下坂幸三のレビュー一覧

  • 精神分析入門(上)

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     やっと手を出した。そんで、疲れる読書を少しでも力にできるよう、読みながらメモったものを書く。


    第一部錯誤行為
     序論だけに、科学的思考と精神分析を説明し、自己の体や意識の反応を『偶然』と切り捨てない精神分析の説明も兼ねる。この時代に今まで生きてきて「無意識が存在する」という知識があるためか、少しくどい。っつーことで内容は略。
    しかしそれだけに、ここまでの反復が必要な時代であったことも感じられる。科学(と当時から認められていたもの)の道を通って得た科学的手法とその経歴を以て、曖昧なものを平易に、しかし数字を用いられずに十分な説得力を持った言葉で語る。この繊細なものを手に取ることができた天才

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    2013年09月05日
  • 精神分析入門(上)

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    ネタバレ

    なんとなく難しいイメージがあったのだけれど、
    タイトルに「入門」と書いてある通り、
    大学での講義をもとにしてあるのでわりかし読みやすい。

    「錯誤行為」
    まず気付くことは、
    フロイトは非常に科学的な人間であるということ。

    反証例をことあるごとに提示し、
    それをひとつひとつ検証していくのは、
    ある側面においてはくどくもあるのだけれど、
    科学者としては正しい姿勢なのだろうと思う。

    有名な「無意識」「欲動」というワードは、
    本書の冒頭ですでに登場している。

    精神分析には一般解はない、
    ということを肝に命じておかなければなぁ。


    「夢」
    夢は眠りを妨げる、
    潜在思想

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    2012年05月03日
  • 精神分析入門(上)

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    自我とは自分の意識のことであり、意識は理性でコントールできる。自分の行動は自分の意識で理性的に決めている。デカルト

    意識された部分(理性や合理性など)は表層的なものに過ぎない。自我の意識の活動にのぼらず、自覚されていない心の奥底がある。無意識。潜在意識。無意識の内容は夢などに現れ、起きているときは意識の底に沈んでいる▼幼い子供にあるのは本能的な欲動だけ。成長するにつれ本能的な欲動を抑える道徳・社会規範を身に着ける。「自分」という意識(自我)が生まれ、本能的な欲動と道徳・社会規範とのバランスを取れるようになる。本能的な欲動が充たされないとき、人は社会的価値の高い欲求に置き換えて昇華させる(芸術

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    2021年07月23日
  • 精神分析入門(下)

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    錯誤行為、夢判断、神経症総論を収録した『精神分析入門』と、
    その後に書かれた補足的な意味をもつ『精神分析入門(続)』をおさめたのが、
    この上巻と下巻からなる『精神分析入門』です。

    それにしてもですよ。
    分析によって突き止められるのは大体において性にまつわることだっていうのが、
    本当かなという疑いとそうだそうだという頷きが半々に生じました。
    この講義(本書)は100年も前のものだけれど、
    性に対して現代的に取り組んでいて、いまもなお古びていないです。
    それはわいせつ性だとかタブー視とか、
    現在にもそのまま残っているものだし、
    そんななかでこれ以上進展しないところ近くまで研究した、
    フロイトの先

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    2015年01月20日
  • 精神分析入門(上)

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    錯誤行為、夢判断、神経症総論の前半を収録した上巻であるのが本書。それにしたって、分析によって突き止められるのは大体において性にまつわることだっていうのが、本当かなという思いとそうだそうだという頷きが半々に生じるようなことでした。100年前のものだけれど、性に対して現代的に取り組んでいて、いまもなお古びていないです。それはわいせつ性だとかタブー視とか、現在にもそのまま残っているものだし、そんななかでこれ以上進展しないところ近くまで研究した、フロイトの先鋭性があるからだと思いました。性は、生殖の妨げにならないようなバランスのとれたところでは、その分析は完成しているのかもしれないです、そう思いました

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    2015年01月12日
  • 精神分析入門(上)

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    夢に関する部分がほとんどでこの部分はあまり興味は無かったけど精神分析に必要なステップだと言い聞かせてなんとか読み通した。全体を通じて性的な事柄の記述が多かったので驚いた。

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    2014年09月04日
  • 精神分析入門(下)

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    精神分析入門(下)

    (上)から16年ほど経ったあとの講義
    より内容が整理されており、
    暴走気味だったように感じられる彼のロジックが
    とてもリファインされているように感じられた。

    精神分析をより身近に感じられた一冊である。

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    2013年04月15日
  • 精神分析入門(下)

