ハヤシユタカのレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
ネタバレ有名な有隣堂しか知らない世界のプロデューサーが語る、ゆうせか誕生からの裏話満載。
ブッコロー誕生の秘話も面白かったが、強く残るのは書店業界の苦しさと社長の有能さ。
書店業界があまりにも不振すぎて、社員が成功体験を全く得られないままになってしまっている。という危機感を持っていた社長が著者のハヤシユタカさんに何かないか…と相談したことから始まる。
有隣堂は、誠品生活の運営にも乗り出したりと新しいことを積極的にやっていたが、コロナもあって完全に裏目に出ている状態でさらに企業チャンネルの運営にも乗り出した。
この新しいことにチャレンジし続ける姿勢が素晴らしい。さらにここで社長がああだこうだ口出しせず
人権侵害をしない
反社会的なことをしない
誰かを傷つけることをしない
著しく品性を欠くことをしない
というルールを守れば何やってもいいと、プロデューサーとブッコロー、そして社員達に任せてきた。(それどころかチャンネルには、強烈な個性を持ったアルバイトすら登場する)口を出さないということは、なかなか出来ることではない。
結果プロデューサーが、素晴らしいトーク力を持ったブッコローや元々いた個性豊かな社員達の「素直さ」を存分に発揮させた。それが世間から面白さとして評価され大成功に至った。
大人気チャンネルの裏側を、存分に味わえる内容だった。
-
Posted by ブクログ
泣いてないけど、本当にいいお話だったし、感動しました!
私はゆうせかを見始めてまだ半年です。動画はほぼ見ましたが、ゆうせか関連の本はこちらのP本が初めてです。
購入した理由は、ゆうせかの中でPが1番好きだから、伊勢佐木町本店に行ったからです。
もともと本がとても好きなので、ゆうせかは好きだけど自分が読みたくない本は買わない、というスタンスで買う、読む本を選んでいます。
でもこちらの本は、YouTubeライブのアーカイブを、Pが緊張しながら配信をしているのを見て、遅ればせながら購入しました。
内容は伏せますが、Pが有隣堂に持っている思いなどが書いてあります。
純粋に社会人として、自分の仕事にあれだけの力を、情熱を注げることに嫉妬しますし、尊敬します。
そして松信社長のことが改めて大好きになります。
この本を読んで、よりPが大好きになりましたし、ゆうせかが大好きになりました。そして松信社長が大好きになりました!!
学生の頃は有隣堂をよく利用していましたが、今私は有隣堂が存在していない県に住んでいます。
なのでホームの書店は他社さんですが、これからも有隣堂のある県に行ったら有隣堂に寄って本を買いたいと思います。
そして、次に伊勢佐木町本店に行った時は、ゆうせか本を購入したいなと思っています。
Pの2冊目も気長に超期待して過ごします!!
読んでいて気持ちの良い、素敵時間を過ごせました!P先生、ありがとうございました〜!! -
Posted by ブクログ
家族がすきで、単発でたまに観ていたゆうせかチャンネル。続けて観はじめて従業員の方の名前を覚えるようになったらよりたのしくなり、いまやガシガシ追っかけ再生しているひとり。
社長が出演した回で「書店業はずっと右肩下がりだから社員に成功体験がない」という話がすごく印象に残っていたのでゆうせか本で追体験できてよかった。
属人的な部分も多く、真似をしたらうまくいくよ!というHOW TO本では決してないが、運と信頼とコツコツ積み重ねてきたものがいまになっているのだな〜としみじみした。
・ブッコローイラストを作成した絵が得意な社員さんに、なにかしらのキックバックはあるのだろうか……(もちろんキャラクターデザインだけでなく「なかのひと」や企画、ゲストやPあってのブッコローなのは理解しているが描いたものがこれだけ大きくなっているのはすばらしいことだよ!!!)
・当初は、社員さんが勤務店やお名前を公表する必要はあるのかという気持ちもあったが、まあみなさん大人だし本人の了承の上でやっているだろうからメリットのほうが大きいのだろうし実際ひととなりを知れば知るほどすきになるというのはある
・そういえば書店て「文房具を扱うところ」なんだよなあという気づきがあった
・先日生配信を拝見し、これはこれでおもしろかったが「ああ、編集ってすごいんだな」と思った。毎話、もうちょっと深く聞きたい!というところで終わるのも絶妙(泣く泣く収めていないおもしろい箇所もたくさんあるんだろうなあ)
・生配信で視聴者からきた企画へのコメントに「それだとあんまり引きがない」「画になるかなあ」などの返答をしていて、当然だけど普段の企画でボツになっているものもたくさんあるんだろうなと感じた
・なんにせよコンスタントに続けていられてすごい
・視聴者を巻き込む力がすごい -
Posted by ブクログ
何か自分で制作をしたいとき、大いに参考になる考え方が盛りだくさん。
企業の建前にはもうみんな飽き飽きしてる。だからこそ企業が発する「ギャップ」は、視聴者もメディアも大好物なのだ。 62ページ
成功するコンテンツに必要なのは「先人の成功例」に「独自の要素」を掛け算していくということだ 47ページ
Youtubeにおけるジャンプカットという編集方法 55ページ
「おひさしー」
後のRBブッコローの声である。 71ページ
「素直さ」が失われないため、徹底されてるのがとても勉強になった。自分の素直さはきっと誰かの素直さでもある。素直さに訴えるコンテンツは強い。
-
Posted by ブクログ
有隣堂書店のYouTubeチャンネル「有隣堂しか知らない世界」のプロデューサーが開設から現在までの軌跡を記した一冊。私もチャンネル登録していますが、知ったのは割と最近で、キャラクターやチャンネルのストーリーや企業YouTubeの中での位置付けなどはあまり知らなかったので、なるほどそうだったんだなと楽しく読みました。YouTubeだけでなくSNSも含めて所属する組織の情報発信や広報を考えていかねばならないけど、何をどう考えたら…という方にはおすすめします。安易にキャラクターを作りましょう、ということではなく、キャラクターを作る作らないに関わらず、そして現実問題としてどこまで投資としてのコストをかけられるかも置いておくとしても、SNSのようなユーザーが楽しんでいるところに組織の情報を入れ込んでいくような場での発信を考える際に絶対にブラしてはいけない、「ユーザーが見ていて楽しいコンテンツ」という当たり前の話を突きつめることについて考える機会にできるかと思います。いち読書好き、書店好きとしてこれからも楽しみにしています。
-
Posted by ブクログ
今、もっとも企業が運営しているYoutubeチャンネルで成功している『有隣堂の知らない世界』のプロデューサーが、チャンネルが始動するまでの経緯や狙い、苦労話など、とにかく現時点で語れることは全部語っている本。
ジャンル的にはビジネス書になるのかもしれないのだが、自分はこの本は「伝記」だと思う。それくらい、筆者やブッコロー、周囲のスタッフのこのチャンネルへの思いや紆余曲折が詰め込まれた著作だと思う。
まさに、視聴者がぼんやりと企業Youtubeチャンネルに思っていたことを明確に言語化し、ブレずに届けてきたこのプロデューサーは本当にすごい。
筆者も書いているが、エッセンスだけを取り出して似たようなことを取り組もうとしても、ほとんどの企業が失敗するだろう。関わる人、業界、時流、そういったものが奇跡的に合致してできた奇跡みたいなチャンネルだなと思う。
けれども、その奇跡を引き起こしたのは、ブレない姿勢で「本当におもしろいもの」を作り続けていた関係者の力なのは間違いない。
有隣堂ファンはもちろん、1冊の伝記としても、ビジネス書としても、素晴らしい本だったなと思う。