田村哲夫のレビュー一覧

  • 伝説の校長講話 渋幕・渋渋は何を大切にしているのか

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    この本一冊で、中高一貫校の6年間(渋幕・渋渋)がイメージできます。早い段階(随分昔から)で生徒を意味もなく校則で縛り付けることへの疑問をお持ちになっていた校長先生。本校にも是非来ていただきたい。学校関係者必読かもしれません。

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    2023年05月20日
  • 伝説の校長講話 渋幕・渋渋は何を大切にしているのか

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    前半は6年間の学年毎の校長講話の内容、後半は渋幕・渋渋の歴史。
    後半の方が興味があり、スラスラ読めました。

    この校長講話を咀嚼し未来へ繋げられる、この学校の生徒さんはやはり頭がいいですよね。

    こんなブレない方針を持った、人間性のある校長先生がいたら、難しい反抗期世代の子どもも保護者も救われそうです。

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    2023年05月26日
  • 伝説の校長講話 渋幕・渋渋は何を大切にしているのか

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    渋幕、渋渋と聞くと、あの超進学校ね、と言われるほどの有名校であると思う。有名があるが故に長い歴史があるようで、まだ創立40年にも満たない比較的新しい学校であり、当初は生徒募集にも苦労したという記述があり非常に驚いた。開学前のエピソード、開学してから取り組んできた教育、学校の根幹である考え方など非常に学ぶべきところが多かった。

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    2023年03月22日
  • 教えて! 校長先生 渋谷教育学園はなぜ共学トップになれたのか

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    ネタバレ

    自分の人生は自分が決めると言う考え方です。その権利は誰にも侵されない。その意識こそが近代社会を生み出したのです
    渋幕、渋渋は進学校ではありますが、毎年のように、東京芸術大学へ進学する生徒がいます。一人ひとりの生徒が本来持っている、その人自身の人生を豊かにする才能、あるいは他の人たちを幸せにしてくれる才能を伸ばしてあげることを主眼に置いた教育を進めた成果が、その結果として出ているのです
    なぜ大学への進学をしようなのでしょうか。自分自身の判断で、自己決定、自己選択ができるようになるため、と言う意味です
    中1:人間関係 中2:自我のめざめ 中3:新たな出発 高1:自己の社会化 高2:自由とは 高3:

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    2021年12月28日
  • 教えて! 校長先生 渋谷教育学園はなぜ共学トップになれたのか

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    千葉県が誇る名門校。
    自分が対象年齢の頃できた学校ですが、当時は合格は容易く、滑り止めで受験しました。

    高校受験、大学入試、就職とあまり考えないまま過ごしてきましたが、今更ながらもっと考えて人生を歩むべきだったと思います。

    渋幕は早い段階から自分で考えて自分の進む道を決めています。決して東大に行けとかではなく。水卜アナや田中圭さんや他にも色々な方面で活躍している人が多数います。自身が子供の頃にここで思春期を過ごしていたかったと切に感じています。

    本も良いのだろうけど、素晴らしい学校だと感じた。

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    2021年05月09日
  • 教えて! 校長先生 渋谷教育学園はなぜ共学トップになれたのか

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    題名を見ると単なる受験本のようであるが、特に本の後半からは大人向けの教養本として十分価値があるものとなっている。部外者であるが、田村校長の校長講話は是非聞いてみたくなった。DVD等で販売すれば人気になるのではないかと思う。志が高いが残念ながら渋谷教育学園に通えない若者たちを含めて是非外部の人にも話を聞かせて欲しい。
    なお、本著の前半は、学校の生い立ちや紹介、加えて田村校長の半生を綴ったものであり、学園に興味がない人にとってはつまらないかもしれないが、第5章「グローバル社会を生き抜く力とは?」、第6章「次世代のための道徳教育」、第7章「これからの教師像」、第8章「お父様方へのメッセージ」、資料3

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    2019年01月05日
  • 教えて! 校長先生 渋谷教育学園はなぜ共学トップになれたのか

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    千葉県に住んでいれば、「渋幕」の意味がわからない人はいないでしょう。
    「進んだ」高校がどうして実績を伸ばしていけたのかがよくわかります。

    そしてそれは同時に、「いままでに成功したやり方」であることも事実です。

    今日から先も、「これからの教育のありかた」を真剣に考えてリスクをとり、理解者を殖やしながら信念をもって進めていくことができる学校が、次の「進んだ学校」になれるのだと感じます。

    学校は、教員だけで作るものではなく、そこで学ぶもの、そしてそこに通わせる保護者、それぞれみんなのものであることが感じられるでしょう。

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    2016年08月16日
  • 伝説の校長講話 渋幕・渋渋は何を大切にしているのか

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    人間が人間らしい文化を作り上げることができたのは、「時間」があることに気づいたから

    リチャード・ホーフスタッターによると、「知性(インテレクト)」はインテリジェンス(知能)に、謙虚さ、ユーモア、人間性を加えたもの。
    そのためAIは人間の代わりにはならないのではないか。

    レヴィ・ストロース「構造主義」=人間は自由には思考できない。自由に思考しているように見えてある構造の枠の中でしか思考できない


    ヨーロッパ的な自由とはギリシャ哲学が源流にある。
    神様との契約で人間は生きているため、契約してる部分は神の言うとおりにし、あとはアリストテレスが説いた「共通善」を守りながら自由に行動する。


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    2023年09月29日
  • 教えて! 校長先生 渋谷教育学園はなぜ共学トップになれたのか

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    渋谷教育学園の「自調自考」の精神が、よく伝わってくる本。
    その精神は、校長先生だけでなく、教員、生徒、学校の隅々まで浸透していることがわかる。近年の人気ぶりや進学実績など、納得できる学校。
    田村先生のおすすめしている本は、ぜひ読んでおきたいと思った。

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    2023年08月24日
  • 教えて! 校長先生 渋谷教育学園はなぜ共学トップになれたのか

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    ・Liberty の訳の語源が「自由自在」となったことから本来の持つ意味が誤って理解されるようになった。Libertyとはもとは自己決定、自分で決めることができる、自己選択が本来の意味。

    ・修学旅行は生徒の自主性を養うため、「現地集合、現地解散」を実施。

    ・公立校は水道の水、私立校は井戸の水。公立校は国と地方自治体が運営しているので、その誠実上、どの学校も均質・均等でなければならない。一方私立校は井戸の水のように、甘い水もあれば、苦い水もある。その人の口に合えば、それ以上おいしい水はない。口にあわないときは、これ以上ない悲劇といえる。ですから私立校の場合、その子の個性に合った学校に通うこと

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    2017年02月15日