山田太郎のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
産業構造の未来について詳しく書かれている本
知識がある程度あればイメージがつきやすい
日本の企業の特徴
・縦割り
・ブラックボックス化
・それによるシェア確保
これからのドイツ
・規格統合による、客先が選べて互換性がある仕組み
・選べるけれども、ドイツの製品から選ぶ流れにできる
・中小企業が海外に向けて売りに出れる
日本のこれからの課題
・国内の覇権争いによるブラックボックス化では海外では勝てない。標準化が必要。
・プロダクトアウトの思想。マーケティングの弱さの改善。
・自動車も危ない。自動運転に必要な地図がないからGoogleの下請しかできない恐れも、、
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Posted by ブクログ
中々興味深かった。
政治的には29万票は死に票であり意味のないことかもしれないけど、社会的には意味のあったことであろう。
シングルイシューに絞ったことは正解だけど、表現の自由といった、ネットやその支持世代に合ったイシューだったから成功したわけで、他のイシューだったらうまくいってないかもしれない。それを汎化して話すのもどうかなと思いました。
しかしながら、今回はそれでうまくいったのは事実。
Whyを強調してるけど、筆者がWhyと思っている根底が本書では分からなかった。別所らしいけど、せめてそこにつながるような話は書いてて欲しかった
あと、仕方ないけど山本太郎の類似商品だ思われているんだよな、一 -
購入済み
日本版インダストリー4.0
最近の政治家の発言にちびまる子ちゃんは可愛いが、「友達に国境はな〜い」に反論。
DIYのjigのmade in Euroを見たときに、このままで日本はやっていけるのか?
過去の技術にしがみつく、縛られる企業体質。「appleの正体」を読んでいたので、理解しやすかった。
その昔、アメリカに留学した心臓外科のDr.がオールズモビルの新車一月でfan beltが切れて、オーバーヒートを騙し騙し修理工場に運び込む。以来、日本製品の贔屓になった。SONYのトリニトロンとアメリカ製を店頭で見比べたら、SONYを買うよね。と。
その日本製が、SHARPの液晶が新興国に昔のアメリカ製を駆逐したよう -
Posted by ブクログ
ネタバレ<読もうと思ったきっかけ>クライアントでIoTに力を入れている会社があって、勉強してみようと思ったため。
<感想>製造業のシステムについては専門的であまり深く理解できなかったが、IoTというものがパラダイムの転換といえるくらいすごいものだと読み進めていくうちに分かってきた。
Googleが開発している自動運転車や、各自動車メーカーが取り組んでいる電気自動車(EV)というのは、これまでの自動車の延長線上にあるものではなくて、まったく別のスペックの製品だということが分かった。これまで日本企業が強みとしてきた複雑な技術という参入障壁を越えた、新たな自動車なのだ。すでに日本のテレビや携帯がガラパゴ -
Posted by ブクログ
ドイツの「インダストリー4.0」あるいはアメリカの「インダストリアル・インターネット」は、世界の製造業におけるIoT活用の標準を握ることを目指している。
日本の製造業の人々はインダストリー4.0を単なる「カイゼン」のツールとして捉えてしまっているがために出遅れてしまった。
著者曰く、インダストリー4.0において重要な戦略が3つある。
「スペック・マネジメント」→市場にマッチしたスペックの製品を生み出す。いま求められているマス・カスタマイゼーションに対応すること。
「スループット・マネジメント」→生産納期の短縮を、部分最適ではなく、世界中の工場を繋げて全体最適を目指すこと。
「アセット・マネジ