのか、と
    若干気になる部分があります。
    同じく、突撃したのでしょうか??

    色々な人の葬式を見て、人と交流して
    成長していく主人公?
    しかし、祖母といい母親の事といい、途中から
    波のような情報量が、という気がしました。
    花屋の『オーナー』に関して、もありますが。

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    2019年10月11日
  • ウンメイト (本のサナギ賞受賞作)

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    ネタバレ

    当時流行った水野敬也や川村元気の二番煎じのようなものかと最初は思ったが、最後に少し変化を入れてきたので安心した。

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    2019年06月05日
  • ウンメイト (本のサナギ賞受賞作)

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    何か汚れてる感が有るが内容は、うまく繋がっていて、ラストも良かった。 2017.12.18

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    2017年12月18日
  • 生協のルイーダさん あるバイトの物語

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    優柔不断、と聞いて、ドキッとする人は、どれぐらいいるだろう?
    実は、自分も優柔不断。主人公の勇者くんほどではないけれど。でも、「AとB、どっち?」という選択肢で、迷ったことはない、という人の方が少ない気がする。多少なり、迷うことは誰にだってあるでしょう。その極端の最先端を行ってるのが主人公・勇者くん。

    そんな勇者くんに悪魔の手(救いの手?)を差し伸べる、生協のルイーダさん。
    生協と通しての仕事なのに、おもいっきりブラックな匂いしか漂ってこない、一癖も二癖もある怪しげなバイト。
    生協を通してと言うより、ルイーダさんを通して、が正解だろうけど。

    それぞれ一話完結スタイルだと思っていたけれど、最

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    2017年10月31日
  • フラワード

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    後半が焦った展開のように思えてしまったのが残念。とはいえ未来を感じられるラストだったし読後感は悪くない。ただ葬儀屋のまーちゃんのくだりがもう少し欲しかった。

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    2017年08月05日