アン・レッキーのレビュー一覧

  • 叛逆航路

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    ヒューゴー賞、ネビュラ賞、ローカス賞、英国SF協会賞、クラーク賞など、7冠獲った小説だというから読んでみた。

    おもしろかった!

    最後まで、主人公の性別が分からなかった。女性・・・・でいいの?でもなんか、たくましいし、オーン(=女性だよね?)を慕っていたていうし、なんとくなく男性のようなイメージもある。擬体使いというつながりで、私の脳内イメージは素子少佐だったんだが、それでよいのか・・・?

    そして、セイヴァーデンがむちゃくちゃ萌える。なんなのこのダメ男。序盤は「なんだこの糞は?!」と思っていたが、途中から主人公に向けて出る矢印がまぶしくて、くっそ萌えた。(矢印が
    セイヴァーデン→→→→→→

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    2018年12月09日
  • 動乱星系

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    ネタバレ

    あらたな3部作の導入編っぽい。船長と流れ者とじゃじゃ馬、3人の凸凹宇宙旅がはじまる期待感にわくわくするが、前3部作の大事件も背景でじわじわにじむのもいい感じ。続編出たら買うしかねえ。

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    2018年11月15日
  • 星群艦隊

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    三部作完結編。派手な戦闘はないが、心理的な描写で、どきどきしながら読み進められる。一度読み始めると、心を掴んで離さない。

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    2018年11月12日
  • 亡霊星域

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    賞総なめの読み応えのある本格SFの続編。本作も前作に劣らずハードなSFだ。心理描写主体なので、アメリカ人には受けなかったのかな?タイトルは、こちらも、原題のアンシラリーソードのほうがぴったりくるし、かっこいいのになと思った。

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    2018年11月12日
  • 叛逆航路

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    読み応えのある本格SF。さすがに主な賞を総なめしているのも分かる。内容的には原題のアンシラリージャスティスのほうがぴったりくると思った。

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    2018年11月12日
  • 動乱星系

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    辺境にある星系国家。有力者の娘イングレイの進む道は…

    ひと騒動の後の彼女の変化した姿勢が頼もしい。少しの自信が心の持ちようを支えてくれる。星を渡り歩ける世界観は想像するしかないけれど、地球という星を今のところ離れられない私たちと共通することはきっとあるのだと思える。

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    2018年10月14日
  • 叛逆航路

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    「デビュー長編にしてヒューゴー賞・ネビュラ賞・ローカス賞など『ニューロマンサー』を超える英米7冠、本格宇宙SFのニュー・スタンダード!!!」

    惜しみない称賛が際立つ本書は、アン・レッキーの長篇「叛逆航路」です。前文に加え、アーサー・C・クラーク賞、英国SF協会賞、英国幻想文学大賞、キッチーズ賞を受賞。翻訳版では日本の星雲賞(海外部門)も受賞しているようです。良くも悪くも「数多くの賞を受賞した作品」というレッテルを背負ってしまった本書。往々にしてこういう作品は期待値が大きくふれすぎて、案外微妙な印象に終わることが多いのですが…

    しかし、本書。なかなかどうしておもしろい。
    原題は「ANCILL

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    2017年06月25日
  • 亡霊星域

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     前作の叛逆航路を読んだ方ならべらぼうに面白い。
     知覚の届く範囲に偏在するブレクという存在。
     そしてラドチ皇帝に支配される世界が描かれるだけで面白い。
     ラドチ皇帝には世界がどのように見えているんだろう。
     次巻で完結とのことで、翻訳が楽しみである。

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    2016年06月12日
  • 亡霊星域

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    叛逆航路の直接の続編

    三部作の二作目ということだが、期待していたよりも対アナーンダのストーリーが少なく、本当に次で完結するの?と不安になるストーリーテリング。完結編のために張られた伏線はいくつもあるので、次回作に期待する。

    三作目の二作目という位置付けにこだわらず、もっと壮大な物語の中のエピソードの一つだと考えられれば、叛逆航路とは雰囲気が違うものの十分に楽しめる。

    次回作を読めば、本作の位置付けが分かるかもしれない。
    いずれにせよ、次回作が楽しみな内容。

    原書では全部出てるらしいので、原書で読んでしまおうかとも検討している。

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    2016年05月28日
  • 叛逆航路

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    自分の本体を失い多くの自分の分躰の一つになった男の復讐の物語。何千年と生きた戦艦の人工頭脳の中で出会った敬愛する副官。陰謀により無実の罪を皇帝に着せられ、自身の手で殺さなければならなかったオーン副官の敵討ちの旅路。帝国が抱える腐敗の中で、分裂した皇帝自身の人格。真の敵は誰なのか、本格SFで面白い。

