石井力重のレビュー一覧
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一目見たら99%の人が「分厚!」と思う本。
56のアイデア出しAIプロンプトがまとまった辞書的な本です。
一言でアイデアを出すと言っても、
「生き物の多様性をヒントに発想を広げる」
「100年後から想像する」
「各種専門家の視点から分析する」
など、いろんな角度での掘り下げ方があり面白い。
生き物の多様性では、「タコの環境認識能力→周囲環境を音声ガイドしてくれる耳栓」のように、普段思いつかない飛躍した発想がヒントになりそう。
特に、最終章のケーススタディが参考になる。気になったところを、どんどん別の視点から掘り下げる使い方は、アイデア出しの参考になる。
特典のAIプロンプト集が公開されて -
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ネタバレ私が特に惹かれたのは、「頭の良さ」だけでは通じない時代が来ていると確信できたこと。
そして「アイデアを出すスピードと質」を同時に引き上げるための具体的な技法が詰まっていて、すぐ試したくなる内容だった点です。
また、特典として付いてくる「全56個のプロンプト一覧と使いやすいプロンプトツール」の存在が、本書をただ“読むだけ”から“使える知識”に昇華させてくれます。
自分の「普段やりたいアイデア出し」にそのまま応用できそうなプロンプトがいくつもあり、手を動かす意欲が湧きました。
たとえば、「異質な要素を意図的に混ぜる」「制約なしで考える」などの技は、曖昧なアイデアに光を当てるためのヒントにな -
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AI活用本というよりは、従前からある企画本・アイデア本と捉えたほうがこの本への期待値がぶれずに済むと思う。
その意味でタイトルがミスマッチではあるかなと。
・企画本として、アイデアを出す・磨く・具体化・それらのヒントを得るための思考方法について紹介されている。
・従来はそのノウハウを手を動かしペンを動かし時間をかけてやる必要があったが、生成AIを活用することで効率的に行うことができる
・そのためのサンプルプロンプトが紹介されている
という構成。
最初の思考方法とその網羅性に価値を感じられれば買って損はしない。
ただ、そこはほぼ既知であり自身で十分使いこなせている方にとってはただのプロンプト -
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アイディア出しで知られる「ブレスト」のやり方や考え方について書かれた本です。近年のオンライン化に合わせてリアル/オンラインのやり方に言及してあります。
ブレストの基本からブレストがなぜ役立つのかが書かれており、ブレストについてまったく知らない方でも不安なく読める構成に思います。
また、ブレストを上手く進めるやり方についても書かれていますが、出てくる問題が「大きくないけど困る」ようなものにも触れられており、実践から得られたリアルな知見が詰め込まれていると感じました。
加えて、ファシリテーターの高度な技術についても語られていますが、技術だけでなく「なぜこのやり方だとうまく行くと考えているのか」にも -
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厚さ4cmはある本書「AIを使って考える時代」とは人間の様々な思考(知的能力)からの発想を入力し、新たなヒントを得るプロセスを指す。人に感動を与えるはその経験や創造力を最大限に引き出したものであり、その努力や探究心ある情熱が大切、とある。これは発想・創造の源を解き、得る辞書的存在(手引書)である。これからのAI活用術とは人が如何に考えをまとめ入力出来るかであり、その繰り返しから新たな発想を生み出していく時代へと変わる。
巷ではAI化で「脳を使わない時代に」とも言われるが、思考力の格差は今後一気に広がると思う。その格差をつける為に自分なりの発想プロセスを本書から得ることは大切だ。気になったことは -
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商品開発、事業開発、販売促進を中心に、仕事におけるAI活用を最大限まで引き上げるための辞書。内容はプロンプト事例集の様相だが、どのようなケースでどのようなプロンプトを使って対話すればよいかが示されておりイメージしやすい。600ページあるがポイントを掴んでリファレンス的に活用するのがよさそう。プロンプト集が付録しており実践的。
大きく活用シーンは、アイデアを広げる・深める、企画する、リーンキャンバスにまとめる、プレスリリースを出す、課題検証、課題分析や解決方法など多岐にわたる。
AIとの向き合い方として、プロンプトを投げて想定レベルにない回答が得られた際にも、継続して対話をして使えるようにするこ -
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ネタバレ超有名な「アイディア・スイッチ」著者が満を持して約10年ぶりに書き下ろした本。
ブレストという題材に特化しているため、「アイディア・スイッチ」を読んだ時ほどの驚愕は無かったが、まぁ良本。知ってる内容が多いので身に付けられた項目は限定的かな。
オンラインブレストでzoomでブレイクルームを使って複数チームに分かれてブレストやるなど最新の内容が盛りだくさん。ブレストの時間配分や出されたアイディアの比率などブレスト実施時のノウハウ盛りだくさん。
youtubeでの講義動画も多数。
<以下、ネタバレメモ>
・良いアイディアのスクリーニングの仕方として「魅力度」と「実現可能性」の2次元グラフを書 -
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ネタバレ概観・基本コンセプト
・「AIを使って考える」=AIに丸投げするのではなく、人+AIで共同的に発想を行うスタイル。著者はこれを「ハイ・ブレスト(H-AI ブレスト)」と呼ぶ。
・本書には、思考や発想支援の既存技法をAI向けに再設計した56の技法が収められており、それぞれに対応するプロンプト(AIへの指示文)が付されている。
・Web上には、56個すべてのプロンプトをまとめた「読者向けプロンプトツール」が公開されており、実際にコピー・貼り付けして使えるようになっている。
・主な技法とプロンプト例(テーマ別ハイライト)
以下では、各章から代表的な技法をピックアップし、対応するプロンプト例を交えて