綱島志朗のレビュー一覧
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ネタバレ評判の良いライトノベルの復刊に興味が湧いて購入。
他人がロボットに見える毬井ゆかりではなく、その友人 波濤学が主人公。「他人がロボットに見えるから何?本人が社会に溶け込みにくいくらいしか問題点なくない?」と思ってたけど1話を読んでそういうことではないのが分かった。
2話も同じような感じで話が進むのかなと思いきや、方向性とスケール感が大きく変わる。大好きなただ1人のために主人公が人間という枠から外れていくストーリーや、相手にどうしたって分かってもらえないクソデカ感情が私は大好きだ。こういう話はなんぼあっても良い。友人や恋人の運命を変えるために人間を辞めたり己を擦り減らす主人公がいる作品を常々 -
Posted by ブクログ
ネタバレ膨大なSF知識をラノベに落とし込んだ物語。テンポがよく一気に読めた。2話構成+aという収録は、物語の尺とスケールのバランスが少々悪く感じるけれど、それは構成面の悪さではなく、この設定で色々な形の話をもっと読んでみたかったな、というかなり贅沢な感想によるものです。ラノベとしてもSFとしても傑作だと思う。
* 設定の広がり
人間がロボットに見える、という少女の設定を連想式に広げて話を組み上げている。人間がロボットに見える=人間とロボットの見分けがつかず、人間と感覚を共有できない。その悲しみが上手く思春期特有の全能感や少女性と合致していてストーリーが非常にライトノベルとの親和性が高い。ロボットと -
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ネットのレビューでSFものとして高評価だったので購入。
男主人公とヒロインがいて…という最近のラノベに多い設定でなく、
女の子どうしの物語であるのが印象的でした。
あらすじを読んだときは、ゆかりの”目”が物語の主軸なのかな、と思いましたが、
「友達を助けるために無数のパラレルワールドを飛び回る物語」と言ったほうが正しいかもしれません。
第一話の平和な話から急転直下、第二話以降は物語が目まぐるしく展開します。
やや急激すぎる感じもしましたが、怒涛の展開に思わず引き込まれてしまったのも事実です。
「中学生の女の子たちの友情」と「物理学の知識を基にしたパラレルワールド(orタイムリープ?)SF」 -
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ストーリー:8 画力:9 魅力:9 デザイン:9 構成:9 表現力:9 独創性:8 熱中度:8 センス:9 感動:9 総合:87
wikiから引用
シリーズ第4作のタイトルは『ジンキ・エクステンド〜リレイション〜』とされ『月刊ドラゴンエイジ』2009年6月号より連載開始、現在も連載中である。「東京編」より以後の時期の出来事として「ハイ・アルファー」などの新たな設定を盛り込んで物語が進んでおり、既存のキャラクターはそのままに少年の主人公・柊蒼旗と彼が搭乗する新たな人機「モリビト天号」の活躍が描かれている。
主人公の蒼旗がガキのくせにエロいし何てうらやましいやつだ!って思っていたら意外と憎めな -
Posted by ブクログ
ストーリー:8 画力:9 魅力:9 デザイン:9 構成:9 表現力:8 独創性:7 熱中度:7 センス:9 感動:9 総合:84
全1巻
wikiから引用
中断された『ジンキ・エクステンド』のエピソードは『ジンキ』直後を描いた過去のものとなっていた。そのため、そのエピソードを継続した『JINKI-真説-』は『ジンキ』の主人公・津崎青葉の物語とされ、『ジンキ・エクステンド』から『ジンキ』へと続く空白の期間を埋めるストーリーとして完結している。また『ジンキ』と『JINKI-真説-』を収録し、津崎青葉の物語に一つに纏めて構成した完全版コミックス「JINKI-真説-コンプリート・エディション」が2 -
購入済み
敵がどこまでも不快
敵はとりつく島もない外道ども。純粋な悪。しかもそれを悪いことだと思っていない。まさに吐き気を催す邪悪。読むのがしんどくなるくらい胸糞で敵はただただ不愉快です。しかし、近年こうした徹底的に外道に描かれる敵キャラというのもなかなかいないので、貴重であるとも感じます。敵にも実は悲しい過去があって、この戦いはどちらにも深い傷を残す壮絶な戦いだった。みたいな作品も好きですが、心のどこかでは、悪はどこまでも悪を貫いてほしいとも思います。そういった観点から見ると、この作品は凄いです。
読む際には心の準備をしてからどうぞ。
姉妹百合要素もあるよ。