カラスのレビュー一覧

  • MAMA

    Posted by ブクログ

    ●人喰い魔物のママとなろうとした少女の物語。これも秀逸な作品だと思うけど、『ミミズクと夜の女王』の方が好きかな。

    0
    2025年09月04日
  • MAMA

    Posted by ブクログ

    魔術の才のなかった少女と人喰いの魔物の出会い。「貴方のママになってあげる」愛を求めたものが愛を捧げる相手と出会う絆の物語。
    物語世界に耽溺する悦び。それが紅玉ファンタジーの味わい方でしょう。堪能しました。添えられた短編で味わいが一層際立ちます。

    0
    2022年08月05日
  • MAMA

    Posted by ブクログ

    優しさってなんだろうねって。
    憎しみにも負けない愛とか。
    というより、絆がほしいんじゃないかと。
    トトとホーイチ、ミレイニアとダミアン。
    親子と兄弟。優しさって寂しさからくるのかもね。

    0
    2021年07月26日
  • 死んだ女は歩かない

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    「コオロギのにおいって知ってます」ーーーー


    強い女が好きなので、良かったです。バトルもスピード顔がある。箱庭なので地域変化は少なくて分かりやすい。会話が口調に特徴がないので一斉に喋るところの理解がしずらかった。でも変に独特な語尾を付けないところが強い女ぽくてキャラクターとして好みだった。一話ごと完結というか、登場人物がやられていくので、4話までの理解がしやすかった。輝十字の活躍に期待

    0
    2019年12月30日
  • MAMA

    Posted by ブクログ

    ミミズクよりも先に読みました。
    読後、なんだか足りない感じ…
    と思いつつ、何度も何度も読んでしまいました。
    とても良かったです。

    0
    2014年06月17日
  • MAMA

    Posted by ブクログ

    初読のべにたま作品。表紙買いした訳では無いと言えば嘘になる。
    ホーイチは優しい子。べにたま作品は優しさでいっぱいですね。
    ミミズク読後に再び読んだらまたその楽しさもありました。

    0
    2013年05月27日
  • MAMA

    Posted by ブクログ

    なんとなーく予想出来たラストだったけど、やっぱり切ないなぁ…

    どっちが大切かなんて選べないよ(T ^ T)

    0
    2013年04月11日
  • MAMA

    Posted by ブクログ

    「ミミズクと夜の王」は凄かったけど、この「MAMA」はそれと同等、いやそれ以上かもしれない。
    当時1年開けて刊行されたのも納得のクオリティ。そして何より作者の丁寧さ、物語そのものに対する愛を感じる。

    どこか歪みつつも美しい家族の愛の物語、超オススメです。

    あとに付いてる短編「AND」がまた本編を際出させてくれる素晴らしい作品。
    個人的にはティーラン嬢が出てきただけでもご褒美だったのに、こっちのラストも素敵でした。

    0
    2012年09月28日
  • MAMA

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    人喰い物語3部作第2弾。
    〈人喰いの魔物〉と少女の織りなす歪な親子の物語。
    歪んではいるもののお互いに求めあうトトとホーイチの関係性にはホロリと来た。同一世界観とのことでゲストキャラの登場も楽しめた。

    0
    2013年07月21日
  • MAMA

    Posted by ブクログ

    人喰いの魔物と落ちこぼれの女の子の話。

    トトもホーイチもお互いを必要としてて、依存しあってて、どこか歪んでいたけれど、大切にしたかったんだろうな。

    0
    2012年06月28日
  • MAMA

    Posted by ブクログ

    これは落ちこぼれの魔術師トトと人喰いの魔物との物語。
    魔物に両耳を奪われてしまったトトだが、孤独な魔物のママになろうとする。

    「トトにはあなただけ…」「…ボクにもきみだけだよ」

    ラストは涙が止まらなかった。

    0
    2019年01月16日
  • MAMA

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    ・サルバドールの落ちこぼれ、トト
    ・「兄さんと妹と死ぬまで一緒にいなくちゃいけないらしいわ」




    ■1章
    pp1-73
    サルバドール一派の愚かなる劣等生トト。彼女は生来の才能の無さからそうした恥辱に甘んじていた。ついにはサルバドールから追放される、という話も持ち上がる。
    「もう魔法などできなくてもいいのよ」と言って欲しかった母にも、望む言葉はかけてらえず癇癪を起こしてトトは走り出す。

    行く先には一族に伝わる禁書の棚。その最奥、封印された鍵を壊し、敢えて扉を開いてしまうトト。暗闇に確かに息づく魔物が彼女の耳だけを攫っていく。倒れる直前に彼女は水色の玉を見る。それは魔物の瞳なのである。


