神津朝夫のレビュー一覧

  • 現代語でさらりと読む茶の古典 長闇堂記・茶道四祖伝書 (抄)

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    長闇堂記も山上宗二記より時代は下るもののほぼ同時代の史料として信頼性が高いので、これが現代語でさらりと読めるのはありがたい。北の大茶湯の様子や侘数寄たちの様子を知ることができる。また、長闇堂記が世に出る経緯も解説されている。
    茶道四祖伝書の抄訳も併せて載っていて、これも当時の茶の湯について知るためのよい史料。

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    2024年10月29日
  • 千利休の「わび」とはなにか

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    利休は珠光の茶を重んじていた。
    間に入る紹鴎は、侘びの珠光や利休とは違い、道具本位の茶をしていた。

    珠光から紹鴎へ、そして利休へと一直線に侘茶が伝承発展されたわけではない、ということを強く語る。

    利休はもともと道具を持たぬ侘茶から始まり、若き頃から珠光の茶を追っていた。
    出世とともに唐物道具も触れていったが、自身は唐物などには終生重きを置かなかったと。

    もう15年も前の本か、、、もっと早くに読みたかった。
    昔の研究が進んでない時の歴史観に縛られてる自分を反省


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    2020年03月23日
  • 千利休の「わび」とはなにか

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    千利休の本来の茶は侘数寄であり茶器などの道具ではなくお茶を立てる人に価値を戻した物が本来であり利休が一番茶会でしたお手前は運び手前である。なるほど。

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    2015年03月06日
  • 知っておきたいマルクス「資本論」

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    +++ ヒットしたフレーズ +++++++++++++++
    ・使用価値として現れる労働を「有用労働」と名づける。
    ・「自然素材」に「労働」を加えることによって富をつくっている。
    ・商品流通とは「商品-貨幣-商品」で等価交換。資本流通(投資)とは「貨幣-商品-貨幣」で価値を増幅させることが目的となる。
    ・労働力の価値はその再生産費で決まるもので、使用価値とはまったく別。
    ・必要労働時間分の価値は支払われるから「支払労働」、剰余労働時間分は支払われないので「不払労働」(搾取)とよぶ。
    ●出来高賃金は労働者に自由感、独立心、自制心を持たせ、他面では労働者相互の競争を発展させる傾向がある。それらもまた

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    2010年05月20日