井上麻矢のレビュー一覧

  • 夜中の電話 父・井上ひさし最後の言葉

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    井上ひさしさんの言葉言葉…。短い中にものすごく深く温かい物を持っている言葉たちであった。
    舞台が猛烈に観たい。

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    2022年10月01日
  • 夜中の電話 父・井上ひさし最後の言葉

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    娘への深い愛情と、最後の最後まで
    創作にかけた井上ひさしの執念が
    垣間見えた。

    むずかしいことをやさしく…
    ゆかいなことをまじめに、

    この後にさらに続きがあったのは
    知らなかった。

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    2020年02月21日
  • 夜中の電話 父・井上ひさし最後の言葉

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    父・井上ひさしの残した言葉を娘・井上麻矢が忘れないようにまとめた本。私は井上ひさしのファンで彼の作品の他、書いた小説やエッセイから読み取れる人柄も大好きだ。この本にも、いたるところに娘を思う気持ちや、劇団を大事に思うところが残されている。
     病のため残された生きるわずかな時を、娘・麻矢さんへメッセージをすべて伝えようとしているところがとても共感できた。

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    2017年10月06日
  • 女にとって夫とはなんだろうか

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    結婚は判断力の欠如
    離婚は忍耐力の欠如
    再婚は記憶力の欠如

    なるほど。

    まだ1つ目しか経験していない私だが
    すべて経験した親娘の話に
    納得させられた。

    「娘たちに教えられなかったことを
    孫に伝えたいという気持ち、
    孫を見て私の子育て一丁上がりという心境」

    ここ、!!だった。
    自分が子育てでできなかったことを
    孫にしてあげたい、と思う気持ち。
    そうなんだよなぁ〜
    何か残したい、次に伝えていきたい、
    のかもしれない。

    同じ環境で育ったように思える兄妹でも
    少し時代が違うだけで、考え方、生き方も変わる。
    自分に当てはめるとホントそうだなぁと。

    原風景の中に
    今の自分の姿がある、とか。

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    2018年08月19日
  • 小説 母と暮せば

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    映画「母と暮らせば」のノベライズである。
    夫に先立たれ、長男も戦死してしまった伸子は、次男の浩二と二人で暮らしていた。
    いつものように浩二は学校へ出かけたまま、二度と伸子のもとには帰ってこなかった。
    8月9日、長崎に落とされた原爆によって浩二が命を落としていたからである。
    浩二の死から三年。
    ようやく浩二の生存を諦めた伸子の前に浩二が現れる。
    亡霊となった浩二と伸子の、奇妙な二人暮らしがその日から始まった。

    戦争は悲惨だ。
    そして、あたり前のことだけれど一度失われた命は二度と戻ってこない。
    伸子が思わず口にした言葉。
    何故生き残った町子が幸せになり、浩二は死んだのかと。
    代わってくれたらよか

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    2017年06月07日
  • 小説 母と暮せば

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    戦争の映画が苦手だからまだましだろうと小説版。ストーリーがわかってもいいのはいい。ほんとにちょっと泣いた。いいか悪いかは知らんけど、かなしいよね。

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    2016年02月23日
  • 夜中の電話 父・井上ひさし最後の言葉

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    〔本から〕
    人生はなるべくシンプルに生きる。複雑にしてはいけない。複雑になっているとしたら、どうしたらシンプルになるか考える。

    自分という作品を作っているつもりで生きていきなさい。

    幸せの形はそれぞれ違うものであり、実はささやかなことだ。

    むずかしいことをやさしく、やさしいことをふかく、ふかいことをゆかいに、ゆかいなことをまじめに書くこと。

    言葉はお金と同じ。一度出したらもとに戻せない。だから慎重によく考えてから使うこと。

    決定的なことは最後まで口から出さない。

    一番大事なのは、想像力。相手の立場になって考える癖を徹底的に身につけること。

    笑いというのは財産である。

    人の心は生

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    2016年02月19日
  • 夜中の電話 父・井上ひさし最後の言葉

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    「むずかしいことをやさしく やさしいことをふかく
    ふかいことをゆかいに ゆかいなことをまじめに書くこと」
    この有名な言葉に続きがあったとは!
    病床の井上ひさしさんからお嬢さんのマー君に、夜中にかかってくる電話。親として、演劇人として、「励まし、叱り、笑わせてくれる」声。
    77のどの言葉も「生きるということ」に大切なことばかり。
    「ボローニャ紀行」を読んでみたくなった。

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    2016年02月04日
  • 夜中の電話 父・井上ひさし最後の言葉

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    不器用なリア王は愛する三女の直言を聞き入れられず悲惨な最期を迎えますが、賢明なる文豪、井上ひさしは不器用な三女に、自分の化身たる劇団を託し、その運営について病魔と闘いながら伝えました。結果、早すぎる死にも思える最期もとても幸せなものになったのではないでしょうか?言葉の大切さを大切にした作家が、深夜の長電話で愛娘に託した至言の数々。もしかしたらふたりだけの秘密であったものが、作品として本になったことは、やはり、井上ひさしの伝えたいことはひとりの娘に向けてというより、人間という存在全体に向けてのものだったから、実現したのだと感じます。一方、色々、葛藤と反発と敬愛を抱えた父と娘の濃厚な時間は、離れた

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    2018年11月18日
  • 小説 母と暮せば

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    悲しいけど嬉しくもなる作品。この作品を読んだ人の感想を聞くのは面白そう。

    僕は主人公の息子目線で物語に入り込んだ。すごく母が心配であるけど、いないはずの自分が存在してはいけないギャップがすごく苦しかった。その反面、再開を喜ぶ母を見て、元気を取り戻してくれて嬉しくなる自分もいた。

    僕にとって母とは?

    を考える作品。

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    2018年11月05日
  • 夜中の電話 父・井上ひさし最後の言葉

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    井上ひさしさんが三女 麻矢さんに遺した言葉。そこかしこに井上ひさしさんの素顔が垣間見えるような気がした。わがままを言えばもっともっと突っ込んだ話しが聞きたいな。

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    2016年05月08日
  • 夜中の電話 父・井上ひさし最後の言葉

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    「むずかしいことをやさしく、やさしいことをふかく、ふかいことをゆかいに、ゆかいなことをまじめに」常に裏と表があり、その両方を網羅してものを見ていた。

    井上ひさしさんの遺した言葉は心に響いたが、著者の文章は少し独りよがりな気がした。

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    2016年04月02日