田村哲夫のレビュー一覧
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ネタバレ自分の人生は自分が決めると言う考え方です。その権利は誰にも侵されない。その意識こそが近代社会を生み出したのです
渋幕、渋渋は進学校ではありますが、毎年のように、東京芸術大学へ進学する生徒がいます。一人ひとりの生徒が本来持っている、その人自身の人生を豊かにする才能、あるいは他の人たちを幸せにしてくれる才能を伸ばしてあげることを主眼に置いた教育を進めた成果が、その結果として出ているのです
なぜ大学への進学をしようなのでしょうか。自分自身の判断で、自己決定、自己選択ができるようになるため、と言う意味です
中1:人間関係 中2:自我のめざめ 中3:新たな出発 高1:自己の社会化 高2:自由とは 高3: -
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題名を見ると単なる受験本のようであるが、特に本の後半からは大人向けの教養本として十分価値があるものとなっている。部外者であるが、田村校長の校長講話は是非聞いてみたくなった。DVD等で販売すれば人気になるのではないかと思う。志が高いが残念ながら渋谷教育学園に通えない若者たちを含めて是非外部の人にも話を聞かせて欲しい。
なお、本著の前半は、学校の生い立ちや紹介、加えて田村校長の半生を綴ったものであり、学園に興味がない人にとってはつまらないかもしれないが、第5章「グローバル社会を生き抜く力とは?」、第6章「次世代のための道徳教育」、第7章「これからの教師像」、第8章「お父様方へのメッセージ」、資料3 -
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人間が人間らしい文化を作り上げることができたのは、「時間」があることに気づいたから
リチャード・ホーフスタッターによると、「知性(インテレクト)」はインテリジェンス(知能)に、謙虚さ、ユーモア、人間性を加えたもの。
そのためAIは人間の代わりにはならないのではないか。
レヴィ・ストロース「構造主義」=人間は自由には思考できない。自由に思考しているように見えてある構造の枠の中でしか思考できない
ヨーロッパ的な自由とはギリシャ哲学が源流にある。
神様との契約で人間は生きているため、契約してる部分は神の言うとおりにし、あとはアリストテレスが説いた「共通善」を守りながら自由に行動する。
ヨ -
Posted by ブクログ
・Liberty の訳の語源が「自由自在」となったことから本来の持つ意味が誤って理解されるようになった。Libertyとはもとは自己決定、自分で決めることができる、自己選択が本来の意味。
・修学旅行は生徒の自主性を養うため、「現地集合、現地解散」を実施。
・公立校は水道の水、私立校は井戸の水。公立校は国と地方自治体が運営しているので、その誠実上、どの学校も均質・均等でなければならない。一方私立校は井戸の水のように、甘い水もあれば、苦い水もある。その人の口に合えば、それ以上おいしい水はない。口にあわないときは、これ以上ない悲劇といえる。ですから私立校の場合、その子の個性に合った学校に通うこと