中尾政之のレビュー一覧

  • 創造はシステムである ──「失敗学」から「創造学」へ

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    ネタバレ

    失敗学の権威 畑村先生の弟子による創造学への本。

    機械設計が専門で、建築に比べると機械設計は精度が高く求められる。
    また、日本人は課題設定に慣れておらず、how to doは得意だが、what to do は苦手である。

    目的と手段は別であるので、今後は目的思考(要求機能)を高めるようにしなくてはならない。その意味で、日本に足りないのは、リサーチ(コンサルタント)する人間が足りないとなっている。

    日本人が創造するためには、苦手な部分についても挑戦して行かなくてはならないだろうということ。

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    2011年06月29日
  • 創造はシステムである ──「失敗学」から「創造学」へ

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    [ 内容 ]
    誰でも繰り返し創造ができる思考の過程をシステム化。
    東京大学で実践されている最先端講義をすべて公開。

    [ 目次 ]
    第1章 創造は要求から(試しに創造してみよう 思いを言葉にしよう ほか)
    第2章 思考方法はワンパターン(簡単な思考演算を用いると、新たな設計解が導ける 「凍結させる」の思考演算子を使う ほか)
    第3章 システムは可視化できる(要求機能を整理しないと、創造したいものの全体像がわからない ジャガイモ皮剥き器の要求機能をあげよう ほか)
    第4章 真似ができない創造化(干渉設計よりもわかりにくい複雑設計が続々と生まれた 人智を超えるような複雑な設計で失敗する ほか)

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    2011年05月24日
  • 失敗は予測できる

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    [ 内容 ]
    人間、生きている限り、自分の周りに失敗はツキモノである。
    失敗は、多くの人が命を落とす大事故に至る失敗から、たとえば酩酊して財布を落とす失敗、入社試験に落ちるような日常的な失敗まで、挙げればキリがない。
    しかし、ある失敗は別の場所で起きた失敗と何らかの類似性がある。
    本書は、過去に起きた豊富な失敗例を挙げながら、類似性に気づきさえすれば失敗は予測できることを示す。
    また、失敗を予測するだけでなく、失敗を回避する方法、もし失敗してしまったときの対処法なども考える。
    さらに、昨今の日本社会の急激な変化に伴い、今まであまり公にされることがなかった、企画・開発時に起きる「隠れた失敗」にも

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    2011年04月09日
  • 失敗は予測できる

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    実際に起こった事故を例に出しながら検証している点はおもしろいが、導き出される結論が一般的すぎるというか退屈というか。

    失敗というのは過去の失敗の類似であり、学習せんといかんなというのは事実。

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    2010年05月22日
  • 創造はシステムである ──「失敗学」から「創造学」へ

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    サブタイトル
    失敗学から創造学へ

    理系の先生が書いた本です
    きっちりしているところが 理系という感じでした

    何をつくりたいのか という創造の目的をハッキリさせることの意義

    さらに
     相互干渉 という切り口から
    日本人 欧米人 それぞれの特徴 に触れられているところは 新鮮でした。

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    2009年10月04日
  • 創造はシステムである ──「失敗学」から「創造学」へ

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    日常的に創造するための手順が書かれている。創造するには、まず「何をしたいか」という『要求機能』を言葉にする。次に、要求機能を実現するために、「何を作るのか」という『設計解』を決める。あとは、設計解から具体的アクションプランを作り、そのプランを実行すれば、創造は完成する。この創造の手順はシンプルで無駄がなく、とても納得できた。うまく創造できるようになるために、普段からこの手順を実践していくことにした。

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    2009年10月04日
  • 失敗は予測できる

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    成功よりも,失敗から多く学ぶべき点はあります.思考の昇降運動は非常に有益だと思います.[KW]"予測"⇒"回避"⇒"逆転"

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    2009年10月04日