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    2016年02月29日
  • 叛逆航路

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    なかなか難解で苦労して読み終わりました。
    登場人物の性別がわからない、
    まあ、でも最後は読み応えがありました。

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    2016年02月13日
  • 叛逆航路

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    ネタバレ

    ニューロマンサーとかとはまた違った読みづらさ。
    前半で「銃」というマクガフィンが提示されるのだけど、しばらくほったらかしで、後半になって急に主人公自身(の歌)も実はマクガフィンだったことがわかる。(バルカン超特急!!)
    主題としては集団人格だったのにひとりになってしまった主人公と、ひとりだったのに分裂してしまった皇帝の対比がメイン。
    スペオペ系ではあるけどキャラ萌え要素も強いので意外と映画化もアリなのでは。

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    2016年01月27日
  • 叛逆航路

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    ネタバレ

    物語の背景把握と、キャラが走り出すまでに時間がかかったが、中盤にあかされるアンシラリーの決意からどんどんおもしろくなる。映画ロボコップ3部作に忠臣蔵を足してちょっと「新しい太陽の書シリーズ」っぽい雰囲気を隠し味に、支配と被支配、人間とAIがからみあうストレートなSF。3部作らしいけど、これはいちおう最後までつきあいたい。これを原作にSWの新3部作とかやってくれりゃいいのに…とか思ったり思わなかったりw

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    2016年01月14日
  • 動乱星系

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    ある意味で、「破天荒」な主人公が起こすドタバタ物語。

    〈反逆航路〉シリーズのスピンオフともいえるこの物語は、辺境地域での政治的争いと蛮族(異星人)との関わりのなかで、一人の女性が自立していく様子を描く。

    ラドチ(人類、シリーズの本筋世界)とプレスジャー(エイリアン、圧倒的な勢力)の狭間で、出生と〈家〉という概念のなか、主人公インテグレイは冒険の旅にでてしまう。
    行く先々で起こる出来事に泣きながら体当たりしていく様子が、ちょっと面白い。

    〈アンシラリー〉が出てこないのは、少し残念。

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    2024年10月03日
  • 叛逆航路

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    なんとも骨太なSF作品。難解な設定、難解な会話、難解なストーリー展開など、途中リタイアしそうになるも、なんだか不思議な魅力というか、先が気になってしまい、じりじりと気を取り直して読み進めていくと、いつの間にか読まずにいられなくなると言いますか。これ、映画にしたら、確実に超駄作になる可能性大でしょうが、小説だからこそ成り立つ世界観の醍醐味を味わえる作品と思います。

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    2022年03月15日
  • 叛逆航路

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    たくさん賞をとった作品ということで読んでみました。AI視点の語りなんですが、人の代名詞が全員”彼女”となっていて、最初女性をイメージしていたら男だったりで混乱。性別の区別をしない世界という設定はなかなか入りにくいですね。?

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    2021年11月18日
  • 叛逆航路

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    主要SF賞を総なめということで手にとった。世界観は感じ取れたが、スペースオペラ?の期待があったので、個人的には盛り上がらなかった。三部作の第一作ということなので、これからだろうとは感じるが。「艦船の属体」「ジェンダーの区別なし」など設定に面白さは見て取れるが、物語としてはいってこない…とりあえず、二作目も読んでみるか。

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    2016年04月10日
  • 叛逆航路

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    なんかいっぱい賞をとったSF作品。
    他のもそうだが、最近そういう評判の本を読んで、まず面白いと思ったことがない。
    もう、SFファンは名乗れないのかもしれない。

    ストーリーは大したことないような気がするのだが、とにかく読みづらく、名前も覚えづらくなんども見返したり。
    漸く乗ってきたら残りは数十ページだった。
    三部作の一部なんだってね。もう良いわ。

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    2016年04月03日
  • 叛逆航路

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     1000年を超す月日を重ねる主人公が語り手のSF。
     どう説明していいのかわからない。
     私たちの生きる今からかけ離れた文化と認識を当たり前のように語られる。時系列も個もゆらぐ主人公の正体が分からない。主人公の性別も人格も不明で、ただ歌が好きだということはわかる。
     何をする物語なのか、どういう社会なのかもわからないまま、不思議な世界にどんどん引き込まれていく。

     この本は「わけのわからなさ」がOKかどうかで楽しめるかどうかが分かれる気がする。私も最初はよくわからなかった。でも大丈夫、わからないまま読んでいくといい。そしてそんな読者のために、何もわからないセイヴァーデンがいるという安心設計

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    2016年03月29日