武田信子のレビュー一覧

  • やりすぎ教育 商品化する子どもたち

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    冒頭から刺さりすぎて、読み終わる頃には血だらけになりそう。
    刺さりすぎて一気に読んだ。
    首がもげそうなくらい頷いた。

    日本は、グローバリゼーションの中に翻弄され、人間の本質的に大切なことを見失っていると思う。
    子どもの教育だけじゃなくて、大人の働き方だったり、政治だったりが全部絡んでるんですよね。

    古い価値観と新しい価値観が入り乱れ、自分の価値観・軸を持った人が少ないのではないでしょうか。かつ、政治を監視しない、興味ないでは、古い価値観のおじさんたちのやりたい放題です。

    と、とりとめもなく、不満が噴出してしまいましたので、また落ち着いて読み直したいと思います。


    メモ
    ヒラリークリントン
     一人の子どもを育てるには一つの村が必要

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    現代の育児の問題はすごく納得して、みんなで考えていくべきだなと思うのですが、その原因があんまり納得いかない本でした。

    子どもたちがある種、商品化しており、効率化重視の奴隷養成のようになっていること
    これは疑いようのない事実である気がします。

    しかし、社会構造の把握や原因の特定が少し曖昧なのかなと思いました。
    日本はこれからどうするべきなのか、もう少し深掘りして欲しい気がしました。

    日本人の価値観が西欧化してしまったこと、一方でいまいち変わりきらない公教育のギャップが課題の一つかな?と感じたのですが、じゃあどうあるべきか、という著者なりの意見がわからなかったです。

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    2023年02月06日
  • やりすぎ教育 商品化する子どもたち

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    子どものことをよく見て、向き合う。
    一見全大人がやってそうだけど、
    ちゃんとできてる人は何人いるのか。

    定期的に読みたい一冊。

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    2022年03月14日
  • やりすぎ教育 商品化する子どもたち

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    子どもに世間的に正しいと言われている教育方法を詰め込み、商品のように出荷する現代の教育の在り方に警鐘を鳴らした本書。まさに教育現場で感じている違和感について、非常にわかりやすくまとめてくれた。「良かれと思って」する教育も、子どもの声を聴いていない「大人の押し付け」がとにかく多い。教育虐待の実態から諸外国の状況、遊びの重要性、対応策に渡るまで幅広くまとまっており、教育に携わるすべての人に読んでほしいと思える本だった。

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    2021年06月23日
  • やりすぎ教育 商品化する子どもたち

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    『教育熱心と虐待は紙一重』という言葉は、一瞬ドキッとしますが、すんなり受け入れられました。多感な時期にいろいろなことを我慢させて勉強を強要するのは虐待と言えなくもないでしょう。しかも、学歴を得た時点で学習への興味はなくなってしまう。何とももったいないことです。

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    2021年06月12日
  • やりすぎ教育 商品化する子どもたち

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    良い商品として子どもたちを出荷するために,血眼になって「良いとされる教育」を行うことの危険性。不良品とされことを恐れる子どもたちと大人。

    親として教師として価値観を揺さぶられる一冊。

    自分ではできることもあるし,難しいこともあるんだよな〜とステキなモヤモヤが生まれた。

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    2021年05月28日
  • 社会で子どもを育てる

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    著者自身、カナダでの子育てを経験して書かれた本。
    保育施設の整備は日本より遅れているといわれているカナダではあるが、そこにはまた違う子育ての現状があった。
    子どもを育てる上での、地域社会との触れ合いの大切さに気付かされた。

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    2009年10月04日
  • やりすぎ教育 商品化する子どもたち

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    グループワークの話が刺さった。「5人のグループ、男女2人以上、30代と50代が1人ずつ含まれること、出来たグループから座って」上手くグループが組めた人たちは座って雑談、座れなかった人たちはオロオロ。
    本当は座っている人たちから声をかけて、上手く組み換えれば全員座れるが自分たちの位置を動こうとしない。これはフェアではない社会を表している。先進国と発展途上国、経済格差、学力格差、育ちの格差を象徴している。
    なんでも、自分だけ、家族だけ良ければいいと思ってしまっている現状を反省。

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    2025年09月27日
  • やりすぎ教育 商品化する子どもたち

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    2021年の本
    4年前に日本の教育の危機感
    社会がこどもたちが生きる上で
    どんどん窮屈になっていくという警鐘を鳴らしているが、
    現在地の2025年はどうか。

