青木俊のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
冤罪を巡り、検察/司法vs.遺族が死命を掛けた攻防を繰り広げる。フィクションとノンフィクションの狭間にある、ギリギリのラインでの展開が面白い。
真犯人は意図的に分かりやすくしているのか、全体の筋は分かりやすい、というか想定通りに運ぶので、するすると読める。
娯楽小説としては★4でも良いと思うけれど、登場人物がすべて型通りというか、テーマの重さに対して軽く、深みが感じられず、感情移入できずに終わった点が残念。
特に、ひかりのキャラがコロコロ変わり過ぎて、雑な描写が目立った。
冤罪事件、DNA鑑定の瑕疵を読むなら、清水潔『殺人犯はそこにいる』の併読を強くおすすめする。非常に優れたノンフィクションで