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なぜ、ついついごはんや甘いものが欲しくなってしまうのか? その謎を解きつつ、人間の成り立ちをふまえた甘さ(糖質)との上手な付き合い方を伝授する。食べ過ぎを意思の力でなんとかしようとしない、今日からはじめられる糖質制限の入門書。
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Posted by ブクログ
これ読んで、糖質制限始めました。 前から自分が感じていた疑問点と、本の内容が、がっちりとかみ合った……っていうのが、自分の中では大きかったです。 読み終えた瞬間、「よし、やろう、糖質制限」ってなりました。 そもそも、「カロリーって、献立決めの指針として本当に有用なの? カロリーは燃焼時の...続きを読む発生エネルギーのことらしいけど、それ、体内で生成するエネルギーと一致でいいもんなの?」とは、前々から思ってまして。 あと、「皮下脂肪や内臓脂肪のもとは、たんぱく質や脂質ではなく、炭水化物(糖質)らしい。だったら、体脂肪を減らしたければ、肉と油は食べて、炭水化物だけ減らすべきじゃないの? 何で厚労省の栄養バランスガイドは炭水化物4割も推奨するの? いらなくない?」っていう疑問も持ってて。 最近の疑問に、カロリーは考えなくてもいいんだよ、お国のバランスガイドが正義って考えなくてもいいんだよ、と、いう言葉がすこんとはまった感じです。 お国の指針は正しいんだと思い込んでいたので、目ウロコでした。 ご本人の体験を含め、実践されている人がたくさんいらっしゃること。わりとゴーカイな理論展開をしている割には腑に落ちやすかったこと。もろもろが組み合わさって、私にはとてもよい本でした。 おかげさまで糖質制限を始めて4ヶ月、体調もいいし、日中の眠気も吹っ飛んだし、夜の寝つきもよくなって、毎日快適です(ダイマ)。 この本は理論に比重を置いているので、この本一冊で実践に至るには難しいですが、とっかかりには十分でした。
糖質過多により血糖上昇、インスリンの分泌、 糖尿病治療、透析のことなどでした。糖尿病について詳しく書かれています。食事について考えさせられる。子どもを犠牲者にしてはいけない。子どもの食事も菓子パンやスナックを与えてしまうなど。 糖質を減らしケトン体をエネルギーに。
明確な根拠に基づいた内容で、疑問点が一気に解消できました。できることから取り組んでみたいと思います。
この本を読む前からもダイエット目的で緩い糖質制限をを実施していました。糖質制限食で体重が落ちることは自分自身で実証済みですが、この本を読んで改めて、なぜ糖質制限食が私たちの体に最も適しているのか?が明確になりました。 元々人類は肉食の歴史の方が長いこと、インスリンの分泌による糖化、酸化の影響、ブド...続きを読むウ糖に代わるエネルギー源となるケトン体など、自身のクリニックのデータや論文など、根拠に基づいて説明されているので納得しやすいです。 ダイエット目的だけでなく、私の家系はがん家系なので、健康のためにも、著者の推薦するMEC食(meat,egg,cheese)を実践しようと思いました。
私もきっと糖質中毒。 美味しいご飯ならそれだけで食べられちゃうし、お菓子も好き。 まずはご飯を半分にしてみようかな。 糖尿病の患者さんの腎透析の話は考えさせられるものがある。 これは今後の経過や研究に期待します。
