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Posted by ブクログ
続き物シリーズの第1弾、です。
物語はすっごく美人の天野悠里君(受)が道に迷ってしまうところから始まります。
何せこの悠里君、道を歩いていたら女の子に間違えられた挙句ナンパされてしまう、という超☆可愛い顔の持ち主(おまけに無自覚)。
でも、一応自分がナンパされやすいという自覚だけはあるので「三百万出してくれたら」と言ってナンパを追い払ってしまうのですが、あろうことか、その三百万を出してしまう男の人が現れる。
本気じゃなかった悠里君はびっくりして逃げてしまいますが、途中で受取ったままにしてしまった三百万円を落としてしまううかつさ……。
何で三百万のも大金を……と思ってしまいますが。
でもまぁ、根が単純な悠里君は「どうせ合わないから……」と思っていたら、ところがどっこいその三百万を出した男は、両親の離婚で生き別れになっていた双子の弟、心理君(攻め)だったのです。
オトコマエな上に学園にシンパまでいる心理君ですが、心理君は基本的に悠里君の話を聞かずに少々突っ走ってしまうところがあり、多大な勘違いをしてそのままコトに及んでしまうのでした。
ってところまででこの巻は終わりでした。
頭のいいはずの心理君が悠里君のことに対してだけ、とんでもなく勘違いなのが笑えます。そして、ちょっと悠里君には同情してしまいます。
納得行かない
どう見ても受が女の子には見えないんですよね。
今のこうじまさんの画風なら女の子っぽく描けたでしょうけど、この頃のこうじまさんじゃあ、ただの可愛い系の男の子にしかならない。
しかし、兄弟だという事を伏せた方が明らかに悪い扱いを受けているのに、打ち明けない受の気持ちが全く解りません。
攻も自分勝手&思い込みが激しすぎて腹が立つ。BL初期の典型的攻ですね。
あと、保護者のいる未成年が独断で仕事の契約交わせる訳ないでしょ。
必ず保護者の許可が要りますし、最終巻で仮にあのまま事前に誰にも伝えずに……なんてなっていたら、未成年者略取の容疑をかけられますよ。作者の頭大丈夫か?
とりあえず最終巻まで読みましたが、納得できる展開ではありませんでした。
私から言わせれば、登場人物全員頭悪すぎだろ。