講談社「行事とたべものよみきかせ絵本」の一冊。
読み聞かせ 2年生 10分程度(読後のお話含め)
三学期読み聞かせ始まりました。
年開け最初はお正月物を。
これは良い絵本。
皆さんはどんなお雑煮を食べましたか?
味噌?醤油?
何が入っている?
野菜の切り方は棒?半円?
お餅は焼く?焼かずに入れる?
家にある野菜をいれるから特に決まってないというのもあるかな?
そもそも「食べない」人もいる?
こちらの本は、それぞれの地域や家には色々な「食」があるんだなと感じ、自分の家のお雑煮のお話をしたくなりますよ。
まず本をめくると見返しには色とりどりの蓋付きのお椀たちが書かれています。
お話が始まると、お正月を楽しむ”きみちゃん”。初詣に行き、お友達とお雑煮を食べます。すると子供たちは自分の家のお雑煮の話をします。「うちのお雑煮はお味噌味」「うちは焼いた魚といくらが入っているよ」
”きみちゃん”は家に帰り、おばあちゃんとおかあさんといっしょにお雑煮を作り、お雑煮にはそれぞれの地域の味、家の味があることを感じるのでした。
そして最後の見返しには、最初の見返しのお椀の蓋が空いて、全国色々なお雑煮が!
甘い小豆(鳥取県など)、牡蠣を入れる(広島県など)、海藻たっぷり(千葉県など)、魚とイクラを入れる(ミヤギケンなど)、丸いお餅、四角いお餅…。
教室の子供たち、先生がたからも「うちのお雑煮には〇〇が入っている」「赤味噌/白味噌」「書いてあるお雑煮食べてみたい」などの声が上がります。「お雑煮は食べない」という子もいます。「絵本のお雑煮美味しそうだけど、うちのお雑煮が美味しい」という子もいます。
日本全国、そして家庭それぞれが受け継いできた味、特にお正月に食べるお雑煮は話題にしやすいですよね。
読んでからわいわいお話し合いしたくなるとても良い絵本です。