【感想・ネタバレ】現代語でさらりと読む茶の古典 長闇堂記・茶道四祖伝書 (抄)のレビュー

あらすじ

『長闇堂記』は奈良春日社の神職だった久保権大輔が書き遺した茶湯回想録。『茶道四祖伝書』は奈良の豪商茶人松屋の歴代が見聞きした、千利休・古田織部・細川三斎・小堀遠州の茶湯を、四つの伝書に編集したもの。ともに桃山から江戸時代初期にかけて、のちに「わび茶」とよばれる茶湯が成立していく過程をいきいきと伝えている。

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Posted by ブクログ

長闇堂記も山上宗二記より時代は下るもののほぼ同時代の史料として信頼性が高いので、これが現代語でさらりと読めるのはありがたい。北の大茶湯の様子や侘数寄たちの様子を知ることができる。また、長闇堂記が世に出る経緯も解説されている。
茶道四祖伝書の抄訳も併せて載っていて、これも当時の茶の湯について知るためのよい史料。

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2024年10月29日

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