なぜ、アルコール依存症は、世間で「病気」として認知度が高いのに、 【砂糖依存症】は、認知度が低いのか不思議でなりません。 砂糖は、炭水化物で、かつ二糖類に分類される主要成分がスクロース(ブドウ糖+果糖)の、 高度に精製された栄養価は全くない(エンプティーカロリー)「化学物質」です。 摂取すれば、...続きを読むたちまち体内に吸収され(高度に精製されてますから、吸収率が 他の糖質よりも高い)、血液中のブドウ糖の割合を示す 血糖値を一気に上げます。 そして、上がった血糖値を下げるためにインスリンが放出され、 血糖値を一気に下げます。 砂糖製品をとり続ければ、 いずれはインスリンを放出する調整機能が低下し(年を取ればとるほど、影響が深刻になります)、 血糖値のコントロールが難しくなります。 そして、恒常的にイライラ、不安、集中できないなど、各種不調がカラダを襲ってきます。 それら症状を治めるために、さらに砂糖製品に手をつけるようになります。 また、脳の報酬系を刺激し、神経伝達物質のドーパミンが分泌され、 強い「快感」をもたらします。 この仕組みは、「麻薬」と変わりません。 いずれは、身体的かつ精神的な依存を引き起こします。 私も以前は、甘いモノ、特にチョコレートは手放せませんでした。 個人的に砂糖は「糖質」の中でも、最も摂取してはいけないものだと思います。 それが、日常の中で簡単に手に入ること、また、様々な食品に 添加されているのは、大きな問題というか、社会問題だと思います。 特に幼児期から、摂取すると、大変なことになります。 次の症状を感じることがあるでしょうか? ① 日中に強い眠気を感じたり、集中力が落ちたと感じたり、急に不安に襲われたり、 ② 体重の増減が激しかったり、 ③ 体重が増えてきたと感じたり、以前と比べて痩せにくくなったり、 ④ 頭にもやがかかったような感じがして、集中できないことがあったり、 ⑤ 恒常的に疲れを感じてしまう、特に朝起きるのがつらい そして、次の習慣を持っていないでしょうか? 1 甘い物(チョコレート、ケーキ、クッキー)、スナック菓子、清涼飲料水をよく口にする 2 空腹感を感じて、甘い物を食べることが多い 3 睡眠中に目が覚めて、甘い物を食べることがある 4 イライラや不安感が、甘い物を食べることで、よくなったことがある 5 頭痛、動悸、しびれを感じて、甘い物を口にしたことがある 以上の症状をいくつか感じ、また習慣を何個か持っていたら、 間違いなく、砂糖中毒+依存症になっています。 以前の私がそうでした。 砂糖を控えるようにして、だいぶ改善されましたが、 ただ、たまに砂糖製品(チョコレートやクッキー、アイス)を食べると、 再度、上記の症状に襲われます(恒常的に摂取していた時よりも、遥かに軽度ですが)。 著者の言う通り、甘いものは、「マイルドドラック」です。 特に砂糖は、麻薬とたいして変わりません。 以前、私はタバコも吸っていて、 禁煙の苦労(ニコチンが切れた時のイライラと、 吸った時にストレスが減少したという間違った記憶) を知っていますが、砂糖をとらない生活は、 禁煙よりも、はるかに難しいと感じています。 著者が指摘していますが、 糖質制限をすることは、今の私たちの食生活なかで、 健康を維持するために、非常に優れた食事方法だと思いますが、 糖質の中でも、「砂糖」が、最もカラダに深刻な影響を与えると私は考えています。 砂糖の厳しい摂取制限こそ、率先して行うべきだと思います。 今は小さい子供でも、当たり前のように、 お菓子を買える環境が整っています。 砂糖製品のTVのCMは、本当に手が込んで、 作りこまれています。知らぬうちに、砂糖の罠にはまってしまいます。 ある食品や商品を悪玉にして、絶対ダメ!口にしない!と断じるのは、 極端な思考と行動で、かなり抵抗ありますが、 砂糖が引き起こす「負の面」を考慮すれば、 声高に叫びたい気持ちになります。 ただ、食品業界を見渡せば、 砂糖を含めての「甘いモノ市場」は、莫大な市場と利権です。 そして、多くの方が生産に従事しています。 生産者側の論理も、もちろんあります。 個人がどうあがいても、大きく改善することはできませんが、 心身ともに健康な生活を送りたい思えば、 まずは、個人の意思で、砂糖の摂取量を減らし、 その過程で起こった自分自身の変化(体験)から、 正確な情報を第三者へ発信するのが良いかと思います。 