井上麻矢のレビュー一覧
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結婚は判断力の欠如
離婚は忍耐力の欠如
再婚は記憶力の欠如
なるほど。
まだ1つ目しか経験していない私だが
すべて経験した親娘の話に
納得させられた。
「娘たちに教えられなかったことを
孫に伝えたいという気持ち、
孫を見て私の子育て一丁上がりという心境」
ここ、!!だった。
自分が子育てでできなかったことを
孫にしてあげたい、と思う気持ち。
そうなんだよなぁ〜
何か残したい、次に伝えていきたい、
のかもしれない。
同じ環境で育ったように思える兄妹でも
少し時代が違うだけで、考え方、生き方も変わる。
自分に当てはめるとホントそうだなぁと。
原風景の中に
今の自分の姿がある、とか。
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Posted by ブクログ
映画「母と暮らせば」のノベライズである。
夫に先立たれ、長男も戦死してしまった伸子は、次男の浩二と二人で暮らしていた。
いつものように浩二は学校へ出かけたまま、二度と伸子のもとには帰ってこなかった。
8月9日、長崎に落とされた原爆によって浩二が命を落としていたからである。
浩二の死から三年。
ようやく浩二の生存を諦めた伸子の前に浩二が現れる。
亡霊となった浩二と伸子の、奇妙な二人暮らしがその日から始まった。
戦争は悲惨だ。
そして、あたり前のことだけれど一度失われた命は二度と戻ってこない。
伸子が思わず口にした言葉。
何故生き残った町子が幸せになり、浩二は死んだのかと。
代わってくれたらよか -
Posted by ブクログ
〔本から〕
人生はなるべくシンプルに生きる。複雑にしてはいけない。複雑になっているとしたら、どうしたらシンプルになるか考える。
自分という作品を作っているつもりで生きていきなさい。
幸せの形はそれぞれ違うものであり、実はささやかなことだ。
むずかしいことをやさしく、やさしいことをふかく、ふかいことをゆかいに、ゆかいなことをまじめに書くこと。
言葉はお金と同じ。一度出したらもとに戻せない。だから慎重によく考えてから使うこと。
決定的なことは最後まで口から出さない。
一番大事なのは、想像力。相手の立場になって考える癖を徹底的に身につけること。
笑いというのは財産である。
人の心は生 -
Posted by ブクログ
不器用なリア王は愛する三女の直言を聞き入れられず悲惨な最期を迎えますが、賢明なる文豪、井上ひさしは不器用な三女に、自分の化身たる劇団を託し、その運営について病魔と闘いながら伝えました。結果、早すぎる死にも思える最期もとても幸せなものになったのではないでしょうか?言葉の大切さを大切にした作家が、深夜の長電話で愛娘に託した至言の数々。もしかしたらふたりだけの秘密であったものが、作品として本になったことは、やはり、井上ひさしの伝えたいことはひとりの娘に向けてというより、人間という存在全体に向けてのものだったから、実現したのだと感じます。一方、色々、葛藤と反発と敬愛を抱えた父と娘の濃厚な時間は、離れた