武田信子のレビュー一覧

  • やりすぎ教育 商品化する子どもたち

    Posted by ブクログ

    冒頭から刺さりすぎて、読み終わる頃には血だらけになりそう。
    刺さりすぎて一気に読んだ。
    首がもげそうなくらい頷いた。

    日本は、グローバリゼーションの中に翻弄され、人間の本質的に大切なことを見失っていると思う。
    子どもの教育だけじゃなくて、大人の働き方だったり、政治だったりが全部絡んでるんですよね。

    古い価値観と新しい価値観が入り乱れ、自分の価値観・軸を持った人が少ないのではないでしょうか。かつ、政治を監視しない、興味ないでは、古い価値観のおじさんたちのやりたい放題です。

    と、とりとめもなく、不満が噴出してしまいましたので、また落ち着いて読み直したいと思います。


    メモ
    ヒラリークリント

    0
    2023年02月06日
  • やりすぎ教育 商品化する子どもたち

    Posted by ブクログ

    子どものことをよく見て、向き合う。
    一見全大人がやってそうだけど、
    ちゃんとできてる人は何人いるのか。

    定期的に読みたい一冊。

    0
    2022年03月14日
  • やりすぎ教育 商品化する子どもたち

    Posted by ブクログ

    子どもに世間的に正しいと言われている教育方法を詰め込み、商品のように出荷する現代の教育の在り方に警鐘を鳴らした本書。まさに教育現場で感じている違和感について、非常にわかりやすくまとめてくれた。「良かれと思って」する教育も、子どもの声を聴いていない「大人の押し付け」がとにかく多い。教育虐待の実態から諸外国の状況、遊びの重要性、対応策に渡るまで幅広くまとまっており、教育に携わるすべての人に読んでほしいと思える本だった。

    0
    2021年06月23日
  • やりすぎ教育 商品化する子どもたち

    Posted by ブクログ

    『教育熱心と虐待は紙一重』という言葉は、一瞬ドキッとしますが、すんなり受け入れられました。多感な時期にいろいろなことを我慢させて勉強を強要するのは虐待と言えなくもないでしょう。しかも、学歴を得た時点で学習への興味はなくなってしまう。何とももったいないことです。

    0
    2021年06月12日
  • やりすぎ教育 商品化する子どもたち

    Posted by ブクログ

    良い商品として子どもたちを出荷するために,血眼になって「良いとされる教育」を行うことの危険性。不良品とされことを恐れる子どもたちと大人。

    親として教師として価値観を揺さぶられる一冊。

    自分ではできることもあるし,難しいこともあるんだよな〜とステキなモヤモヤが生まれた。

    0
    2021年05月28日
  • 社会で子どもを育てる

    Posted by ブクログ

    著者自身、カナダでの子育てを経験して書かれた本。
    保育施設の整備は日本より遅れているといわれているカナダではあるが、そこにはまた違う子育ての現状があった。
    子どもを育てる上での、地域社会との触れ合いの大切さに気付かされた。

    0
    2009年10月04日
  • やりすぎ教育 商品化する子どもたち

    Posted by ブクログ

    グループワークの話が刺さった。「5人のグループ、男女2人以上、30代と50代が1人ずつ含まれること、出来たグループから座って」上手くグループが組めた人たちは座って雑談、座れなかった人たちはオロオロ。
    本当は座っている人たちから声をかけて、上手く組み換えれば全員座れるが自分たちの位置を動こうとしない。これはフェアではない社会を表している。先進国と発展途上国、経済格差、学力格差、育ちの格差を象徴している。
    なんでも、自分だけ、家族だけ良ければいいと思ってしまっている現状を反省。

    0
    2025年09月27日
  • やりすぎ教育 商品化する子どもたち

    Posted by ブクログ

    2021年の本
    4年前に日本の教育の危機感
    社会がこどもたちが生きる上で
    どんどん窮屈になっていくという警鐘を鳴らしているが、
    現在地の2025年はどうか。

