こうじま奈月のレビュー一覧
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元SPのドSでイジワルなボディーガード×超資産家で元政治家の祖父を持つ、人付き合いの苦手な大学生のラブコメディ。
世間知らずで箱入り息子で育ってきたのに、誰かに頼ってばかりじゃいけないと頑張って一人暮らしを始めた春真がかわいくてキュンとします。そんな春真を心配する母親が雇ったのはサイテー、サイアクなガラの悪そうなボディガードの昇陽です。
いくら心配だからといっても、息子にこんなボディガードつけるとは何かワケアリな感じですが、まだそのことについては説明されていません。
初心で可愛いからついいじめちゃう攻と、それを必死に撃退する意地っ張りな受、という二人の関係がいいんですよね。そして、最初はお子ちゃまな春真をからかってばかりいた昇陽がだんだん本気になってしまうところがツボです。
デリカシーが欠如していて、春真に対してもちょっと酷い扱いをしてしまう昇陽ですが、最初はガキのお守りなんて…とか言ってたわりになんだか職務以上のお世話を焼いちゃったりしているんです。
あれこれされて、涙目になっている春真がかわい過ぎ!なので、護らなければという職務的な思いがぶっとんで、護ってやりたいという強い気持ちが生まれてしまった昇陽なのです。
しかし、春真は、昇陽に庇護されなくても何とか自分の力だけで生活したいと意地を張ってしまうんですね。そして、結果危険な目に遭ってしまうのですが、そこはもちろん昇陽が体を張って護るんです。
やっぱり、ボディガードっていうのはかっこいい。萌えます。
エロ的には今ひとつってところかな。何しろ春真がほんとにウブなので…キスひとつで大変なことになっています。
アニメイト限定版にはCDがついています。昇陽が置鮎さんで、春真が杉山紀彰さん。「おたふく風邪事件」のエピとトークが入っています。
オッキーは「このCDは前フリですよね?」と完全版の発売に意欲的な発言をされてました。
ト○コ&テ○プリもいいけど、BLCDのオッキーも最高です! -
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ネタバレ駅で倒れた藍原を助けた車掌は、数年前に変われた元恋人の国領だった。
相変わらず無口で無愛想なものの、過去など忘れたかのように接してくる国領に再び心惹かれる藍原。
けれど、自分には「お試し」とは言え、付き合っている相手でもあり、職場の上司でもある三神がいる身。素直に国領を受け入れるわけには行かなかった。
けれど、国領に惹かれていく気持ちは止められず、分かれた原因を思い出して、二度と傷つかないように国領を避ける藍原。
ところが、三神が女性と一緒にいるところを勘違いしたコック量が、激情に任せて藍原を襲ってきて……。
藍原はうっかり流されそうになってしまう。
そんな中、国領に言われるがままに、不義理をしていたはずの同級生の集まりに顔を出すと、今度は国領の元カノに、再び国領と付き合えるように橋渡しをしてほしい、と頼まれる。
自分なんかと一緒になるよりも、ちゃんと女の人と一緒になった方が、国領にとって幸せだと思った藍原は、身を引くことを決めるが……
という話。
まあ、よくある性別の壁をどう越えるかが、問題になる話でした。
藍原は自分の存在が邪魔になると思って、一方的に国領に別れを告げるけれど、結局忘れられなくて元サヤ……という。
そういう王道な話が好きな方にはオススメです。 -
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ネタバレグルメ雑誌の編集者・安藤昌人は、雑誌の廃刊の危機に立たされていた。
そこで、記事が載れば雑誌の売り上げアップである有名レストラン『リストランテ・ラ・ベランダ・ミラノ』を取材するように、編集長命令が下りる。
実は、昌人の年下の幼馴染みである徳田翔一郎は、スー・パティシエとしてそのレストランに勤めているのであった。
昌人としては、翔一郎を利用しているようで気が乗らなかったが、雑誌の廃刊の危機がかかっているとなると、そうも言ってられない。
嫌々ながらもミラノへ向かうこととなる。
けれど、昌人にはもう一つ、翔一郎に会いたくない理由があった。