    頭を抱えるしかない。
    「変わっていない」
    むしろそこから度合いが増しているかもしれない。

    悪意よりも怖いのは「善意」

    自分がやっていることが
    正しいと思っている人の熱意が
    宗教的で、神格化して、誰かへの押し付けになり、
    果ては、望んでいない、教育虐待へとつながっていく怖さ。

    私も自分なりのものを積み上げてきてはいるが、
    これに客観的な評価が入るようなシステムをとらないとまずいなと思った。
    「圧」にならないようにとは気をつけているが、
    気をつけている程度。

    見えない強制力をつけてしまっていないかは
    ふりかえり、修正し、変革し続けていかなければいけないと思いました。

    自分がマルトリートメントしているかもしれないという可能性を自分の中に持っていることが大事だと思った。

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    2025年04月09日
  • やりすぎ教育 商品化する子どもたち

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    ネタバレ

    教育熱が高まる今、子を育てる親として興味を引くタイトルだった。

    他人の尊厳を尊重できて他者を助ける
    そんな社会になればいいよね〜と思えたんだけど、
    いかに自分がお金を得て成功した人生を送るのかに必死。子供にも期待して教育に熱心になってしまう。
    社会自体を変えるべきだということが書かれていた。

    自分の子供が幸せに生きるために親としてできることやある程度自由にさせたり、色々な人と交流を持たせたりしたいと思った。

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    2023年11月02日
  • やりすぎ教育 商品化する子どもたち

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    「今を犠牲にしない」人生100年時代にする。という言葉が響きました。
    確かに、教育が、将来の不安に備えるためのサバイバルツールになって、今が犠牲になっている部分がある。気をつけよう。

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    2023年10月11日
  • やりすぎ教育 商品化する子どもたち

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    【教育には、人それぞれのペースの考慮と
    社会全体で育てるという考えが必要】
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    教育業に携わっている身として、「良い点数を取って行きたい学校に行くことは幸せなことだ」と本気で思っていた節があったので、こちらが詰め込もうとすると子どもはどうなるのかという、自分に抜けていた視点について考えさせられました。

    特に印象に残っているのが3章で、教育の話から広げてマルトリートメントをオムツの話まで広げる発想が面白く、確かにそうだなあと思いました。幼児やその父母に関わる人もそれぞれ自分の専門分野の知識でしか子育てを見られないわけだから、どこかで食い違って、乳幼児にとって良くないものに変わるんだろうなあと納得です。
    長時間着けていられる紙オムツはお父さんお母さんの育児の負担軽減に繋がるし、赤ちゃんというひとりの人の快適さを尊重する上でも理にかなっているけれど、成長の過程から見ると良くないんですね。

    また余談ですが、上記のように原因が社会の中で生み出されているにも関わらず、粉ミルクや離乳食論争、早期保育の有無もそうだけど、「そんなもん使って!」と結局責められるのはお父さんお母さんだという事実も悲しいことだと思います。

    また、乳幼児との関わり方についても、自分が思っていたよりも気を使わなくてはいけない部分が多く、かといって先回りして親が子どもに必要な障壁を取り除いてしまうのも良くないというのが難しいところだなと思いました。
    ただ、子育てで必要だからといって、親が体力精神力の負担を無理に甘んじて受け入れなさい!っていうのはそれはそれで違う気がする(親にも適度に楽する権利はあると思う)ので難しいなと思います。そして何よりこういう話を見聞きする中で、「子育てなんて自分には無理無理!」と思い、出産を諦める人が増えると少子化に繋がってしまうのかな、と思うとそれはそれで…
    少子高齢化の時代にとても難しいことではあるんだろうけれど、やはり社会全体で生涯にわたって健全に、安定して成長できる環境作りを進めていくことって大事だなと思いました。

    今の世の中、子どもを尊重しようという動きから、本気で子ども叱れる先生が減って子どもが大人をなめている面もある一方、大人の期待に応えようとして、(大人に都合よく)整えられた環境の中、敷かれたレールの上を心が擦り切れそうな状態で進んでいる子ども達も沢山いるのだとあらためて気づかされました。

    海外の学校の生徒のマナーの悪さが取り上げられたり、一昔前の社会体制がパワハラ気質のものであったりしたことを考えると海外の教育が良い、少し前の子ども達が空き地で遊んでいたような頃の教育が必ずしも良かったとは言えない側面もあるのでは無いかと思いますが、良いものは取り入れつつ、子ども達が心身共に元気に育ち、自分でなりたい未来像を広い視野で考えられる環境を社会全体で考え、作っていく必要があるのではないかと思いました。

