魚川祐司のレビュー一覧

  • 仏教思想のゼロポイント―「悟り」とは何か―

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    日本の仏教っていろいろあるけど、そもそもブッダは何を語ってたんだ?という疑問からスッタニパータとかに目を通したりしたけど今ひとつ整理できずにいた。この本はそんな悩みを解決してくれた。
    端的にいうと、労働と生殖を放棄し、現象を観察して執著の対象から厭離し離貪して、それで渇愛を滅尽すれば寂滅為楽の境地に至れるというもの。
    いろいろある宗派は、覚者たちの物語の世界への対応の仕方の違いで、本来性と現実性の関係のとり方の差異によるもの。
    他にもブッダの教説と仏教のあらゆる教説について理解する上でかなりありがたい本。

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    2026年06月24日
  • 仏教思想のゼロポイント―「悟り」とは何か―

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    良い読書体験だった。「理路整然」とか「筋道が立っている」とはこういうことを言うのだろう。術語には意味が分からなかったり馴染みが薄いものも多いが、説明は頭に入ってくる。

    本書の主張は、ゴータマ・ブッダがたどり着いた解脱ないし涅槃が(無為無相という意味で)仏教思想のゼロポイントであり、その後の仏教に多様性が生じたのは、それぞれの覚者がそことの距離や態度をどのようにとるかという選択の結果である、というもの。

    では涅槃とは何か。それが理解できない。
    というか、説明されて理解できるものではない。本を一読しただけの浅い理解の中に回収してしまえるものではない。
    日常の延長にあるものではなく、何か決定的な

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    2025年12月19日
  • 仏教思想のゼロポイント―「悟り」とは何か―

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    素晴らしい。明らかに経典から読み取れる内容をかみ砕いて伝えてくれている。
    加えて、魚川さんのスタンスが、あらゆる流派を、それは探求ゆえに違いとして包含しようとしていて、その上で、ここだけは原始仏教の言っていることと違う!としている。

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    2025年08月15日
  • 仏教思想のゼロポイント―「悟り」とは何か―

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    面白い。一般の読者目線で、非常に平易かつ分かりやすく書かれている。よく陥りがちな疑問にもしっかりと回答されている。一気に読み切った

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    2025年07月08日
  • 仏教思想のゼロポイント―「悟り」とは何か―

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    2024.10.5〜 再読中。少しずつ追記していきます。

    【はじめに】
    「それだよ私の知りたかったことは!よくぞ書いてくれました!」と興奮させてくれる。もうここからぐっと引き込まれる。曖昧に濁そうとしない文章は気持ちが良いほど明瞭でわかりやすく、「愛してる…」となる。本書は仏教を「わかる」ための本であり、そのために①ゴータマ・ブッダの言う解脱・涅槃(仏教の目的・本質)とは何か、②彼は「悟った」後、なぜ死ななかったのかが明らかにされていく。

    【第一章】
    本書は、仏教を「人間として正しく生きる道」なんて陳腐なワードで説明することをまずはっきりと否定している点において信頼できる。むしろ労働や生殖

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    2024年11月26日
  • 仏教思想のゼロポイント―「悟り」とは何か―

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    著者は、諸行無常・寂滅為楽とする原始仏教から逸脱して衆生救済を掲げる大乗経が「なぜ仏教と名のれるのか」という疑問から出発するが、滅後百年頃の小乗経と数百年後の大乗経を区別しない。歴史的釈迦に現代でもっとも近いのはおそらく禅宗とする/ミャンマーから世界に広がっているテーラワーダ仏教では悟りは実在し、人格が良くなることではない。ブッダは自らの證得した法が「世の流れに逆らう」から語らないつもりであった。解脱者は「凡夫が生の内容だと思っているもの」をいったん否定し、執着を捨て善因楽果悪因苦果で個人人格輪廻を否定

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    2024年09月11日
  • 仏教思想のゼロポイント―「悟り」とは何か―

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    本書を入門書や注釈書といって良いものか?
    ゼロポイントの題通りに、ど真ん中を、引用、知性を持って理論的に説き明かしていく。そしてそれは筆者の裏付けのある実践でもって支えられている。
    仏教用語に関する予備知識や仏教に触れる経験があった方がより興味深く読めるとは思います。
    歴史を振り返ったりスッタニパータ等についての解説もあるが、畢竟、至極当たり前の事が書かれています。
    しかしこの視点で書かれた仏教書は多くはない気がします。
    ここ20年で読んだ仏教書では最良の一冊であると思います。
    本当にお勧めします。

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    2023年08月28日
  • 悟らなくたって、いいじゃないか 普通の人のための仏教・瞑想入門

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    仏教瞑想がどういうものか、普通の人の生活でどう活かすことができるのか、付き合い方を知ることのできる本。
    瞑想にも多様性があり、目的と方法が多様であり、自分に合う合わないもあるとのこと。唯一の真実があるから、自分をその瞑想合わせなくてはならないと考えるのではなく、自分の目的、適した方法を考えて、合わない時は別の方法を探すという柔軟な対応もあって良いというスタンスを知る。方法によっては、逆に問題を悪化させることもあるとのこと。
    瞑想することと、リアルの物語の中での人格陶冶は別物なので、その指導者の為人をみることも重要ということも、目から鱗だった。

    第三の軸を立てるというイメージや、抜苦与楽という

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    2021年11月21日
  • 仏教思想のゼロポイント―「悟り」とは何か―

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    仏教がアナーキーかつラディカルで、しかもプラグマティックであることを隠すところなく伝える本。