それは、二人がまだ若かった頃の過ちで、それが理由で昌人は翔一郎と距離を置くようになり、その後、翔一郎はミラノへと留学してしまったのだった。
そんな過去のことなんて、翔一郎がもうすでに覚えてないことを期待してミラノに向かった昌人であったが、翔一郎は、会わない間に誰もが目を見張るようないい男に成長していた。
そんな翔一郎の成長に、胸をトキメかせる昌人であったが、再会した翔一郎に「俺のことが好きになったら、会いに来る約束だった」と迫られる。
しかし、昌人が拒むと、翔一郎はそれ以上の無理強いはしてくることなく、昌人は余計に罪悪感が痛む結果になる。
おまけに、自分の勤めるレストランで昌人に食事をしてほしい、と予約を取ることすら困難なレストランに招待されて……
という感じで。
昌人は、ものすごく翔一郎を利用している罪悪感にかられながら、雑誌を廃刊させないためと、プロ意識からこっそりレストランの情報を取材する。
一方で、翔一郎は昌人に対する想いを隠すことなく迫ってきて、本当は翔一郎のことが好きな昌人は、ますます思い悩む。
けれど、翔一郎の両親とも知り合いで、「翔一郎のことを頼む」と言われている昌人としては、素直に翔一郎に身を任せることもできるはずがなくて、ますます苦悩が深くなってしまう。
そんな感じの話でした。
翔一郎は、完全に大型犬。
「昌人! 昌人!」と言いながら、昌人に対して尻尾を振っているような男の人。でも、時折、成長した翔一郎からは、狼の片鱗のようなものが見えてるけど、やっぱり最後まで大型犬だったような気がします。
一方の昌人は、もって生まれた美しさから、モテはするものの、イマイチ乗り気になれなくて未だに恋人がいたことのない実は一途な男の人。けれど、責任感もあるから、素直に翔一郎と結ばれることもできない。
おまけに、過去の過ちも、翔一郎に押し倒されたのは自分なのに、自分が翔一郎をそんな目で見ていたからだ、と思っていて、余計にがんじがらめ。
で、まぁ、結局は、翔一郎の勤め先のレストランの先輩カップルに背中を押される形で二人がくっついてめでたしめでたし。
また、昌人が翔一郎の思い人であったことから、あっさり取材の許可も出て、雑誌も無事、続くことになって、更にめでたしめでたし。
ハッピーエンドでした。
ベタな展開の話ですが、登場人物の気持ちがきちんと描かれているので、退屈な感じはありませんでした。
大型犬攻めが好きな方にはオススメです。 -
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ネタバレ新米駅員の山科は、事故のため運休している電車のホームで、酔客に絡まれているところを、怖そうな外見をしたサラリーマンの岩元に助けられる。
実は、山科は毎朝ホームで会う岩元に密かな恋心を抱いていたのだ。
そのことをきっかけに、山科は何とか岩元をお礼の食事に誘うことに成功する。
ところが、その帰り道、公園で休んでいたところを何者かに襲われてしまう。間一髪のところを、岩元に再び助けられるが、その何者かに、実は山科は、襲われた際に、媚薬を飲まされていて、それに気付いた岩元にされるがままに抱かれてしまう。
ところが後日、ホームで会った岩元の薬指に光るものを見つけてしまい、山科は激しく落ち込む。
今後、会うのは止めにしようと思ったけれど、岩元の巧みな話術につられて、ついついその後も山科と一緒に出かけることは続いていた。
けれど、今度は岩元の秘書から岩元と会わないようにと言われ、しかもその矢先に山科に異動の話が持ち上がる。
山科は、自分なんかいない方が岩元は幸せになれるに違いない、と岩元に「もう会わない」と告げるが……
という話でした。
最初に行動に出たのは、山科だったけど、その後、積極的に押し捲っていたのは岩元で。
でも、山科はどうして自分がそんなに押されているのか理解できなくて、岩元から距離をとろうとする。
けれど、結局岩元が諦めなくてハッピーエンド! という話でした。
割と王道な話なので、誰でも好き嫌いなく読めると思います。
その分だけ、パンチは薄いですが。 -
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ネタバレ前作「グランシェフの恋愛事情」にちょこっと出てきていた鮎川さんのお話。
ずっと想っていたグランシェフの小田桐に失恋したシェフの鮎川雪彦さん。