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    2023年08月12日
  • やりすぎ教育 商品化する子どもたち

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    言うまでもなく、現代の教育は過熱している(傾向にある)。
    親は、子の幸せを願えばこそ、幼少期から習い事をさせ、学歴を身につけさせ、そして立派な社会人として世に旅立たせることを願う。
    そうまるで、優れた商品を世の中に「出荷」するかのごとく・・・。
    競争社会のシステムが子育てについて親に与えるプレッシャーの大きさ、生まれた時から否応なく競争原理に身を置かれる子供達、それに応えるべく同じくプレッシャーを受ける教育現場・・・。

    本書は、親や教員個人を糾弾するものではなく、現代社会の価値観そのものが生み出す「不適切な教育」についての問題提起の書である。
    著者は、この現代の不適切な教育の在り方に「エデュケーショナル・マルトリートメント」という術語を与える。
    エデュケーショナル・マルトリートメントは、「大人が子供を育てるために役立つ行為だと信じているか、一時的にやむを得ないことだと考えているか、そうする以外に方法を知らない、あるいはないと思い込んでいる(不適切な)行為」とのことであり、公教育の場でも家庭教育の場でも起こり得るものである。
    そしてマルトリートメントの中でも、親が子の受忍限度を超えて教育を強制する場合を「教育虐待」と呼ぶ。
    つまり、マルトリートメントとは、その行為の範囲も、発生する場所も、いずれも教育虐待より広義であり、社会的な現象をさす言葉である。

    必然的に、解決に向けた提言は、家庭だけではなく社会全体での取り組みになっていくため、本書を読んで我が子の教育にすぐ何か処方箋が得られるものではない。

    それでも、現今の教育熱心な親の一定数は、子の教育に日々関心を寄せながらもいまの世の中おかしいんじゃないか?子供の時からこんなにやるか?と心のどこかで思っているのではないだろうか。
    そう思っていても、あるいは思っていなくても、教育熱心を自負する親は、一度自分の価値観を相対化する意味で、本書を読んでみる価値はあると思う。

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    2023年07月08日
  • やりすぎ教育 商品化する子どもたち

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    文章のパッションがつよめで、感情が剥き出し!って気がして前半は説明がやや遠回りに感じた。遠回りというか、ややこしい?
    後半はすっと頭に入って来たし、海外の有用そうな提言とか資格とかもっと知りたくなることがたくさん出て来て、勉強になった。

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    2023年04月12日
  • やりすぎ教育 商品化する子どもたち

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    ドキッとするフレーズも多かったが、それだけ親だけでなく社会全体として日本の教育に対する歪んだ認識も多いということだと感じた。 

    特に、お受験を考えていたり、就職をゴールにいい子に育ってほしいと漠然とでも願っている方は読んだほうが良い。

    なんとなく、モンテッソーリ教育にも通づる考え方があるように感じた。が、"やりすぎ"が象徴するように知育も趣旨を間違えたら教育虐待になりかねない。親として、読んでよかった。

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    2022年02月16日
  • やりすぎ教育 商品化する子どもたち

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    子育てや教育について再考したい

    塾や習い事、受験や大量の宿題
    これらが過度になれば虐待にもなりかねない
    教育熱心な大人こそ教育虐待になることがある
    遊びより勉強?つまらない授業で主体的に学ぶばを与えない、勉強についていけない子を放置、問題行動起こす子を叱責

    子育てをうまくやりたい思いが、競争や比較、そして成功したい、承認されたい
    という親の思いに変化してしまうこともある

    教育熱心が教育虐待にならないように
    親中心、自分が認められること、子どもを自分の思い通りにしたい、高収入高学歴が幸せと考える
    これらは虐待
    それよりも
    子供中心、子供の自立のため、幸せは学力や裕福さとは関係ないと知る、将来の幸せだけでなく今の幸せを

    遊べない子供が増える中
    遊びを大切に

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    2022年01月14日
  • やりすぎ教育 商品化する子どもたち

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    ネタバレ

    社会全体の歪んだ教育観による子どもへの不適切な行為である「エデュケーショナル・マルトリートメント」が子どもを苦しめている。裏を返せば、そうした他者の不適切な行為など、環境を整い直せば改善する子どもの問題が多くあるということ。
    子どもを支配やコントロールする対象とは思わず、個の人間として尊重し、何が嫌なのか、どうしてほしのかなどの対話を尊重しなければならない。

