浅海ユウのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ聴覚と嗅覚に刺激のある描写があった。まず聴覚ではオウムのキバタンが人語を話すのだが口が悪い。ちょっとイライラ。音量注意!と言いたくなるほどのやかましさ。
そして嗅覚。古い定食屋の焼き魚の匂い。とくに詳しく描写されてるわけでもないのだけど、香ばしい匂いが漂ってくる文章だった。
主人公の律志くんはデビュー作を発表してからなかなか次の本を出せないでいる。担当編集の水野さんが律志くん(ペンネーム「綾野リツ」)の作品にほれこんでいる。次の作品を世に出そうと親身になってくれる。これはぜいたくなことだと思う。それなのに律志くんは自分の作品に自信がない。プロットが面白いのに五百ページ近い原稿をゴミ箱に捨てて -
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Posted by ブクログ
夢破れて故郷に戻る途中で寄る羽目になったのは
祖母の知り合いの料亭。
どんちゃん騒ぎに参加している時点で
結構考えなし、の気がします。
しかも自宅に戻って、祖母の家に行く、とか
行動力と決断力がすごいです。
光熱費どうするのですか? とか思いましたが
突っ込みどころはそこではないかと。
手伝いでお金を稼ぐ、という現実ですが
それ以外は?
むしろそこの息子たる彼の給料は大丈夫なのか?
という謎も出てきます。
一体いくらで雇われたのか…。
賄いにつられているので、それでもよし??
母親へのごはん、嫁入りのために解決したもの
いなくなる前の最後の晩餐。
ご飯は、食べて幸せになるものです。