【感想・ネタバレ】SSRチルドレンのレビュー

あらすじ

東京の下町に暮らす中1の汐。
汐の幼馴染みで5人きょうだいの佑大。
人口の少ない島からやってきた転校生の美玖。
それぞれ家庭環境の違う3人が、お互いのことを知るなかで、
自分の葛藤や悩みを乗りこえて成長していく--。
「超少子化社会」を生きる子どもたちに贈る、家族と友情と、希望の物語。

小学上級・中学から

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Posted by ブクログ

中学1年になった汐は、いつのまにか公園がなくなっていることに気づく。
近所のおじいさんが子供の声がうるさいからと苦情を言ったとか…
幼馴染の佑大に言うと聞きに行こうとなり、だがおばあさんが言うには、おじいさんは認知がありホームに入ったからねぇ、そんなこと言うわけないと。
知らない間に児童館が老人ホームになっていた。

学校では島から転校してきた美玖が、島では猫何いちばん多くて次にじいばあで、子どもはいちばん少ないと言う。
島で8人だけで同級生もいなくて、友だちができて嬉しいと喜ぶ。

だけど3人にはそれぞれに悩みがあって…
ひとりっ子の汐は、大切にされているが血の繋がりはなくて、佑大は大家族で地元では知らない人はいないほどで、美玖は母親が再婚することで島を離れたわけで。
誰がいちばん辛いのかとか不幸だとかじゃなくて、友だちなのに秘密にしているみたいで、それが悲しくもあったのだろう。

SSRとは、スーパースペシャルレアなこと。
卑屈になったりせず、けっして不幸なことでもなく、SSRってカッコイイじゃないかと言う彼らを応援したくなった。



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2025年12月12日

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