トマス・ブルフィンチのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
なんだか平家物語を見ているような…日本の武士となんら変わる所が無いような「騎士」
魔法や伝説という不可思議なものが生き、たくさんの人物によって織り成されているのに、ひとつの物語として、筋(まとまり)が貫かれている。――騎士道。
アーサー王のやっていることはどうみたって侵略行為であるし、ランスロットは気性の荒い無法者であったのだと思う。だってそれが戦であふれる中世のイギリスで生きる者だから。騎士がこんなに精神的だったら戦争などとっくに放り投げている。それを捻じ曲げてでもこの物語は騎士道を貫く。この書き手による、ひとつのまなざし。それによってトリエステとイゾルデのロマンスが生まれるし、ランスロット -
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Posted by ブクログ
この作品は『完訳 中世騎士道物語――騎士道の時代』より、アーサー王に関する部分を現代的に判り易く編集しなおされた物らしい。だから細かい部分までは載っていないがこれで大まかなストーリーは理解することができた気がする。
歴史的には実在の人物らしいけれど、数々の歴史化・小説化によって脚色されて来たので、架空の人物としての側面を強く残してしまっている。そして、話の中心となる円卓の騎士などが話の途中で減ったり増えたりしているのが読んでいく中で苦しい部分だった。
内容はアーサー王の活躍や、ファンタジーとしての側面は少ない。この作品を読んで最も感じるものは騎士道精神の清らかさである。騎士の誓いは正義に背いて -
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