山田胡瓜のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
印象に残ったエピソード。
以下
ネタバレです!!
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中年も半ばを過ぎたパッとしないヒューマノイド(この作品世界の中ではヒューマノイドは人間と同じように暮らしている)が人生をやり直したいと考えます。
彼はヒューマノイドの医者である主人公を訪ねる。
ヒューマノイドですからAI部分のみを取り出して、子供の状態のロボットにAIを移植して
人生(ヒューマノイド生?)をやり直すということも可能なんですね。
で、医師に言われたとおりにインプラントというプラグを体に差し込むと・・・。
彼は頭の中は大人の状態のまま10歳になっています。
知識や知恵はそのままで周りは
10歳の子供として彼を扱ってくれるわけですから
いろんな意味でやりたい放題です。
で、最初はけっこううまく周りとやっていくこともできるのですが
だんだんと違和感を感じ始めるんですね、
どうにも思ったように楽しくもないし、なにかおかしい。
そしてついに・・・・。
というところで彼は元のさえない中年ヒューマノイドとして目覚める。
どうやら先程までの体験はヴァーチャル・リアリティだったようです。
医師によれば、彼と同じように過去の戻りたいというクライアントには
まずこのVRを体験してもらいそのうえで
本当に過去に戻りたいのかを判断してもうらそうです。
そこで、医師が彼に言う言葉がけっこう強烈なんですね。
「人生をやり直したいんじゃなくて、いつまでも子供でいたかったんじゃないのか?」
ぐぐぐぐ、強烈ですね。 -
Posted by ブクログ
設定は人口の10%が人工知能を搭載した
ヒューマノイドという近未来世界。
主人公はヒューマノイドたちの故障や病気を治す医師。
話の展開としては、ヒューマノイドたちの苦悩や葛藤を
主人公の医師が解決する、というパターンです。
一話完結型の極上のエモーショナルな
ショート・ショートのようなマンガです。
ちなみにヒューマノイドは人間の存在を脅かさないように
筋力や能力の上限に限界が設定されています。
するとヒューマノイドとして人間と同じように
喜怒哀楽を持っていながらも
いろんな壁にぶち当たることにぶち当たることになります。
例えば陸上競技をしているヒューマノイドが
いくら努力していても一定以上の筋力を持つことを
禁止されているためライバルたちにどんどん追い抜かれていく
という話があったりします。
で、自分は「ロボットダカラシカタアリマセン。」
となればいいのですが、悲しいことにか、
あるいは、ありがたいことにか
そのヒューマノイドには
悲しくなったり、苦しくなったり、
追い抜いていくライバルたちを憎んだりするという
人間そのもののような感情が搭載されているんですね。
そのように人間以上に人間らしい
彼らの苦悩がこのマンガでは描かれています。
まぁそのあたりというのはAIという極めて今的な
モチーフを用いて「人間」そのものを描いている
ということでもありますね。
そしてこのマンガのすごいところは
上記のようなヒューマノイドたちの悲しみに対する
主人公のクールでありながらハートフルな
治療法というのが素晴らしいのです。
そうとうオススメのマンガです。
2017/08/23 15:36