近藤正高のレビュー一覧

  • タモリと戦後ニッポン

    Posted by ブクログ

    1945年敗戦の年に生まれたタモリさん。早稲田大学でダンモのマネージャーをして後、福岡に帰りサラリーマンになったタモリさんが、いかにしてテレビに出るようになったのか。いいともが終わってタモリさんはどう変わって行くのか。昭和の歴史、時代背景とともに描かれている。

    0
    2019年02月15日
  • タモリと戦後ニッポン

    Posted by ブクログ

     とても面白い戦後日本文化?史。
     読後、記述にもあった、赤塚氏葬儀での氏の弔辞を思い出した。タモリと言えばジャズ、という印象だったが、懐かしの4か国語麻雀やらハナモゲラ(言葉だけ聞いたことがあった)の話を通じて、日本の大衆文化を記す、というのが面白かった。

    0
    2017年04月01日
  • タモリと戦後ニッポン

    Posted by ブクログ

    著者のタモリ愛があふれた本.
    タモリという存在を通して,日本の戦後をまとめている.
    産業界でもなく,歴史の教科書でもない.
    でも,日本の歴史のある一面ではあるけれど,人物を通して見た日本の昭和,平成史として面白い.
    その人物が,またタモリという存在だから,とらえどころがあるような無いような,でもその視点がすごく面白い.
    個人的にはタモリというタレントがテレビにいると安心感がある.ある意味,テレビタレントとしては最後のエンターテイナーのような気もする.

    0
    2015年11月07日
  • タモリと戦後ニッポン

    Posted by ブクログ

    タモリの人生を振り返りながら日本の戦後史を語る。終戦の年に生まれたタモリさんの半生を見ていくことで日本の時代、風俗が立体的に浮かび上がる感がある。
    タモリさん自身への直接のインタビューはないので、まるで死後に出版された本みたいな印象も。
    ブラタモリは末永く元気に続けてほしい。

    0
    2022年08月29日
  • タモリと戦後ニッポン

    Posted by ブクログ

    おもしろかった。実に想定外だった。歴史的ドキュメンタリーである。そしてこの本が終わったあと、SMAPが解散し、令和になり、コロナの時代になった。

    0
    2020年09月26日
  • タモリと戦後ニッポン

    Posted by ブクログ

    2016/8/20タモリは終戦の一週間後に生まれている。期待した歴史部分は、少なかったがタモリの生涯を描いた力作だった。★4

    0
    2019年09月02日
  • ビートたけしと北野武

    Posted by ブクログ

    面白くって一気に読んだけどたけしさんの本ていうより昭和犯罪史みたい
    もう少したけしさんをえぐるような文章が良かったな

    0
    2019年06月16日
  • タモリと戦後ニッポン

    Posted by ブクログ

    新書としてはページ数が多いが読み終わってみると飽きない内容。特にタモリの学生時代からのエピソードは興味深い。タモリのようなタレントは今後は出てこないのか。

    0
    2019年01月31日
  • タモリと戦後ニッポン

    Posted by ブクログ

    フリーライターにより、タモリの足跡を通して戦後ニッポンの歩みを振り返ったもの。芸能を中心に、日本の文化や生活について分析されており、特にタモリの生い立ちについては、膨大な文献により詳細な研究がなされている。タモリやたけし、さんまなどの芸人についての評価も、多数の評論家のものが記載されている。学術的とは言えないまでも、豊富なデータに基づいた展開は面白く、参考になった。
    「(タモリの本名)一義とは祖父の命名で、日露戦争時には満州軍参謀を務め、陸軍大臣や首相を歴任した田中義一にあやかったものだという。小沢開作が、1935年に満州の奉天で生まれた三男に、満州事変の計画実行者である関東軍参謀の板垣征四

    0
    2018年10月24日
  • タモリと戦後ニッポン

    Posted by ブクログ

    〇目次
    序章:偽郷としての満州
    第1章:坂とラジオ、そしてジャズ―祖父母に育てられて
    第2章:大学紛争とダンモ研狂騒曲―森田一義から「タモリ」へ
    第3章:空白の7年間―ボウリングブームのなかで
    第4章:ニッポン最後の居候―タモリ出現
    第5章:テレビ「お笑い」革命―芸能人と文化人のあいだで
    第6章: “変節”と“不変”―フジテレビの絶頂と『笑っていいとも!』
    第7章:「リスペクト・フォー・タモリ」ブーム―テレビは終わらない
    終章:タモリとニッポンの“老後”

    タモリとその周りの環境や人々との関係を軸に戦後の日本の歩みを描いていく。そもそも、タモリはなぜドライに客観的に物を観察し面白く感じることが

    0
    2016年04月27日
  • タモリと戦後ニッポン

    Posted by ブクログ

    関係する多くの人が登場し、芸能史の勉強になりました。大学を卒業してしばらくののち、福岡でサラリーマン時代があったことがいちばんの驚きでした。タモリさんの面白さを当初、山下洋輔、筒井康隆、赤塚不二夫と、文化人が支持してたことも当時の独自路線であったのかなと思いました。