    生き生きとした筆致にもかかわらず、内容は慎重を期していて、信頼が置ける。

    釈迦が輪廻を否定したって私も思っていた!どこで習ったのだろう。。

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    2019年04月13日
  • 仏教思想のゼロポイント―「悟り」とは何か―

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    瞑想の考え方について知りたいと思い手に取ったが時間がなくざっと読んだだけなので、瞑想の参考に出来るほどのものは得られなかった。しかし涅槃や悟り、仏教の起源については初学者の自分にも分かりやすく書かれていた。今回読めていない部分が多いので再読したい。

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    2018年12月19日
  • 悟らなくたって、いいじゃないか 普通の人のための仏教・瞑想入門

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    仏教にはずっと興味があるが、スマナサーラ長老がメジャーになってから風通しが良くなった。最近は西洋風に加工したマインドフルネスも流行ってる。魚川祐司さんのアプローチがとても現代的。ミャンマーとタイの違いも興味深く。僕はタイ風の仏教アプローチが気に入りました。

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    2017年03月11日
  • 仏教思想のゼロポイント―「悟り」とは何か―

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    やや難解な内容ではあったがゴータマ仏教の神髄に触れられたような気がする。まだわかったようなわからないような状態ではあるけど、それこそ簡単にわかったらもっともっと解脱する人も多いだろうし。

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    2016年12月10日
  • 仏教思想のゼロポイント―「悟り」とは何か―

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    生きることの苦に対する姿勢が仏教だとすると、生きることが楽(喜)だと思っている自分はどうなのか。
    その楽が原因で苦がくるのか。あるいは楽には楽の生き方があるのか。
    探っていきたいと思った

    理解しても「わかっちゃいるけどやめられない、悪い癖」。これを抜くために修行

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    2016年11月26日
  • 悟らなくたって、いいじゃないか 普通の人のための仏教・瞑想入門

    購入済み

    実存を震わせるという仏教瞑想

    悩みを抱えた人たちの相談を長年引き受け、解決へと導いているタイ仏教僧プラユキ・ナラテボー師(日本人)の対談本。
    仏教とその瞑想による強烈な効能について深く語る。
    対談形式なのでわかりやすく、プラユキ氏の人となりも大変柔らかで安心して読める。
    特に注目なのはプラユキ式の瞑想法というのが、目を開けたまま行う手動瞑想というシンプルイズベストな手法なので非常にとっつきやすく「これなら自分も瞑想習得できるかも」と思わせてくれる。悩みの解消法を探している人には一読の価値あり。

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    2022年09月29日
  • 仏教思想のゼロポイント―「悟り」とは何か―

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    201607/

    縁起の法則が、私達衆生の迷いの生存状態・苦の現状を形成している法則であるからであり、ゆえにそのはたらきをありのままに見て、私達を現状に至らしめている原因・条件(因縁)を消滅させることができれば、私達は苦であるところの迷いの生存状態から脱却する(解脱する)ことができるからである。/

    ゴータマ・ブッダの仏教において目指されていることは、衆生をこの「世間」の存在状態から「出世間」へと移行させることであり、その手段は、縁起の法則によって形成された私達の苦なる現状について、その原因や条件を徹見し、それを消滅させることである。「仏教は難しい」とよく言われるが、その基本的な筋道は、このよ

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    2016年07月25日
  • 仏教思想のゼロポイント―「悟り」とは何か―

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    仏教の核となる教義をここまでわかりやすく解説した本はないのではないか。

    巨大な哲学的体系では決してなく、苦、縁起、輪廻、涅槃、解脱など極めて論理的で、かつ「書かれていることを、書かれている通りにしたら、書かれている通りに解脱できた」という、極めて実践的なものでもある。

    解脱とは徹底して客観視する、もしくは人間社会の心象風景は須らくバーチャルだと断じてしまうことのようにも思えるが、解脱者が涅槃と俗世間との繋がりを表現しようとすると、表現の仕方によってさまざまな教理が生じるのだろう。

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    2016年04月12日
  • 仏教思想のゼロポイント―「悟り」とは何か―

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    再読。やはり素晴らしい。ちゃんと読めてなかった部分もたくさん。ニー仏さんのツイキャスなどを聞いてから読むとまた別の感慨もある。輪廻のところ、ツイキャスで質問したいわ。

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    2016年06月28日
  • 感じて、ゆるす仏教

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    魚川さんと海外でも指導にあたったりしている曹洞禅の実践者の対談。適当に濁さずに詰める魚川さんもさすがだし、そこを丁寧に受けて立つ一照さんも素晴らしい。
    感じてゆるすモードに至る前にガンバリズムを経る必要があるのかって議論が印象に残った。あとは西洋の背景を持つ人と日本で育った人とで禅との向き合い方に違う傾向があるとか。

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    2026年07月04日
  • 仏教思想のゼロポイント―「悟り」とは何か―

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    臨済宗檀家ではあるが無神論に近い立場の現代人の立場からの気付きが多かった。以下は一例だが、仏教者がどんな立場から仕事?をしているのかを説いてくれている。
    ・出家者が働かず物乞いをらするのはなぜか
    ・葬儀のお布施はなぜ明示的にいくらと言われないのか

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    2026年06月29日
  • 仏教思想のゼロポイント―「悟り」とは何か―

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    ゴータマブッダの仏教とは何かをとてもわかりやすく解説された本だと思った。
    涅槃や解脱などなんとなく知っているような仏教がそもそもどんなものか。
    世間から脱するという非人間的な教えと、今の広まっている仏教との共通点など

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    2026年05月20日