あらすじ
利休の師は辻玄哉であり、通説で師とされる武野紹鴎はわび茶を行っていなかった。『南方録』起源の虚構を排し、利休自らによるわび茶大成の新事実を提唱。茶の湯文化史を大きく塗り替えた衝撃の書の文庫化。
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Posted by ブクログ
利休は珠光の茶を重んじていた。
間に入る紹鴎は、侘びの珠光や利休とは違い、道具本位の茶をしていた。
珠光から紹鴎へ、そして利休へと一直線に侘茶が伝承発展されたわけではない、ということを強く語る。
利休はもともと道具を持たぬ侘茶から始まり、若き頃から珠光の茶を追っていた。
出世とともに唐物道具も触れていったが、自身は唐物などには終生重きを置かなかったと。
もう15年も前の本か、、、もっと早くに読みたかった。
昔の研究が進んでない時の歴史観に縛られてる自分を反省