山本謙治のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ<目次>
はじめに
第1章 牛肉の真実
第2章 美味しい牛肉の方程式
第3章 牛肉のおねだん~体験ルポ・ぼくは牛を飼ってみた
第4章 美味しい牛肉をめぐって~日本の「あかうし」篇
第5章 美味しい牛肉をめぐって~アメリカ・オーストラリア・フランス篇
第6章 ほんとうに美味しい牛肉を食べるために
巻末付録 美味しい牛肉を食べられる販売店・飲食店リスト
<内容>
「神戸牛」「松阪牛」…「和牛」と呼ばれる日本の牛肉は、「さしが入り(脂が過度に入り)、焼いても柔らかく、口の中でトロける感じ、というのが定番だ。しかし、著書は「それは違う」という。旨みのある赤牛や短角牛も十分美味しい。しかしこれらはマスコミや飲食店の口コミで否定されている(自分の舌の味わいでなく、他人の評価を読むだけで決められたもの)。本当にそうなのか?食のジャーナリストが切り込んだ。海外では、赤身のほうが美味しいとなるらしい。なれば、日本の牛肉は脂濃くて食べられないに違いない。和牛を海外に売り込みたいなら、そういう海外の常識を確認しないといけない。 -
Posted by ブクログ
昨年わりと近場に激安スーパーが開店した。確かに安い。豆腐なんか一丁29円。セールではなくいつもの値段だ。これってどうなの?ここまで極端な安値だと「まあうれしい」とはちょっと思えない。これを作ってる人は一体いくらもらっているのか。なんらかの業界的からくりがあるのだろうけど、どこかで誰かが酷い目に遭っていることは間違いないだろうと思ってげっそりする。
本書ではさまざまな食品について、激安価格の仕組みやその問題点について説明されている。豆腐も出てくる。弁当・ハンバーガー・卵・惣菜・調味料…。消費者の「もっと安く」という際限のない要求に応えるべく、メーカーやスーパーが激安食品を作り出していく実態は、そら恐ろしいほどだ。こんなことが続くはずがない。続いていいものではない。
値上げのニュースでは必ず、「困ります」という消費者の声が取り上げられ、野菜なんかの値段が下がると「安くて嬉しいわ~」と喜ぶ人の姿がテレビに映る。これって思考停止じゃないだろうか。食品に限らず、ものには「適正価格」があるはずだ。過剰サービスも同じだと思うが、互いの首を絞め合うようなやり方がどんどん広がっていることに暗澹とした気持ちになった。
少し救われるのは、至極真っ当なやり方でおいしい食品を作っているメーカーが紹介されていること。贅沢品ではなく普段使うもので、決して安いわけではないものが、きちんと支持され商売として成り立っているのを見ると、ほっとする。