宮本雅史のレビュー一覧

  • 領土消失 規制なき外国人の土地買収
    宮本雅史
    1953年生まれ。慶應義塾大学法学部卒業後、産経新聞社入社。1990年、ハーバード大学国際問題研究所に訪問研究員として留学。1993年、ゼネコン汚職事件のスクープで新聞協会賞を受賞。その後、書籍編集者、ジャーナリスト、産経新聞社那覇支局長を経て、現在、産経新聞東京本社編集委員。主な著書に『...続きを読む
  • 電池が切れるまで
    自殺などの命を無駄にするような人もいるけれど、
    病気になり、入院までして、
    ゆきなちゃんの辛くても頑張って生きる
    という気持ちがいのちの死にとても表れている
    と思いました。
    ただ、今いのちを無駄にしている人が
    跡を立たないこの状態であり、
    今後も無くならないと思います。
    しかし、少なくする努力や、自...続きを読む
  • 電池が切れるまで
    長野県にあるこども病院の院内学級に集まった子供達の作品集。死を間近に感じた子供達の心の強さには思わず涙しました。「その後」のお話も涙なくしては読めません。
  • 「特攻」と遺族の戦後
    『きけ わだつみのこえ』などに代表される、特攻に出撃した若者の遺書を取り上げた本は少なくありませんが、「残された遺族」についても目を向け、直接会って聞き取りをしている点が本書の特徴だろうと思います。

    特攻隊に志願して散華した若者たちが、「国のため」「銃後の家族のため」に命を賭ける覚悟を決めたことに...続きを読む
  • 爆買いされる日本の領土
    本書は、主に北海道の土地が多く中国に買い取られていること、長崎の対馬の土地が多く韓国に買い取られていることなどを、実地に足を運んで地域の住民に取材したり、日本の土地が海外に買い取られていく(本書によると買い取られた土地は使途不明で取材もお断りの何のために買い取られた土地なのかわからないものも多いとの...続きを読む
  • 報道されない沖縄 沈黙する「国防の島」
    沖縄に押し付けてきた日本と、すべて基地のせいにしてきた沖縄。ほとんどはなんとなく知ってる事実だけど、これが本土からしたら「知らない沖縄」なんだと思う。当たり前だけど一枚岩の”民意”なんてものは存在しなくて、一緒に生きてる人、嫌いな人、感情は抜きに共存する人、その全てが共生してる。
    沖縄が今の沖縄にな...続きを読む
  • 報道されない沖縄 沈黙する「国防の島」
    産経新聞那覇支局長が、沖縄の実態について書いた本。新聞記者らしく、住民の聞き取りを中心とした取材と戦後の歴史、基地関連予算などから問題を浮彫りにしている。調査が粗いが報道されていない沖縄の影の部分がよくわかる良書だと思う。沖縄県民を含め多くの国民が読むべき本であろう。
    「(復帰式典佐藤首相式辞)沖...続きを読む
  • 海の特攻「回天」
    太平洋戦争時、人間魚雷「回天」に乗り敵艦に体当たりして散華していった若者たち、そしてその家族たちの思いがわかり非常によかった。
    彼らのことをかわいそう、と言って哀れむのは、どこか違う。彼らの、愛する家族と国を守りたいという、その為なら自己の犠牲も厭わないというその強さに敬意を表する。そんな人たちの願...続きを読む
  • 報道されない沖縄 沈黙する「国防の島」
    「報道されない沖縄」の実情に驚きの連続でした。声なき声が伝わらない基地問題の複雑さを、今更ながら痛感します。筆者が言うように「日本人(日本国家)は、沖縄からの問いかけに応えなければならない。」復帰40年を経過しましたが、日本人が今一度心に刻まなければならないと思います。OGAWA
  • 報道されない沖縄 沈黙する「国防の島」
    本の名前が示すとおり、「報道されない沖縄」に関し、産経新聞社那覇支局長という立場で沖縄が抱える問題を深く抉り出した著作である。