小田桐の恋の相手は、入ってきたばかりの新米シェフで、職場でも随所で彼のことを小田桐が大切にしている場面が目に入ってくる。
クールだけれど本当は優しい鮎川は、小田桐の想い人のことも嫌いになれず、切ない胸の内を必死で隠しつつ、小田桐の下で働いていた。
けれど、そんな心情を店のオーナーであるアルマンドに見破られてしまう。
アルマンドは以前から、鮎川に対して自分の想いを伝えてきていたが、鮎川はまったく本気にしていなかった。
けれど、そんなアルマンドから、「小田桐の下にいたければ、滞在期間中だけ、専属シェフとして食事を作ってくれ。デザートはキスで」と命じられる。
それを聞いた鮎川は、金持ちの気まぐれだろう、どうせすぐに飽きられる、と考え、小田桐の側にいるためだけにアルマンドに従うことを決めるのだが……
という話でした。
鮎川が小田桐に抱いていた気持ちは本当は、「憧れ」であって「恋愛感情」ではなくて、アルマンドと接しているうちに初めてアルマンドに対して欲望を抱いて、自分が小田桐に抱いていたのは恋愛感情じゃないということに気が付く。
そして、今まで抱いたことのない気持ちをアルマンドに対して抱き、混乱する……という話でした。
鮎川はクールビューティーのように見えて、実はものすごくピュアで、恋にも慣れてない。そんな鮎川が恋に気づいて自分に正直になるまでのお話でした。
割と王道よりなので、好き嫌いなく読めるかと思います。 -
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ネタバレ鷹野和哉は、一年前の出来事が忘れられずにいた。
料理人の新人賞を取った大会で、完璧だと思える料理を仕上げたのに、思い切りけなされたのだった。
自信満々だった和哉は怒り、そのけなした相手――超有名レストランの天才グランシェフ・小田桐総一郎に自分を認めさせようと必死で努力してきた。
そして、ついに自分の実力を認めさせる機会が巡ってきた。
小田桐がグランシェフを務めるレストランで採用試験があるというのである。
和哉は、その採用試験の書類審査・一次試験をパスし、面接試験までたどり着いた。そこで再会した小田桐は、和哉を見ても何の反応も返さない。
悔しさから、暴言を吐いてしまった和哉に、なぜか小田桐から採用の連絡が入る。
まさかと思いながらも、嬉しく思った和哉だが、入って早々、先輩たちの冷たい視線に晒されることになる。
そしてつい、売り言葉に買い言葉で、看板メニューを再現できる! と言い切ってしまい、「二週間で再現できなかったら辞める」という約束をしてしまう。
けれど、その指導を小田桐が務めてくれることになり、その上「失敗のたびにキスマークを一つつける」なんて嫌がらせのような宣言をされるが……
という話でした。
相変わらず、フルネームを書いた後、登場人物の視点がいったりきたり。
今回は、和哉と小田桐の視点を行ったり来たりでした。
おかげで、登場人物の想いがどっちもよくわかってよかったんですが、相手の気持ちがわからない! というもどかしさを楽しむのは半減してしまうなー……と思いましたが。
逆にどっちも想い合ってるのに何でくっつかないんだ! という第三者的な視点では楽しむことができるのがこの書き方の面白さかもしれません。
ストーリーとしては最初に書いたとおりで、最後は和哉が自分も小田桐のことが好きなのだ、と認めてハッピーエンド。
気が強いですが、その分だけ思い込んだら一直線なので、その辺りはかわいかったです。 -
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ネタバレ思ったよりも読みやすくて、さらさら読めました。
姉のお供で訪れた超有名ショコラティエ・一宮雅人が経営するカフェに行った大学生の浅野葉平は、夢のように美味しいチョコレートを口にした。
「もう一度あのチョコレートが食べたい」と思う葉平だけれど、甘い物好きを隠しているため、姉と鉢合わせする可能性があるその店には近寄れず、また、女の人ばかりのその店に一人で入る勇気もナシ。
そんな時バイト先に訪れてきた一宮と会う。
ついうっかり彼の作るチョコレートの美味しさを熱く語ってしまった葉平に、将人は「チョコレートを食べさせてあげる」と自宅の住所を葉平に手渡す。
ただし、自分はゲイだと告白した上で「その覚悟があれば」の条件付き。
まったく恋愛慣れしていない葉平は、戸惑うけれど、チョコレートの魅力には勝てず……
