菊池健のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレマンガが大好きで読み続けてきた人生。
お店に並び、表紙がカッコよくて買い漁り、マンガの中に夢を見た少年時代。
社会への準備、勉強とは?人間関係とは?成長とは?そんなことを学ぼうと視点を変えて漫画を読んでいた青年時代。
社会でもまれ、仕事とは?家族とは?お金とは?幸せとは?そんな悩みを解決するヒントを探して漫画を読む現在。
紙からデジタルに変わっていき、読み方も多種多様になってきた歴史の背景で、赤字、人材不足、時間不足、マーケットの変化などで苦悩し、もがいていた人たちのリアルをこの本で知ることができた。
一読者である僕は、紙だろうとデジタルだろうと、ただ、楽しくて読んでた。
でもそれ -
Posted by ブクログ
『ななつのこ』の第1章、駒子のファンレターを読んだ瞬間から、
駒子の読んだ『ななつのこ』に会いたたくて会いたくてたまらなかった。
だけど、冒頭から、あれ?
形式が思っていたのと違うぞ?
これでは、駒子が読んだ『ななつのこ』と違うよ?
実は、私は、ネット書評家として、
ファンレターの駒子に挑戦したかったのである。
「おんなじ本」を読んで、私なりに書評を書いてみたかった。
そうでないと、駒子のファンレターに打ちのめされた感覚は
どうにもならないと思ったのである。
いっそのこと、本当の本当に、再現してほしかった。
表紙から著者名から、『ななつのこ』に「引用」していたようにすべて!
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Posted by ブクログ
ネタバレマンガのつくり方は、大きく分けるとマーケットイン型でつくられるものと、プロダクトアウト型でつくられるものがあります。前者は、流行しているストーリーの型に当てはめてつくられるもので、最近でいうと、いわゆる「異世界転生」や「悪役令嬢」といったジャンルが該当します。ちなみに、「異世界転生」というのは、主人公が事故などのきっかけを経て、別の世界に行くことで物語が始まるような作品のこと。「悪役令嬢」も「異世界転生」から派生したジャンルですが、女性の主人公が別の世界の物語の悪役として転生する作品のことを指します。
後者のプロダクトアウト型は、漫画家の個人的体験や趣向を掘り下げ、物語として昇華させていく -
Posted by ブクログ
『ななつのこ』の作中にある話を短篇のものがたりにして、おかあさんが小さなはやてに読み聞かせするという内容。
カラーの挿し絵がページ毎にあり、児童書として楽しめる。
『ななつのこ』を読んだ後だったので、そうだった〜と思い返しながらまた楽しめた。
○すいかおばけ
○金色のねずみ
○空の青
○水色のチョウ
○竹やぶ焼けた
○ななつのこ
○あした咲く花
なかでもやっぱりななつのこが良かった。
和尚さんが言う「ものをいわない動物だって、親が子どもを思う気持ちは何一つ変わらないんだな…。すまないが、こねこがもう少し大きくなるまで、まってやってくれんか」にとても優しい気持ちになった。
その話のあとにお