    歴史的に中国と日本との間に立った外交戦略、戦中の惨禍、そしてアメリカの支配、また、多くの基地を担わされた立場。

    沖縄県となった後の、反米、半日闘争の裏に潜む諸問題。

    ...続きを読む
  • 海の特攻「回天」
    著者の一人が祖父だったのがきっかけで読んだ本。

    世界大戦中の必死の特攻「回天」の事実や関わった人の想いが生の声から知ることのできる本。

    「特攻」は決して苦しまぎれの心を失ったものではなく、各々の周りの人のためという思いやりからのものだったということがわかる。

    日本の”和”の真髄に近いのではない...続きを読む
  • 「電池が切れるまで」の仲間たち 子ども病院物語
    長野県にある県立子ども病院で病気と闘う子どもたちの物語。
    子どもであるがゆえに、曇りの無い純粋な眼で自分の生命、人生、家族を見つめている。彼らの言葉は、かつて子どもだった私たちが忘れてしまった大切な事を教えてくれている。
    もっとも心に残ったのは、小学校三年生の川崎弘君が退院前に、院内学級でお世話にな...続きを読む
  • 歪んだ正義 特捜検察の語られざる真相
    東京地検特捜部の闇を暴く。登場人物はなくなっている場合も多々あり真偽はわからないとした点もあるが、実名で出てくる人物、事実関係などとても読み応えがある。
    「特捜=正義、真実」というイメージを持ちがちだが、それはマスコミによって作られたイメージに過ぎなかった。
    彼らは事件が発覚し捜査を始めるとき、まず...続きを読む
  • 電池が切れるまで
    購入者:山田(2009.4.10)返却(2009.4.23)
    子供向け小説なので、サクッと読めます。ゆきなちゃんと病気のお友達のお話しです。命は短くても凝縮された人生をシンプルに書かれています。シンプルだけに想像の広がる部分が大きくなりました。
    貸出:田中久(2009.6.15)返却:(2009.6...続きを読む
  • 領土消失 規制なき外国人の土地買収
    本書2018年出版時、外資(特に中韓)からの日本の土地取得の問題点が既に指摘されています。しかし、中国ベッタリの公明党が国交省を管轄し、中国からのパー券購入で私腹を肥やす自民党議員のせいで、何の規制もされずここまで来ました。そして、現時点でも外国人による土地所有規制が存在しないのは先進国で日本のみと...続きを読む
  • 電池が切れるまで
    命が果てるまで、懸命に生きる子どもたち。

    その姿に、月並みかもしれませんが、自分の命を粗末にしてはいけない、この先の人生、どんなことがあっても、その子たちの分も最後まで生きなければいけないと強く思いました。
  • 領土消失 規制なき外国人の土地買収
    奄美大島の人口35人の小さな集落に、大型クルーズ船が寄港し、中国などからの観光客を誘致する計画が進んでいる。実現した場合、次のようなことが危惧される。
    ・中国人向けのリゾート施設ができる。訪れるのは中国人ばかりになり、村は中国人によって占められる。
    ・奄美大島は安全保障上の重要拠点である。そうした場...続きを読む
  • 爆買いされる日本の領土
    【211冊目】中国資本による日本の領土購入動向をルポしている。北海道で数多くの土地が購入されているとのこと。その背景には「北極海航路」の確保という中国の壮大な構想があるのではないかという分析が示されている。「沖縄は25年前から、北海道は20年前から中国が獲得しようと触手をのばしている」という大きな情...続きを読む
  • 「電池が切れるまで」の仲間たち 子ども病院物語
    電車の中で読んでいて不覚にも涙が出そうになりましたがな。子供の難病の話なんて三児の父に耐えられる訳が無いのです。独身の時は好きだった天童荒太だって最早読めない身の上なのですから。
    基本我が家は病気になった際は保険適用外なら諦める、ということで合意しているのですが実際に子供の上に起こったらどうなること...続きを読む
  • 電池が切れるまで
    作者みやこしゆきなちゃんの、「命」という詩がいい。

    小4、11歳で神経芽細胞腫という病気で亡くなってしまったみやこしゆきなちゃんの、闘病生活が書かれている。院内病院で、友達と遊んだり勉強したり、そして いつも優しさを忘れなかった ゆきなちゃん。

    命のことを考える時に。