佐藤剛史のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
大学の農業経済学の先生で、多数の講演活動もし、飲食店の経営もする著者が、39歳で小学生、中学生、高校生に語る「生き方」、「生きる力」に関する本。「なぜ、僕は生れたのですか?」から始まって「なぜズルをしたらいけないのですか?」とか「学歴って必要なのですか?」とか「なぜイジメはいけないのですか?」、「食の安全、安心ってどう思いますか?」など、63の質問に答える形式で書かれている。
著者は研究者でもあるけれども、教員の家系らしく、その性分が滲み出ているのか、小学校の先生のお話を聞いている感じだった。なので、もう汚れてしまったおれはどうしても純粋に読むことができず…。自分がひねくれていることを思い -
Posted by ブクログ
お弁当。
小学校の給食から中学のお弁当へ。
中学に入って始めてのお弁当。
みんなが弁当を見せ合う中、隅っこで弁当を包み隠しながら食べた記憶が蘇る。
うちは商売人の家庭で、忙しく仕事を抜けれない母がお弁当を作る事はなかった。
いつもお婆ちゃんが作っていた。
白米に甘い卵焼き。少し焦げ付いた野菜炒め。いつも変わらないメニュー。見た目は質素で恥ずかしかった。だから弁当のお昼が嫌だった。みんなが楽しそうに食べてる昼休みのお弁当が嫌だった。だから、お婆ちゃんの作った弁当を朝ご飯で食べて、お金を貰って学食のパンを買って食べた。遠足や行事の時だけ母がお弁当を作ってくれた。いつもと違うお弁当に蓋を開けるときは