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夕方、保育園から帰るとき、とっちゃんはママに言いました。「もっとあそんでいたいな」「あとで、あとで。さ、かえろう」とっちゃんの家は、おそうざいやさんで、これからお店が忙しい時間になります。家についても、とっちゃんは一人ぼっちでおもしろくありません。「ママ、あそぼ!」とっちゃんがいうと、「あとで あそぼ。えをかいて まっていて」と、ママからの返事……。とっちゃんは絵を描いて待ちました。けれど、画用紙を全部使い終わってもママはやってきませんでした。とっちゃんはママに聞きました。「ママ……“あとで”って、いつ?」「“あとで”は“あとで”。ちょっとまって、ってこと!」ママが大きな声で言ったので、とっちゃんは、それっきり、黙ってしまいました……。我慢するとっちゃんのけなげな姿や、親子の心が通じ合う姿を丁寧に描いています。読み終わった後、優しい気持ちになれる一冊です。
Posted by ブクログ 2016年06月02日
この作品を読んで「ドキッ」とした方が多かったのではないでしょうか。
でも、ちゃんと気づけたら大丈夫ですよね。
「あとでね」という言葉は子育て中の方だけが言う言葉ではないと思います。
教育現場や福祉施設などでも使われているのではないでしょうか。
人員を増やすことと待遇の改善しないと、きっと「あ...続きを読む
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