    頭を抱えるしかない。
    「変わっていない」
    むしろそこから度合いが増しているかもしれない。

    悪意よりも怖いのは「善意」

    自分がやっていることが
    正しいと思っている人の熱意が
    宗教的で、神格化して、誰かへの押し付けになり、
    果ては、望んでいない、教育虐待へとつながっていく怖さ。

    私も自分なりのものを積み上げてきてはいるが、
    これに客観的な評価が入るようなシステムをとらないとまずいなと思った。
    「圧」にならないようにとは気をつけているが

    0
    2025年04月09日
  • やりすぎ教育 商品化する子どもたち

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    教育熱が高まる今、子を育てる親として興味を引くタイトルだった。

    他人の尊厳を尊重できて他者を助ける
    そんな社会になればいいよね〜と思えたんだけど、
    いかに自分がお金を得て成功した人生を送るのかに必死。子供にも期待して教育に熱心になってしまう。
    社会自体を変えるべきだということが書かれていた。

    自分の子供が幸せに生きるために親としてできることやある程度自由にさせたり、色々な人と交流を持たせたりしたいと思った。

    0
    2023年11月02日
  • やりすぎ教育 商品化する子どもたち

    Posted by ブクログ

    「今を犠牲にしない」人生100年時代にする。という言葉が響きました。
    確かに、教育が、将来の不安に備えるためのサバイバルツールになって、今が犠牲になっている部分がある。気をつけよう。

    0
    2023年10月11日
  • やりすぎ教育 商品化する子どもたち

    Posted by ブクログ

    【教育には、人それぞれのペースの考慮と
    社会全体で育てるという考えが必要】
    ┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
    教育業に携わっている身として、「良い点数を取って行きたい学校に行くことは幸せなことだ」と本気で思っていた節があったので、こちらが詰め込もうとすると子どもはどうなるのかという、自分に抜けていた視点について考えさせられました。

    特に印象に残っているのが3章で、教育の話から広げてマルトリートメントをオムツの話まで広げる発想が面白く、確かにそうだなあと思いました。幼児やその父母に関わる人もそれぞれ自分の専門分野の知識でしか子育てを見られないわけだから、どこかで食い違って、乳幼児にとって良くないものに変わ

    0
    2023年08月12日
  • やりすぎ教育 商品化する子どもたち

    Posted by ブクログ

    言うまでもなく、現代の教育は過熱している(傾向にある)。
    親は、子の幸せを願えばこそ、幼少期から習い事をさせ、学歴を身につけさせ、そして立派な社会人として世に旅立たせることを願う。
    そうまるで、優れた商品を世の中に「出荷」するかのごとく・・・。
    競争社会のシステムが子育てについて親に与えるプレッシャーの大きさ、生まれた時から否応なく競争原理に身を置かれる子供達、それに応えるべく同じくプレッシャーを受ける教育現場・・・。

    本書は、親や教員個人を糾弾するものではなく、現代社会の価値観そのものが生み出す「不適切な教育」についての問題提起の書である。
    著者は、この現代の不適切な教育の在り方に「エデュ

    0
    2023年07月08日
  • やりすぎ教育 商品化する子どもたち

    Posted by ブクログ

    文章のパッションがつよめで、感情が剥き出し!って気がして前半は説明がやや遠回りに感じた。遠回りというか、ややこしい?
    後半はすっと頭に入って来たし、海外の有用そうな提言とか資格とかもっと知りたくなることがたくさん出て来て、勉強になった。

    0
    2023年04月12日
  • やりすぎ教育 商品化する子どもたち

    Posted by ブクログ

    ドキッとするフレーズも多かったが、それだけ親だけでなく社会全体として日本の教育に対する歪んだ認識も多いということだと感じた。 

    特に、お受験を考えていたり、就職をゴールにいい子に育ってほしいと漠然とでも願っている方は読んだほうが良い。

    なんとなく、モンテッソーリ教育にも通づる考え方があるように感じた。が、"やりすぎ"が象徴するように知育も趣旨を間違えたら教育虐待になりかねない。親として、読んでよかった。