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    2022年01月01日
  • 社会で子どもを育てる

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    先日昨年の出生率が1.37であり、3年連続で上昇したことが発表されたが、子供を生む世代の女性の数自体が減っており少子化の流れが反転した訳ではないともされている。


    日本の少子化が改善しない理由の一つに、子育てをするのが難しい日本の環境、が挙げられると思う。

    本書は臨床心理士である筆者が国際都市として有名なトロントでの研究生活から得た、トロントの子育て支援のソーシャルワークの考え方を紹介している。ソーシャルワークの考え方が社会に浸透しているトロントは誰にとっても子育てがしやすい環境なのである。


    日本ではソーシャルワークという考え方はあまり定着しておらず、ソーシャルワーカーとして活動している人も、個別的に困っている家庭の相談に乗る、という程度の活動におさまっている。


    しかし、トロントでのソーシャルワークの考え方はもっと積極的なもので、行政、病院、学校、NPOなど地域にある様々なアクターと地域の人々の間に入り問題を効率よく改善できるようマッチングを行うというようなものである。


    さらに、現場のニーズや問題意識を汲み取り、それを政治に働きかける役割も期待されている。カナダのソーシャルワーカー養成課程ではデモのやり方まで講義されるそうで、ソーシャルワークの最終的な目的はソーシャルチェンジである、という言葉は目から鱗の想いだった。


    単にトロントの優れた事例紹介と日本の未熟な現状への批判に留まらず、日本の現状に合わせて建設的な提案にもページが割かれている点も良いです。

    子育てをする個人、子育て支援に関わる専門家、ボランティアとしての関わりなど様々な立場の人にとってヒントが多く、良い新書でした。

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    2013年01月06日
  • やりすぎ教育 商品化する子どもたち

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    個性をなくし型にはめた教育で競争させているX
    それぞれの専門的能力に光を当てれば新たな可能性がある、そこに光を当てるべき。

    教育熱心と教育虐待のボーダーライン

    親は団らん時間を減らして共働き、成人後に優れた子を育てた親というラベルをえることで回収しょうとする。

    デンマークは生涯学習の発想。

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    2025年06月02日
  • やりすぎ教育 商品化する子どもたち

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    ネタバレ

    全面的に納得できた本です。逆に言うと、新たな発見とか、目からウロコ、みたいなことはあんまりなかった(少しはありました。)
    私は20年以上、公立中学校で教員をしていて、なんとなく文科省とかから押し付けられて「そんなことしてもダメやし」と思っていたことが、この本に書かれていいることで補強された感じがします。
    タイトル通り、学校教育でできることは限られているのに、それをきちんと認識せず、あれもこれもと「やりすぎ」なのです。

    学校教育で必要なのは、読み書きそろばんと、集団の中で自然と培われる人間関係によって学ぶ社会性。
    ところが現代社会で様々な問題が取りざたされるたびに、文科省から、あれもやれ、これもやれ、とミッションが下りてくる。
    情報モラル、コロナ差別、ハンセン病への理解、人権・同和教育、(私が教員になったばかりのころは、エイズ教育が必要とされて、男女の性交渉の場面を道徳の教材で読まなければならず、本当に嫌だった)、最近では生物多様性やら、ジェンダーやら、アルプス処理水やら、再生可能エネルギーやら、職業観やら、SDGsやら、難民問題やら、もう、とどまるところがない。
    そういうのを道徳やら総合的な学習の時間やらでやれと。

    学校は、学問を教えるところです。まず。そして、それを(公立学校では)知的レベルの異なる数十人の集団でやることによって、道徳性(正義や思いやり)を身に着けるところです。もちろん、教師が意図的にそうなるように仕組むことは必要だが、「さぁ、正義と思いやりについて学びましょう」と言って身につくものではない。

    ほぼ本のレビューじゃなくて私の持論になってしまいました。ごめんなさい。

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    2022年12月31日
  • やりすぎ教育 商品化する子どもたち

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    本当に学ぶことが楽しいとか、深く考える力をつけることとか、人生を豊かにする学びを身につけるとか

    認知的スキルを上げてお金を稼げる人間に、社会情動的スキルを上げて人間関係をうまくやっていける人間にしなければ危険すぎる社会なのです。

    その子がその子らしく生きていけるようになってほしい。皆に愛されて構われて、自分が生まれてきたことを誇らしく思ってほしい。

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    2022年09月03日