酒井隆史のレビュー一覧

  • ブルシット・ジョブ クソどうでもいい仕事の理論

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    個人の自由・個人の主権を守るために私有財産は認められる。▼各個人の自由意志に基づく結合はよいが、国家という形での結合はだめ。▼全人類の利益に対する道徳的義務が正義を形作る。正義の判定は政府ではなく、自立した個人が判断する。自然権は個人の恣意を正当化するもので社会規範にはならない。ウィリアム・ゴドウィンGodwin『政治的正義』1793

    所有すること(私有財産を持つこと)は他人から盗むことだ。個人の自由は財産の共有によりもたらされるのであり、私有財産は認められない。▼自律的な個人は多種多様なものを生産する。生産したものを自由に交換し合う。個人は小さな諸集団に組織され、小さな諸集団同士が連合する

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    2023年05月07日
  • ブルシット・ジョブの謎 クソどうでもいい仕事はなぜ増えるか

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    本家グレーバーの分類によるBSJが冒頭に紹介されているけれど、現代日本でも当てはまるものがあるのかどうかいまいちよく分からない。全体的にもいまいち刺さるポイントがなく残念。本書が本家『ブルシット・ジョブ』を分かりやすくしたものということで、本家の方は読む前に難しそうだということは分かった。

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    2023年04月18日
  • 暴力の哲学

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    「暴力はいけない」というだけでは無力であり、暴力に対抗するための「批判」の必要性を説くとともに、現代世界においてさまざまな局面で生じている暴力からの逃走線をえがきだす試みです。

    著者は、キング牧師やマルコムX、フランツ・ファノンらの仕事をとりあげながら、「暴力はいけない」というナイーヴな立場を乗り越えて、暴力のメカニズムそのものを暴き出すいくつかの視点を提示します。さらに、暴力の背景にある人びとの恐怖や、暴力と権力、メディア、国家の関係について、カール・シュミットやポール・ヴィリリオらの思想を引き合いに出しながら考察を展開しています。

    体系的な「暴力の哲学」が語られているわけではなく、暴力

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    2019年03月09日
  • 暴力の哲学

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    暴力、非暴力からの反暴力、歴史を紐解き現代の社会情勢に照らし合わせて語る思想書…なんだが、やー難しかった。衝動買いするも、太刀打ちできませんでした、とほほ。

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    2016年04月10日
  • 暴力の哲学

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    ネグリ&ハート「<帝国>」の翻訳者であり、社会思想の研究者である著者が、2001年の米国同時多発テロを契機として、肥大化する暴力の連鎖を断ち切るためのアイディアを、アレントやフーコー、ヴィリリオといった社会思想家や、アメリカのキング牧師、マルコムXらの活動をベースにまとめた一冊。

    多様な議論が収められた本書のエッセンスをなかなか簡潔にまとめるのは難しいものの、要約するなら、以下のような流れになるだろうか。

    ・暴力に対して「暴力はいけない」と非暴力の言説で応じることはかえって、暴力の無感覚化を促進する
    ・権力による暴力の行使は、ある暴力に対する「対抗暴力」として現れる。この傾向は前述

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    2016年04月03日