濱中淳子のレビュー一覧

  • 大学でどう学ぶか

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    大学生に高校時代から大学受験を経て就職までのライフストーリーのインタビューをキーガンの発達論のステージで分けたものである。結論としては、大学での教員との長い接触が関係し、さらに有名大学に入学するための受験勉強を集中的に長時間行っているという横並びの学校歴が関連するということであった。大学でのアルバイトとサークルからみるとまた違った面が見えてくるかもしれないが、教育社会学的な研究でひとりひとりのインタビューから論を組み立てるとこうなるということである。

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    2025年11月18日
  • 大学でどう学ぶか

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    ちくまプリマーはやっぱり最高。
    大学ってなんのために行くのか考えていたところに偶然出会い、勉強になりすぎて線を引きまくった。

    成長至上主義と思われるかもしれないが、やはり学ぶこと、そしてアウェイに飛び込み、大人たちと対話を重ねることは確実に自分を変化させ、より良い自分に改造してくれる。成長最高、成長最高!

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    2025年06月29日
  • 「超」進学校 開成・灘の卒業生 ──その教育は仕事に活きるか

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    中学入学時にすでに高い認知能力を持つ開成や灘の卒業生が、社会に出たときに能力を活かせているか、満足のいく人生を送っているか、収入や社会的ステイタスは高いのか、社会を牽引するリーダー的役割を担っているのかを、独自の調査を元にまとめている。なかなか興味深い。

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    2016年08月01日
  • 「超」進学校 開成・灘の卒業生 ──その教育は仕事に活きるか

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    教育社会学の調査の完成度の高さと、新書としての読みやすさのバランスが取れている非常に興味深い本書であった。ただ、知見が一般化できにくく、研究のための研究になってしまっているのが残念に感じた。

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    2016年03月31日
  • 大学でどう学ぶか

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     6人を例にして、大学での学び方を問うています。
    本書の中で
    E大学は、エリート大学(関東)
    M1大学・M2大学は、中堅大学(関東)
    N大学は、ノンエリート大学(関東)としています。

     全体を読んで(わたしなりに)おおまかに要旨を書くとすれば、規模の大きいエリート大学では教員と学生との接触が少なく、それによって学問への興味を維持しにくくてサークル活動などに力を注ぎがちになり4年間を無為に過ごしたと振り返る学生が多い、ということでしょうか。
     それでいて、学(校)歴のチカラは依然あり(就職活動においていわゆる有名大学は有利)、大学進学後の「学び」の質とは無関係な次元で企業の人事活動が行われてい

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    2025年07月06日
  • 大学でどう学ぶか

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    中高生向けの本らしい。
    それを知ってて読んだ。
    自分の仕事に役に立つかもしれないと思ったから。

    正直高校生でも少し難しいんじゃないかと思う内容だったけど、一方で親世代が読んでも面白いと思った。

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    2025年04月21日
  • 「超」進学校 開成・灘の卒業生 ──その教育は仕事に活きるか

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    意外な結果というものはなく、やっぱり灘や開成といったエリート校を出た人は、それなりの職業に就き、そこそこ満足のいく成果を出せているのだなぁと思った。世間の人が期待しているような、ガリ勉をしてきたから、人間関係がうまく築けないということもなさそうです。

    ただ、印象的だったのが、「開成は素直な気持ちで生きていける場所です。しかし、一歩外へ出れば、人間関係は嘘とかけ引きの世界ということころがあります。開成で6年間育つと、そうした世界に対応することが難しくなります。」という卒業生の言葉です。確かに、開成くらいになると、みんなそこそこ実力がある生徒ばかりだから、人の足を引っ張ったりする必要もないのだろ

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    2016年08月25日