宗田哲男のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
信じるものは救われる・・医学の進歩って試行錯誤の繰り返しで、その時代にマッチした学説が様々な背景をもって出現する。何を信じるかは、あなた次第。こういえば、身もふたもないが、50 年前の食生活と今とでは違うし、その人の体質などでも考え方は変わってくる。
様々な情報にあふれているがゆえに我々が悩むように、専門であるはずの医者たちでさえも喧々諤々な状態のようですので安心してください。
そこで、最初の言葉、(何を)信じるかによってあなたは救われる(はず)。
まず、本書のケトン体って何?、これは体内の脂肪分解によって生じる物質のことで人間(特に赤ちゃん)のエネルギー源。従来から、人間のエネルギー源はぶど -
Posted by ブクログ
砂糖には中毒性があるが、人工甘味料には中毒性がない。
インスリンには空腹感の増幅作用がある。デザートは別腹、はそのため。
糖質制限はおなか一杯食べる、ほうが栄養不足にならない。
脂質は全部吸収されず、余剰は体外に排出される。
糖質は、全部吸収されて脂肪として蓄えられる。
インスリンの分泌が少ないほど長生きできる。
血糖値スパイクは活性酸素を発生させる。血糖値140以上は糖化をもたらす。
難治性てんかん患者には、高ケトン体食が治療として有効。
糖新生は、赤血球ためにも必要。赤血球はブドウ糖以外に使えない。
ケトン体は認知機能を高める。がんの治療薬としても有効。
糖質はガンの餌。
免疫 -
Posted by ブクログ
「食事はバランスよく食べましょう」と言われるけど、では、正しいバランスはどこにあるのか?現在、一般的に良いと言われているバランス(炭水化物:タンパク質:脂質=60:20:20)には、実は根拠がない。狩猟・採集が中心だった人類の歴史を鑑みると、現在は炭水化物の取りすぎで、それが糖尿病やうつ病などにつながっている、という考え方が示されている。
産婦人科医として妊娠期糖尿病患者に関わり、ケトン体の測定データに基づく理論展開は説得力がある。主要な論点は前半にまとまっているため、後半の妊婦の体験談などは流し読みで良いと思う。
▪️ポイント
・血糖値とカロリーは無関係
・炭水化物60%には根拠が