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    フロイトの中でもこの本は読みやすかった。
    精神分析の結果が真理かどうかは分かりませんが、
    答えを求めようとする過程が推理小説のようで面白い。
    心理学専攻以外の人にも一度は読んでほしいです。

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    2012年07月22日
  • 精神分析入門(上)

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    心理学や精神のほうに進もうと
    考えていた時期が会ったので、これも
    高校のときに読んだ。大変だった。
    逆にユングのことを知っていけたのは
    自分にとって幸運だった。

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    2009年10月04日
  • 精神分析入門(上)

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    往年の名著、精神分析入門です。
    難解としか言いようがない・・・
    大家でなければ読もうとも思わない作品ですね。
    ただところどころ「なるほど」と思わせる場面がありました。
    そういう意味でも原著に当たるのは価値があるかと

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    2009年10月04日
  • 精神分析入門(上)

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    上下巻 いうまでもなく必読書。
    ただし、フロイトは性的虐待は幻想であると言っています。時代の限界かな。

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    2009年10月04日
  • 精神分析入門(下)

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     下巻では、これまで取り上げた内容を改めて考えてまとめた続精神分析入門も収録。また、最後のほうでは、科学と宗教、哲学の違いや当時流行していたマルクス主義の問題点を取り上げるなど、フロイトの哲学、思想が垣間見える。

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    2024年12月31日
  • 精神分析入門(上)

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     本書は心理学における古典的入門書である。夢の象徴的表現は、思った以上に多彩で、性と関連されることがわかる。上巻では「エディプスコンプレックス」の言及もあり、幼児の性行動について考察される。

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    2024年11月24日
  • 精神分析入門(上)

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    言い間違いとは如何なる場合においてもその人の無意識の本心を表しているという事らしいが、本の中で示されている例がたまたま何れもそのような事例であると言うだけのような気もする、反例の検証がどの程度されているのか不明。それに、本心と言うのがどのような条件下で成り立つものなのかも具体的に検証してあげないと間違えた人達が可哀想。
    フロイトも触れているように、抽象化すれば、どのような言葉であっても本心という定義に該当し得るのではないか。例えば、馬車でどこかへ向かう女性にドイツ語でお供しますと言うはずのところを卑猥な言い間違いをしてしまった事例について、その個別の女性に対して卑猥な気持ちを抱いていた訳でなく

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    2022年12月10日
  • 精神分析入門(上)

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    今月の4冊目。今年の11冊目。

    大分前に買っていた本を読み終わりました。
    正直下巻は読む気はおきません。フロイトの言っていることは面白いのかもしれません。また、同時代的にほかの著名な人と比べてみると面白いかもしれません。しかし、読んでいて、共感ができないところがあったので、最後のほうはじっくり読むことなく、目で追っていく感じでした。

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    2017年11月05日
  • 精神分析入門(上)

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    最後にリビドー登場。
    夢の解釈について表も裏とも解釈できるのであれば、解釈者の主観によっちゃうんじゃないかと思いつつ、曖昧な人間の夢の解釈だからそれも致し方なしなのかな。
    解釈者はあくまで補助者としてしか役割しか与えられないどいうことかな。

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    2015年03月12日
  • 精神分析入門(上)

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    小さな兆候から物事を読んでいく姿勢には好感が持てるが、夢に出てくる様々なものを性的なものと解釈するのには少し抵抗があるし、リビドーによってすべてが成り立つとは思い難い。が、ものを考える姿勢としてはとても役に立つ一冊であると思う。

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    2014年04月21日
  • 精神分析入門(上)

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    精神分析入門

    小学生や中学生でも聞いたことのあるフロイト。
    とうとう手を出してしまいました。

    この一冊はフロイトの熱が込められていて、
    わかりやすいように解説してくれているのがよくわかります。

    晩年には彼の言うリビドーの意味は変化するも、
    彼の考え方がよくわかる、
    入門にはおすすめの一冊。

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    2013年04月07日
  • 精神分析入門(上)

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    いつか読みたい、と思っていて手にした本。
    思い当たる節とか、そういうところに付箋付けていったら付箋だらけになって読みにくい本になってしまった、、、
    まだ上巻の1/4ほど残っている。

    上巻は主に夢の解説なのだけど、結局全部そこに行くんですか?そうなの?人間て?みたいな、ちょっと受け入れたくないような気もする。。

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    2011年12月04日
  • 精神分析入門(下)

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    たぶん、これ読んでから、いろんな意味でいろんなコトに抵抗なくなったのね、、、。って、上巻と同じく、、、。

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    2011年04月04日