    0
    2022年02月16日
  • やりすぎ教育 商品化する子どもたち

    Posted by ブクログ

    子育てや教育について再考したい

    塾や習い事、受験や大量の宿題
    これらが過度になれば虐待にもなりかねない
    教育熱心な大人こそ教育虐待になることがある
    遊びより勉強?つまらない授業で主体的に学ぶばを与えない、勉強についていけない子を放置、問題行動起こす子を叱責

    子育てをうまくやりたい思いが、競争や比較、そして成功したい、承認されたい
    という親の思いに変化してしまうこともある

    教育熱心が教育虐待にならないように
    親中心、自分が認められること、子どもを自分の思い通りにしたい、高収入高学歴が幸せと考える
    これらは虐待
    それよりも
    子供中心、子供の自立のため、幸せは学力や裕福さとは関係ないと知る、将

    0
    2022年01月14日
  • やりすぎ教育 商品化する子どもたち

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    社会全体の歪んだ教育観による子どもへの不適切な行為である「エデュケーショナル・マルトリートメント」が子どもを苦しめている。裏を返せば、そうした他者の不適切な行為など、環境を整い直せば改善する子どもの問題が多くあるということ。
    子どもを支配やコントロールする対象とは思わず、個の人間として尊重し、何が嫌なのか、どうしてほしのかなどの対話を尊重しなければならない。

    0
    2022年01月01日
  • 社会で子どもを育てる

    Posted by ブクログ

    先日昨年の出生率が1.37であり、3年連続で上昇したことが発表されたが、子供を生む世代の女性の数自体が減っており少子化の流れが反転した訳ではないともされている。


    日本の少子化が改善しない理由の一つに、子育てをするのが難しい日本の環境、が挙げられると思う。

    本書は臨床心理士である筆者が国際都市として有名なトロントでの研究生活から得た、トロントの子育て支援のソーシャルワークの考え方を紹介している。ソーシャルワークの考え方が社会に浸透しているトロントは誰にとっても子育てがしやすい環境なのである。


    日本ではソーシャルワークという考え方はあまり定着しておらず、ソーシャルワーカーとして活動

    0
    2013年01月06日
  • やりすぎ教育 商品化する子どもたち

    Posted by ブクログ

    個性をなくし型にはめた教育で競争させているX
    それぞれの専門的能力に光を当てれば新たな可能性がある、そこに光を当てるべき。

    教育熱心と教育虐待のボーダーライン

    親は団らん時間を減らして共働き、成人後に優れた子を育てた親というラベルをえることで回収しょうとする。

    デンマークは生涯学習の発想。

    0
    2025年06月02日
  • やりすぎ教育 商品化する子どもたち

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    全面的に納得できた本です。逆に言うと、新たな発見とか、目からウロコ、みたいなことはあんまりなかった(少しはありました。)
    私は20年以上、公立中学校で教員をしていて、なんとなく文科省とかから押し付けられて「そんなことしてもダメやし」と思っていたことが、この本に書かれていいることで補強された感じがします。
    タイトル通り、学校教育でできることは限られているのに、それをきちんと認識せず、あれもこれもと「やりすぎ」なのです。

    学校教育で必要なのは、読み書きそろばんと、集団の中で自然と培われる人間関係によって学ぶ社会性。
    ところが現代社会で様々な問題が取りざたされるたびに、文科省から、あれもやれ、これ

    0
    2022年12月31日
  • やりすぎ教育 商品化する子どもたち

    Posted by ブクログ

    本当に学ぶことが楽しいとか、深く考える力をつけることとか、人生を豊かにする学びを身につけるとか

    認知的スキルを上げてお金を稼げる人間に、社会情動的スキルを上げて人間関係をうまくやっていける人間にしなければ危険すぎる社会なのです。

    その子がその子らしく生きていけるようになってほしい。皆に愛されて構われて、自分が生まれてきたことを誇らしく思ってほしい。

    0
    2022年09月03日