宗田哲男のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
信じるものは救われる・・医学の進歩って試行錯誤の繰り返しで、その時代にマッチした学説が様々な背景をもって出現する。何を信じるかは、あなた次第。こういえば、身もふたもないが、50 年前の食生活と今とでは違うし、その人の体質などでも考え方は変わってくる。
様々な情報にあふれているがゆえに我々が悩むように、専門であるはずの医者たちでさえも喧々諤々な状態のようですので安心してください。
そこで、最初の言葉、(何を)信じるかによってあなたは救われる(はず)。
まず、本書のケトン体って何?、これは体内の脂肪分解によって生じる物質のことで人間(特に赤ちゃん)のエネルギー源。従来から、人間のエネルギー源はぶどう糖とされているものの、糖質の過剰摂取からくる糖尿病や肥満と言った現代病を誘発してしまいます。筆者は産婦人科医で妊婦の妊婦糖尿病と長年格闘して発見したのが、ケトン体代謝の優秀さです。簡単に言えば、食事の糖質制限を行うということですが、具体的にはMEC(肉、卵、チーズ)をメインとし、一口30回噛むということ。メインのごはん、パン、麺類、イモ類、果物などを極力控える。(あくまでも、カロリー制限ではなく糖質制限です)例えば白米ごはん1杯(150g)は252kcalで糖質55.3gで食後の血糖値が166mg上昇するのに対して、サーロインステーキ(200g)は1000kcalで糖質は1g以下、血糖値の上昇は3mgというデータは注目すべきです。
武漢ウィルス席巻で外食しづらい状況ですので、この時期に食生活を全面的に見直すのもありだと思います。免疫力が罹患後の生死を分ける可能性も高いようなので、逆に今だからこそ気軽に(手始めに3食のうち2食だけでも)チャレンジできる環境なのかもしれません。信じるものはきっと救われる。 -
Posted by ブクログ
砂糖には中毒性があるが、人工甘味料には中毒性がない。
インスリンには空腹感の増幅作用がある。デザートは別腹、はそのため。
糖質制限はおなか一杯食べる、ほうが栄養不足にならない。
脂質は全部吸収されず、余剰は体外に排出される。
糖質は、全部吸収されて脂肪として蓄えられる。
インスリンの分泌が少ないほど長生きできる。
血糖値スパイクは活性酸素を発生させる。血糖値140以上は糖化をもたらす。
難治性てんかん患者には、高ケトン体食が治療として有効。
糖新生は、赤血球ためにも必要。赤血球はブドウ糖以外に使えない。
ケトン体は認知機能を高める。がんの治療薬としても有効。
糖質はガンの餌。
免疫栄養ケトン食事療法(多摩南部地域病院の古川医師)。
アメリカではケトン体のサプリメントがある。
メトホルミン=糖新生を抑制する薬。
SGLT2阻害薬=ブドウ糖を排出させる薬。エンパグリフロジン。
フリースタイルリブレ(アボット社)=ケトン体と血糖値の数値が測れる。
サラシア=糖質のきゅうしゅ鵜を抑えるサプリ。サラ牛。食後血糖値は正常な人でも180くらいになる。
MEC食(肉、卵、チーズ)。
一日50g以下の糖質摂取でケトン体濃度が上昇する。
糖質は一日130gを限度とする。
糖新生で一日180gの糖質を作れる。赤血球は一日130gの糖質を必要とする。 -
Posted by ブクログ
「食事はバランスよく食べましょう」と言われるけど、では、正しいバランスはどこにあるのか?現在、一般的に良いと言われているバランス(炭水化物:タンパク質:脂質=60:20:20)には、実は根拠がない。狩猟・採集が中心だった人類の歴史を鑑みると、現在は炭水化物の取りすぎで、それが糖尿病やうつ病などにつながっている、という考え方が示されている。
産婦人科医として妊娠期糖尿病患者に関わり、ケトン体の測定データに基づく理論展開は説得力がある。主要な論点は前半にまとまっているため、後半の妊婦の体験談などは流し読みで良いと思う。
▪️ポイント
・血糖値とカロリーは無関係
・炭水化物60%には根拠がなく、取りすぎと思われる
・コレステロールが体に悪いという説は厚生労働省によって公式に否定された
・「日本人は農耕民族」という認識は誤り。ヒトは狩猟・採集を中心とした肉食寄りの生活をしていた期間が長い。
・精製された炭水化物を摂取した時に生じる高血糖、「ブドウ糖ミニスパイク」が生活習慣病のもとになる。