岡本裕のレビュー一覧
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現代医療に真っ向から挑戦する本。よくぞ出版してくれました。糖尿病の方は、絶対に一読すべき書物です。合わせて、石原結實先生の本を読めば、糖尿病が治る病気であることを知ることができます。糖尿病と診断され、治らない病気なので、一生薬飲むように医者に言われた皆さん、絶望している場合ではありません。糖尿病は治ると言ってくれる医者にかかるべきです。この本はその第一歩になるでしょう。実際、近しい人が、この本に勇気づけられ、石原結實先生の方法を実践することで、「糖尿病です。もう治りません」と宣言されてから、たったの1.5 ヶ月で糖尿病を直してしまいました。
以下注目点
・喜劇の病気。高血圧、糖尿病、高脂血症 -
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ネタバレとても解りやすく親しみやすい文体。
現代医療においての西洋医学の偏りに言及していますが、
西洋医学、東洋医学共にいいトコロもちゃんと語られております。
とても温和な方なのかな、優しさが滲み出ています。
タイトルはアレですがね。。インパクト勝負ですから致し方なし。
本当に必要な時に、本当に必要な薬、を使う。
ただそれだけでいい。
スティーブンス・ジョンソン症候群=皮膚粘膜眼症候群。
薬の副作用は本当に恐ろしい。
そんな怪しいエビデンスを持っているモノよりも、
お年寄り、中医師、がんサバイバーと時間を共にしてきた著者の話に惹かれるのは当然だと思われる。
あと半年後くらいにもう一度読み直したい。 -
Posted by ブクログ
読みやすく、サラサラっとよみおわった。
私は生真面目でいい人である。だからがんになったようなものだ。
断る練習をしようと思う。
いやなことは我慢せずにNOといい、いい人にならない。嫌われたっていいではないか。
頑張るのをやめて、いい人をやめて、焦らず急がず、長い目で見る。
今こうして復習をして良かった。早速今の仕事で焦って急いで、まじめに仕事をしていい人ぶっていた。このままではまずい。だからヘルペスできたんだなあ。性分だから変わるのは難しいし、すぐ忘れてしまうから、常に目に付くところに書いておかなくちゃ。
マラソンは活性酸素を大量に作るから老化を早めることは初耳だった。
ブドウ糖を栄養にしてが -
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病気は3つのカテゴリーに分けることができる。具体化すると、?医者不要の病気、?医者を要する病気、?医者にかかっても治癒しない病気となる。本来、医者の仕事としては、?の患者を診ること、?を?へ推移する研究を進めることが求められる。しかしながら、昨今は病気と判断するための基準値が下げられる傾向にあり、何でもかんでも病院にかかり、?の患者が足しげく病院に通っている現状がある。その結果、?の患者にかけるべき治療時間を十分にとることができないばかりか、?の患者の診察に追われた医者の過労、医師不足が指摘されるようになった。
というわけで、?の人は医者にかからなくてもいいよ!それに加えて、医者に本来の仕事 -
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表現が若干乱暴なところがあるかもしれませんが、筆者の姿勢は見習うべきかと思いました。
筆者がやりたいことは明確であり、また実例を出して説明していることから大変内容は分かりやすくなっています。
・医者が関わらなくても治癒する病気のために、医者の時間のほとんどが使われてしまうことを懸念。
・医者が関わって初めて治癒できる病気に時間を割きたい。
・医者が関わっても治癒できない病気を、治癒できる病気に変えたい。
そのために、むやみに医者にかかって薬を飲むという姿勢をやめ、健康に対するリテラシーを高め、免疫力を高める努力をし、医者も活用しよう、と言っています。
また、日本の様々な制度 -
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がんになったときに、どう対処すればよいのかを示してくれている。自分ががんの恐れがあると感じたとき(実際には、がんではなかったが)、座右の書としようと思った本。
自己治癒力を高めることをがん対処法のベースとしているが、特定の代替療法を盲目的に推奨しているわけではなく(例えば、食事療法の重要性を説きつつも、厳格さはあまり追求しなくてよいと述べられている)、西洋医学の3大療法についても、その限界を指摘しつつも、時間稼ぎとしての効用にも言及しているなど、独りよがりの議論になっておらず、信頼できると感じた。がん治癒には、「いいとこ取りの総力戦」という考え方に共感した。がんサバイバーの証言も多数紹介されて -
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定期的に病院に通って薬をもらい、定期的に検査を受けてくれるのが「おいしい患者」である……。
私も数年前までまさにその「おいしい患者」でした。
ですが担当医に会えず、会っても機械的に処方箋が出されるだけで「体調悪くないですか?」「目まいや立ちくらみはありませんか?」「急に体重が減ったりしてませんか?」などと怖い話をされてむしろ余計に具合が悪くなったりする状況に疑問を抱き、かかりつけの病院を変えました。
以来、症状は悪化するどころか無くなりました。
「おいしい患者」からの脱出です。
この本では「おいしい患者」になって薬を頼り続ける事の危険性、自己治癒能力を高める事の大切さを、現役のお医者さんが具 -
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日本の医療は薄利多売で、患者の8〜9割は自己治癒力で直すことができるという。血圧の正常範囲がどんどん下げられている実態や、すべての死亡率で考えるとコレステロールは低くしない方がいいとの指摘は、医学に対する不信感を抱いてしまうほど。化学物質である薬を飲むのは体の機能を悪くするという認識を改めて確認した。
・糖尿病、高血圧、高脂血症、肥満症、痛風、便秘、頭痛、腰痛、自律神経失調症、不眠症は、医者にかからなくとも治癒できる。
・血圧が高くなるのは、体の機能を維持するための適応反応。降圧剤で血圧を下げると体調が悪くなることもある。上の血圧値が180mmHgまでは脳卒中になる可能性が高くなるという明確 -
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本書は医療相談サイト「e-クリニック」の医師で医学博士の岡本裕氏による書き下ろし本である。
岡本裕氏は、大阪大学医学部を卒業してから12年間、大学病院、市中病院、大阪大学細胞工学センターにて、主として悪性腫瘍(がん)の臨床と研究に携わっておられた。
しかし、1995年に従来の医学や医療の考え方や治療に限界を感じ、臨床医をやめてしまったという経歴の持ち主である。
本書を読めば、なぜ岡本裕氏が医者をやめたのかが分かる。
本書は、医療の現場の裏側にある本当のところを告発し、患者の立場からどのように医療を理解し、どのように医療と関わっていったら良いかを説明してくれている。
患者の中には医療