    0
    2019年07月09日
  • MAMA

    Posted by ブクログ

     確かに感動的ではあるのだが、突き抜けていないせいでハマりきれなかった名作。
     前半部分は話のテンションが低過ぎて感情移入できなかったのが残念。内容的には強大な魔物の母親になろうとして孤軍奮闘する印象的な話であるのだが…。後半は呪われた石を手にしてしまった泥棒と偽妹との話。良い話ではあるが何分にも短すぎるのと本編のおまけ的要素として書かれていたことで物足りなかく感じてしまう。

    0
    2016年09月10日
  • MAMA

    Posted by ブクログ

    ずいぶんと前に読んで、細かいところは全く覚えていないのだけれど、でも。

    強い力を持ったモノが自分を愛してくれるというのは。
    そのモノを身のうちに秘め従えるというのはとてつもなく気持ちの良いことだよなと。そんな可愛らしさの欠片もないことを思ったことは覚えている。

    0
    2015年05月07日
  • MAMA

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    とある国の落ちこぼれ魔術師「トト」。
    彼女が迷い込んだ先は人食いの魔物を匿っている先。
    褐色の肌。目元には三連のホクロを持つ魔物。
    そこでトトは耳を喰われた。
    が、引き換えに聞いた事のない国の言葉でも話せるという力を手に入れる。
    そして、その人食いの魔物に「ホーイチ」と名付ける。
    ホーイチはトトにママになって欲しいと使い魔になる。
    トトはホーイチのママになった。

    年を重ね外交官として働くことになったトト。
    トトは「天国の耳」という二つ名を持った。
    ティーランという姫様はトトを気に入って。
    人目がないときは普通に話すことを進言。
    トトも、ティーランも人から狙われる位置にいることは変わらない。

    0
    2015年04月16日
  • お伽鬼譚 亡者と鬼哭の怪異譚

    Posted by ブクログ

    まあいわゆるおとぎ話もの。
    原因となった「おとぎ話」の解釈なんかは面白かった。確かにそう言われればそういう話にしか見えないわ。死んだ妻を黄泉の国まで連れ戻しに行く話は昔から色んな国であるし。
    そう考えると、おとぎ話自体なんらかの謎かけだった説もあるかも。

    話は普通というか、ちょいちょい心理の移り変わりに付いていけないところがあった。

    0
    2015年03月29日
  • MAMA

    Posted by ブクログ

    これが愛の話とは言えません。いや、愛なんですけれども哀なんです。
    今作では人喰いの魔物“ホーイチ”と落ちこぼれのサルバトーレ(魔術師の一族)の親子関係が描かれます。それが悲しいのなんのって……。流石紅玉さん、不幸の中に愛情を(哀情?)を紡ぐその作風は二作目ながら存在します!!
    そして対になる中編『AND』も所収されています。こちらでは家族でない家族の話が描かれます。けれど、こっちの方が家族っぽい愛情を感じるのは何故でしょうね……?

    0
    2014年06月14日
  • MAMA

    Posted by ブクログ

    紅玉いづきさんの作品は痛くて綺麗です。
    これを最初に読んだら、少し短いけれど切なくていいなって程度だったかもしれません。やっぱりミミズクが良すぎて期待しすぎたかなー。

    0
    2014年04月26日
  • MAMA

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    2年前に読んだのは覚えていましたが、星四つつけていてどんな内容だったかさっぱり覚えてなくて再読しました。

    可読性はあるんですが、内容が濃いわけではないです。

    落ちこぼれの魔法使い少女がいて、魔物のいる神殿の奥に行って耳を喰われ、十年以上その魔物を使い魔としてそばに置き、魔物から喰われたその耳が異国の言葉も理解することから、ヘブンズイヤーとして外交官の仕事してたら、ヘブンズイヤーを持った少女を尊師として候補にあがったために、自分を守るはずの一族が襲撃してくる。それを守るのは使い魔の役目なのに、旅人が少女を守るといい、魔物はその旅人と一体となった。
    そしてその旅人と結婚した少女が生んだのは、依

    0
    2014年02月21日
  • MAMA

    Posted by ブクログ

    ラベンダー色の瞳の落ちこぼれ魔術師・トトが耳と身代わりに手に入れたのは最強の使い魔。
    お互いに「この人しかいない」って思い続けていた所から、状況が変わるまで、それにどう決着をつけるかまでがストレートに描かれていて、読みやすかったです。

    0
    2013年04月13日