ただ、難しいのは、やはり「程度」の問題です。 絶対に砂糖を摂取しないというのは、不可能です。 社会秩序の維持に、どうても「悪」が存在するのと同じように、 砂糖の存在意義も、もちろんあります。 糖質含めて、砂糖との付き合い方は、 個人が、最終的に正確な情報を知って、 どう考えるのか、どう摂取していくのか、 自分で判断していくしかありません。 100%正しい情報など、存在しませんから。 この本は、糖質制限についての非常にわかり易く解説されていますが、 著者も砂糖の「危険性」について、かなり警告していますので、 参照するとよいと思います。
砂糖や炭水化物の害悪を語る。 肉を食え!というわけです。 ただ、何事もバランスが大事。ポジショントークの立場をとり、偏った主張がやや多め。実際にはブドウ糖によるエネルギーも必要だが、砂糖だけでなく小麦や白米も悪者になり、誤解を生む。良い本だが、その点だけ注意して読みたい。 例えば。エスキモーは生肉...続きを読むを食べる人という意味。肉食で非常に健康だと述べる。しかし、エスキモーは比較的短命です。似たような内容を挙げると、戦後の長寿化は欧米食の浸透が一因であり、その点からは日本食の評価は怪しいとも。これは、食事だけ比較して、医療や衛生、経済発展による栄養水準の向上が無視されている。 他にも。砂糖の供給純食料。供給純食料の基準には、残飯も含まれるため注意が必要。これが1973年度まで高度成長期とともに、砂糖の消費量がうなぎ登りというグラフを示し、工場労働者が多かった時代だからエネルギー補給が必要だったのだろうと言う推測を述べられる。前述の通り摂取量とは異なるため、フードロスが多かった可能性もある。そのことを著者は見落としている。で、調べてみると70年代は公害も多く、この時代に従来の清掃法から廃棄物処理法に改正されていた。 と、我田引水な部分はありつつ、しかし、本旨は脂肪酸由来のケトン体推しなわけで。ケトン体は可能性を秘めている。お菓子は取り過ぎない。菓子パンもダメ!くらいにライトに読む位がちょうど良いかなと。
砂糖には中毒性があるが、人工甘味料には中毒性がない。 インスリンには空腹感の増幅作用がある。デザートは別腹、はそのため。 糖質制限はおなか一杯食べる、ほうが栄養不足にならない。 脂質は全部吸収されず、余剰は体外に排出される。 糖質は、全部吸収されて脂肪として蓄えられる。 インスリンの分泌が少ない...続きを読むほど長生きできる。 血糖値スパイクは活性酸素を発生させる。血糖値140以上は糖化をもたらす。 難治性てんかん患者には、高ケトン体食が治療として有効。 糖新生は、赤血球ためにも必要。赤血球はブドウ糖以外に使えない。 ケトン体は認知機能を高める。がんの治療薬としても有効。 糖質はガンの餌。 免疫栄養ケトン食事療法(多摩南部地域病院の古川医師)。 アメリカではケトン体のサプリメントがある。 メトホルミン=糖新生を抑制する薬。 SGLT2阻害薬=ブドウ糖を排出させる薬。エンパグリフロジン。 フリースタイルリブレ(アボット社)=ケトン体と血糖値の数値が測れる。 サラシア=糖質のきゅうしゅ鵜を抑えるサプリ。サラ牛。食後血糖値は正常な人でも180くらいになる。 MEC食(肉、卵、チーズ)。 一日50g以下の糖質摂取でケトン体濃度が上昇する。 糖質は一日130gを限度とする。 糖新生で一日180gの糖質を作れる。赤血球は一日130gの糖質を必要とする。
ケトン体利用については著者の説明は一番腑に落ちる。医師なら誰もが理解している(はずの)TCA回路の説明で、改めて糖質エネルギーの節操のなさがよく理解できた。さて、糖質制限反対者は基礎医学であるTCA回路の中でどう反証しているのかが気になる。
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