柴山元彦のレビュー一覧
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ネタバレ写真や図を散りばめて説明されているので、難しい内容でも読みやすいです。
宇宙のロマンを感じられてワクワクします。
私がワクワクしたところは…
ビッグバンモデルの絵が美しい。ゆらぎからの宇宙誕生って…神とか人智を超えたものの存在を考えてしまう。私の乏しい想像力では全然イメージできない。
太陽系なんて宇宙では実はまだ若手で、永久絶対的存在感の太陽もこんなふうに終わっていくよってライフステージの遷移が書いてあって切ない。星々も一生があり終わりもちゃんとあり…そして新たな星が造られる材料になったりもする。
こんなに色々わかってるんだ!と思う一方、宇宙の構成成分の20%以上が正体不明の物質ダー -
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海に行ったら貝殻や石ころを拾うのが大好き。天然石も好きだし、綺麗な貝殻も好き。冷たくてツルツルしたものが好きなのかもしれない。ビー玉やガラス玉なども好きなので。
先日も大洗に旅行に行った際、平太郎浜という海岸で石ころを拾って帰ってきた。一緒に行った家族は何が面白いのかわからないし、そんな石・・・って感じだったけどこっちはもう宝探しの気持ち。
艶々で黒々としてきれいな石や赤茶くてツルツルした石など綺麗だけど、何の石かいまいちわからないものばかりで、そうしたら本屋さんでこの石図鑑を見つけて購入。どこで見つけられるか書いてあるし、中身もカラーで詳しくわかりやすく掲載されていて良い。読んでいると主 -
Posted by ブクログ
宮沢賢治の物語や詩を足掛かりに、高校の地学の内容をおさらいする本。
賢治先生と、たぬきくん、きつねくん、くまくん、ねこさんの対話を通して展開する。
宇宙と地球のしくみ、岩石と鉱物、地球史、そして大気と海洋の順に話が進んでいく。
これは高校のカリキュラムに即したものであるよし。
全編カラー図版で、読んでいて楽しい。
ゆるっとしたキャラクターのイラストと、説明のためのかっちりした図版や写真の対比も面白い。
プレートの移動の模式図や雲形十種の図はとても分かりやすく、現役で地学の勉強をしている高校生さんたちにもきっと有用だろう。
概ね内容はよくわかった。
とても良い本だと思うけれど、こちらの知識 -
Posted by ブクログ
本の帯に「文系のための地学の本」とあったのが、納得の内容。
ブラタモリで、宮沢賢治の会を見ていたので、タイトルに惹かれて読んでみた。
中身は、高校地学の基礎。
1時限 宇宙のしくみ
2時限 地球のしくみ
3時限 岩石と鉱物
4時限 地球の歴史
5時限 大気と海洋
地学は嫌いじゃない(いや、むしろ好き)ので、面白かったし、懐かしい!と、ワクワクしながら読んだ。
宇宙のしくみで、しみじみ思うのは。。。
なーんにもない無のところから、火の玉宇宙が生まれて、ものの3分で素粒子が生まれて、ヘリウムと水素の原子核ができあがる。
あまりに壮大すぎて驚く世界。
それがなかったら、地球も生まれないし、岩 -
Posted by ブクログ
ど文系なので分かりやすかった。ビッグバンから人の進化天気まで。
ただど文系なので「雨ニモマケズ」に引っかかってしまう。
橋本治の古典の解説書を読んだあとだったので漢字とカタカナで書かれたかの詩の意味を考えてしまう。
漢文由来のカタカナは公式文書とか、何か文に重みや重要な意味を込めたい時に使われる。平仮名はもっとプライベートで軽い
的なことが書かれていたので、そういう意味合いで詩を読み返してみるとなんだか噛み締めるように書かれたもののように思えてきて、思いの痛切さが襲いかかってくる。
平仮名だったらそういう語感覚にはならないなぁと。
思わぬとこで思わぬ発見。
因みにこの本読んだあと最