という感じの話でした。
最初に行ったように、またどうせ頭の悪い受けが意地悪なシィコラティエな攻めにあっさり手篭めにされちゃう話なんだろうな……と思っていたら、まったくそんなことはなく。
葉平は、甘い物好きでどちらかというとしっかり物の大学生で、実家が喫茶店をやっていたために、自身も立派な「バリスタ」になりたいという気持ちのある子。
ちゃんと自分で物事の考えられない男じゃなくて、その点はとっても高感度が高かったです。
一方の攻めである雅人は、葉平に一目惚れ。
葉平のバイト先に行ったのも偶然などではなく、同僚から葉平がその喫茶店でバイトしていると知った上でのこと。
ただし、葉平に声をかけたものの内心はビクビク。
年上のさがで、決してそれを葉平に知られないようにしているけれど、実は葉平がちゃんと自分を好きになってくれるかどうか自信が持てずにいる……という感じの人。
なので、どちらが一方的に主導権を握っているわけでなく、きちんと雅人も葉平のことを尊重している感じがなおのこと好感度が高かったです。
後、気になったことは、この人の文章の癖なんだというのは、もう一冊、この人の小説を読み始めてから気が付いたんですが、いちいち、視点が変わるたびに、前にタイトルみたいに名前を書くんですね。
とってもわかりやすくていいけど、これってどうなんだろう……? と思ったり……。
なくてもちゃんと読み進めればわかるんじゃないのかなー……と。
この辺りのことは暗黙の了解で読み取れ! というのが今までの小説だったので、その辺りにちょっとだけ違和感を覚えましたが。
それ以外は特に問題なかったです。
ライト目なBLがお好きな方にはオススメです。 -
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ネタバレというわけで、シリーズ物の2冊目です。
結局ヤられちゃった悠里君(受け)は痛みにうめいて学校を休んでしまいます。
それからというもの悠里君は自転車→電車通学を決行。
とりあえず悠里君を手に入れたと思っている心理君(攻め)が忙しくなったから……ということもあったんですけど。
そこに現れたのが、帝明日真君。
彼は実は校内に隠れシンパのいるくらいの心理君に次ぐ人気者だったり。心理君はそんな帝君を「危ないやつだ」というのですが、素直で人を疑うことを知らない悠里君はそれを信じません。
そんなことをしているうちに、悠里君は自分を「一千万で買う」と言った男に攫われてしまいます。さすがに心理君のこともあって身構えた悠里君ですが、何を隠そう男の正体は「アパレルメーカーのオーナー」で、悠里君にモデルを頼みたかったそう。
けれど、赤点を4つもとった悠里君は夏休みは補習のために学校に行かなくてはいけなくてはなってしまい、家族と一緒の海外に行けなくなってしまうことに。
しかし、またもや心理君に誤解され、してしまわれることに……。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ続き物シリーズの第1弾、です。
物語はすっごく美人の天野悠里君(受)が道に迷ってしまうところから始まります。
何せこの悠里君、道を歩いていたら女の子に間違えられた挙句ナンパされてしまう、という超☆可愛い顔の持ち主(おまけに無自覚)。
でも、一応自分がナンパされやすいという自覚だけはあるので「三百万出してくれたら」と言ってナンパを追い払ってしまうのですが、あろうことか、その三百万を出してしまう男の人が現れる。
本気じゃなかった悠里君はびっくりして逃げてしまいますが、途中で受取ったままにしてしまった三百万円を落としてしまううかつさ……。
何で三百万のも大金を……と思ってしまいますが。
でもまぁ、根が単純な悠里君は「どうせ合わないから……」と思っていたら、ところがどっこいその三百万を出した男は、両親の離婚で生き別れになっていた双子の弟、心理君(攻め)だったのです。
オトコマエな上に学園にシンパまでいる心理君ですが、心理君は基本的に悠里君の話を聞かずに少々突っ走ってしまうところがあり、多大な勘違いをしてそのままコトに及んでしまうのでした。
ってところまででこの巻は終わりでした。
頭のいいはずの心理君が悠里君のことに対してだけ、とんでもなく勘違いなのが笑えます。そして、ちょっと悠里君には同情してしまいます。