坂上仁志のレビュー一覧
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小が大に勝つための競争戦略のバイブルであるランチェスター理論の基礎を楽しく学べた。重要だと思ったエッセンスは次の2つ
①差別化して、一点集中して、競合局面においてNo1になる
⇒小さな範囲でもいいからまずはNo1になる。No1を積み重ねることで、企業は大きくなっていく。
②競争目標(自社よりも上位)と戦うのではなく、攻撃目標(自社よりも下位)と戦う。⇒大きいところに直接戦いを挑むのではなく、小さいところを吸収することで大きいところに勝つ。
また、ランチェスター理論を実践する3つの行動が紹介されていたがその中の「掃除」のとらえ方が非常に参考になった。掃除のポイントは①範囲を限定する②時間を -
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第一法則=弱者の戦略。局地戦、接近戦、一騎討ちの場合。
第二法則は強者の戦略。広域戦、遠隔戦、確率戦の場合。
兵力数の二乗×質。
1位と№1は違う。局地戦なら3倍以上の差、広域戦なら1.7倍以上の差、があれば№1.
自分より上の相手には、差別化戦略、下の相手にはミート戦略=同じことをやる。
差別化、一点集中、№1になること。
差別化のための方法
徹底する、やらない勇気を持つ、人と違う勇気を持つ、
差別化は掛け算。
一点集中すること、が最も成果を生む。
細分化する。やらない決断をする。
GEもランチェスター。1位か2位になれる事業しかやらない。
絞り込み、小さなエリア、小さな顧客、小さな商品 -
Posted by ブクログ
ネタバレランチェスターの法則(数が多いほうが有利)に基づくと、
・局地戦、接近戦、単騎戦では、「質×量」で決まる
・遠隔戦、広域戦、確率戦では、「質×量の2乗」で決まる
これを企業戦略に当てはめると、どこの・誰に・何を・どのように販売するかを決め、徹底的にそこに投資し、市場占有率1位を取ることが目標。
つまり、「~といえば=○○」を目指すことが、生き残る道。
よく、弱者が強者に勝つ道と謳っているが、これは、中小企業でもエリアを絞れば(例えば○○市で、△部品で)、大企業に勝つ道は開けるということ。
これを個人に当てはめることもできる。
「~といえば=○○さん」になるためには、専門を持つこと。
なお