    0
    2016年03月27日
  • タモリと戦後ニッポン

    Posted by ブクログ

    <目次>
    はじめに
    序章   ”偽郷”としての満州
    第1章  坂とラジオ、そしてジャズ~祖父母に育てられて
    第2章  大学紛争とダンモ研狂騒曲~森田一義から「タモリ」へ
    第3章  空白の七年間~ボウリングブームの中で
    第4章  ニッポン最後の居候~タモリ出現
    第5章  テレビ界「お笑い」革命~芸能人と文化人の合間で
    第6章  ”変節”と”不変”~フジテレビの絶頂と『笑っていいとも!』
    第7章  「リスペクト・フォー・タモリ」ブーム~テレビは終わらない
    終章   タモリと日本の”老後”
    おわりに

    <内容>
    今まで出版された”タモリ本”の総まとめのようなもの。あとがきで著者が書くように、執筆が遅

    0
    2015年11月14日
  • タモリと戦後ニッポン

    Posted by ブクログ

    戦後のテレビ史という印象。
    それもタモリを中心に添えて描くので、どこか客観的で醒めていて面白かった。

    国民のおもちゃ、いいじゃない。

    0
    2019年01月31日
  • タモリと戦後ニッポン

    Posted by ブクログ

    タモリの生い立ちから、山下洋輔や赤塚不二夫との交流を経て「お笑いビッグスリー」と呼ばれるまでにいたる経歴を紹介しつつ、戦後日本の社会状況とのかかわりについて論じている本です。

    「タモリと戦後ニッポン」というタイトルからは、文化史・社会史的な観点からメディアにおけるタモリという存在の象徴している意義を考察するような内容を想像しますが、じっさいにはタモリの比較的くわしい評伝としての性格が強い本であるように感じました。その意味では、やや期待はずれの印象がなくもないのですが、いずれにしてもタモリの半生をていねいにたどっている手堅い仕事だといってよいのではないでしょうか。

    0
    2018年12月19日
  • タモリと戦後ニッポン

    Posted by ブクログ

    タイトルや「はじめに」からは、タモリを通して戦後日本を説明するもののように見えるが、実際の内容はタモリの活躍の歴史をつづったもの。

    タモリのTVへの登場したころの話は赤塚不二夫の居候くらいしか知らなかったが、その前に山下洋輔たちとのかかわりからブレイクしていったというくだりが、読んでいてワクワクした。

    ロックでも60年代とかのビートルズやストーンズが生まれてきて色々なバンド、色々なロックの形態ができてくるころ発展途上の文化において化学反応を起こしていく頃の話はワクワクするが、それに似ていると思う。

    いわゆるJazzの持っているフリー感がタモリの芸に影響を及ぼしているのだなというのが発見ん

    0
    2018年01月06日
  • ビートたけしと北野武

    Posted by ブクログ

    このあいだラジオを聞いていたら

    『いい役者かどうかはその人の人間力による』

    みたいな身も蓋もない話をしていたのを思い出した。



    昭和の大事件の犯人はだいたい演じ切った北野武

    フライデー襲撃事件後の記者会見の映像を見たら

    とてもじゃないけど今の私と同い年とは思えない

    あんな殺気、どうやったら醸し出せるんだよ…

    0
    2017年04月03日
  • タモリと戦後ニッポン

    Posted by ブクログ

    よく調べたなぁと感心するものの、いいとものあたりからくどさを感じた。上京〜帰郷〜再上京のくだりはワクワクさせてもらった。タモさんが見出されるのはその必然性があったと。

    0
    2016年09月16日
  • タモリと戦後ニッポン

    Posted by ブクログ

    とても面白く読めた。ただタイトルからイメージされるほど戦後のニッポンの歴史と密接に関わっている訳ではないと思う。みんなが同じように時代や社会の影響を受けているので、ちょっと大げさなタイトルだと感じた。ただ、内容はとても良くて、タモリという芸人を多角的に分析していて面白かった。昔の夜のタモリをもう一度見たいな。

    0
    2016年06月11日
  • タモリと戦後ニッポン

    Posted by ブクログ

    いいともの最終回は確かに事件だった。
    もはや、事件なんて起きなさそうに見えるテレビのかつての面影を残す書籍だろうかと手にとった。

    あぁ、こんなこともあったような気がする、だなんて昭和の空気を少し吸ったものの、
    どうもおもしろくない。
    タモリの個人史で十分に面白いはずだが、
    歴史と絡めようとしている中でどうも予定調和で見たことあるような景色。
    力作ではあります。

    0
    2016年01月06日
  • タモリと戦後ニッポン

    Posted by ブクログ

    「タモリ」と「戦後ニッポン」
    ミスマッチ(?)の妙でしょうか
    大変 興味深く 読みました

    TVは全く見ないので
    タモリさんという人がどんな人なのかも
    ほとんどよく知りません
    ただ 山下洋輔さんのエッセイの中で
    かなり興味深い人であることは
    なんとなく思っていました

    この本に登場する固有名詞は
    なんとなくわかる程度です

    それでも
    いやはや 面白く
    よませてもらいました

    その固有名詞の人たちを
    もうちょっと 知っていたら
    もう少し深く味わえたのでしょうね
     

    0
    2015年10月04日