ピーター・ヘラーのレビュー一覧
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ピーター・ヘラー『ラスト・サバイバー 下』ハヤカワ文庫。
リドラー・スコットによる映画化されたベストセラー小説。2015年刊行の『いつかぼくが帰る場所』を改題、分冊、文庫化。
疫病により人類がほぼ全滅した後の世界を描いたディストピア小説である。上巻の長閑でのんびりした雰囲気から一転、下巻は怒涛の展開が待ち受ける。
愛犬のジャスパーを失い、打ちひしがれる中、3年前に無線から聞いた声を追い、セスナ機で飛び立ったヒッグ。
セスナ機が着陸したのは、父娘が暮らす農場だった。父親はヒッグを危険な侵入者と見做し、銃を向けたが、ヒッグは少しずつその誤解を解き、3人で食事を共にするまでになった。父娘も -
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ピーター・ヘラー『ラスト・サバイバー 上』ハヤカワ文庫。
リドラー・スコットによる映画化されたベストセラー小説。2015年刊行の『いつかぼくが帰る場所』を改題、分冊、文庫化。
冒頭から主人公のヒッグによる独り語りによる展開が続く。登場人物は40歳になったばかりの飛行機乗りのヒッグ、年老いた愛犬のジャスパー、隣人でガンマニアのハングリーだけであり、ヒッグの静かな語りはどこか寂しさを感じさせ、その描写は詩的でもある。この雰囲気はパット・メセニーの傑作『ミズーリの空高く』だろう。
舞台は9年前に発生した謎の疫病で人類がほぼ全滅した後の世界であり、設定はリチャード・マシスンの原作で映画化された『 -
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ネタバレ男同士親友2人で、カナダ北東部の大自然の中をカヌーで旅する。釣りをし、漁をし、ベリーを積み、狩猟だけでなく、それなりの食料を持ち込んで。
川から湖へ気の向くままにオールを漕いで、気の利いた浜辺でキャンプする、そんな卒業旅行が一転、大規模な森林火災にぶち当たってしまい、彼らも早々に脱出しようとする中、行動が不信なカップルに出会う…。
大火災からの脱出と、瀕死のけが人の搬出、さらには彼らをつけ狙う殺人者…という、自然にも人間にも狙われる2人のサバイバルを描いた小説。大自然の火災の描写は圧巻、と思ったら作者はアウトドア系ノンフィクションの本を3冊上梓しているのだとか。なるほど得意な土俵ということ