宗田哲男のレビュー一覧
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この本を読む前からもダイエット目的で緩い糖質制限をを実施していました。糖質制限食で体重が落ちることは自分自身で実証済みですが、この本を読んで改めて、なぜ糖質制限食が私たちの体に最も適しているのか?が明確になりました。
元々人類は肉食の歴史の方が長いこと、インスリンの分泌による糖化、酸化の影響、ブドウ糖に代わるエネルギー源となるケトン体など、自身のクリニックのデータや論文など、根拠に基づいて説明されているので納得しやすいです。
ダイエット目的だけでなく、私の家系はがん家系なので、健康のためにも、著者の推薦するMEC食(meat,egg,cheese)を実践しようと思いました。 -
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産婦人科医の著書。自身の糖尿病の体験談や糖尿病妊婦のケーススタディ等、色々なデータを元に書かれているため説得力があり勉強になった。
最後の方はケーススタディの内容でやや飽きる。敢えてそうしているのだろうが、攻撃的な言い方が散見していた。
食事によって病気にも健康にもなる。人類はここ数十年で豊かになり、食べ物が溢れかえっている。その中で自信が取捨選択をして、食べることがいかに大切であるかを再確認した本だった。
糖質はマイルドドラッグだ。確かにパンも米も食べ始めるとなかなか止められない。私はパンが大好きだが、食べ過ぎて後悔する日々があった。そのため今ではパンは買わないようにしている。
以前 -
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1.最近糖質制限をして、体が軽くなってきました。そこで、糖質制限がなぜいいのかについて更に勉強したくて購入しました。
2.著者が医者という事もあり、自分が積み重ねてきたデータを基に、ケトン体について述べています。また、学会では批判の嵐を浴びたことからの奮闘の日々を書いており、科学と自叙伝の両方の視点で読むことができる一冊となっています。
この本の構成は、ケトン体とはどのような効果があり、どのような歴史を持っているのかということからはじまっています。そして、自分の経験と患者さんのデータを基に、著者の食生活の改善法について述べた後、読者がどのような食生活を送っていけばいいかということも述べていま -
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なぜ、アルコール依存症は、世間で「病気」として認知度が高いのに、
【砂糖依存症】は、認知度が低いのか不思議でなりません。
砂糖は、炭水化物で、かつ二糖類に分類される主要成分がスクロース(ブドウ糖+果糖)の、
高度に精製された栄養価は全くない(エンプティーカロリー)「化学物質」です。
摂取すれば、たちまち体内に吸収され(高度に精製されてますから、吸収率が
他の糖質よりも高い)、血液中のブドウ糖の割合を示す
血糖値を一気に上げます。
そして、上がった血糖値を下げるためにインスリンが放出され、
血糖値を一気に下げます。
砂糖製品をとり続ければ、
いずれはインスリンを放出する調整機能が低下し(年 -
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簡易ケトン体測定器 アボットジャパンのプレシジョンエクシードβーケトン測定電極。
ケトン体エンジンと糖質エンジン。食べた脂肪が燃料になる。食事で脂肪をとると、ケトン体数値があがる。
ケトアシドーシスはケトン体値が高くても怒らない。問題なのはケトーシスではなくて高血糖。
食品成分表2015。食品交換表。
食品別糖質量ハンドブックのほうが便利。
MEC食=ミート、エッグ、チーズ。よくかんで食べる。
ふすまパン。みんなのパン。
マルサンのソイドルと低糖質ミートソース。
「親指はなぜ太いのか」=ヒトの主食がわかる。
「白米中毒」白米はマイルドドラッグ
がん細胞はブドウ糖が大量に必要。がん -
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ケトン体とは、脂肪酸ならびにアミノ酸の代謝物。アセトン、アセト酢酸、βヒドロキシ酢酸の事をまとめてケトン体と言う。
糖質摂取を止め、タンパク質・脂質を中心とした食事に変化させ、ブドウ糖を使った代謝からケトン体代謝に変化させる事で体の状態は劇的に改善される。
血糖値とカロリーには何の関係もない。
自然流産率は10%程度。
胎児は絨毛で作られたケトン体を主な栄養源、熱源、エネルギー源にしている。この事は、人間は本来糖質ではなく脂肪などを主な栄養源にしていた食物史を暗示させる。
人には糖代謝(ブドウ糖→グリコーゲン)エンジンとケトン体代謝(脂肪酸→ケトン体)エンジンの二つがあるが、後者の方 -
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ネタバレこの本に書いてあることをそのまま鵜呑みにして離乳食を進めていくのは、少し難しいなと感じた。「わたしの考える最強の離乳食」感が否めない。
・たんぱく質と脂質を主に与えるべき。
母乳のエネルギー源の半分は脂質、分解する能力はすでに持っている。
・母乳は1歳までに辞める必要は無い。
できるだけ長くあげた方がメリット多い。
・10倍粥からは△
離乳食は母乳に足りない栄養素を補うもの。母乳を先ず先に、その後に離乳食。
・お粥から始める離乳食を推奨する科学的根拠がない。
・鉄分は7.8ヶ月で貧血になりやすい。
植物性食品に含まれる鉄分は吸収が悪いため、鉄の補充には役に立たない。レバーや赤身など動物性食品 -
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砂糖や炭水化物の害悪を語る。
肉を食え!というわけです。
ただ、何事もバランスが大事。ポジショントークの立場をとり、偏った主張がやや多め。実際にはブドウ糖によるエネルギーも必要だが、砂糖だけでなく小麦や白米も悪者になり、誤解を生む。良い本だが、その点だけ注意して読みたい。
例えば。エスキモーは生肉を食べる人という意味。肉食で非常に健康だと述べる。しかし、エスキモーは比較的短命です。似たような内容を挙げると、戦後の長寿化は欧米食の浸透が一因であり、その点からは日本食の評価は怪しいとも。これは、食事だけ比較して、医療や衛生、経済発展による栄養水準の向上が無視されている。
他にも。砂糖の供給純食