ピーターシムズのレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
ビジネスの本なのですが、日々の生活や、人生についても参考になる本です。
いきなり大きな一歩を踏み出すんじゃなくて、ほんの少しの一歩からでもチャレンジし、そこで得た反省から次の一歩へつないでいく、そういうことの大切さを再認識しました。
最初の挫折や失敗でやめてしまったりすることあるけど、その根本にある、人のマインドセットの違いとして、固定思考と成長思考が紹介されています。
固定思考はジョン・マッケンローのように、試合の流れが悪くなると、他責にしてしまいがちになり、自分の可能性にリミットをかけてしまう人。一方、成長思考はマイケル・ジョーダンのように、どんなにすごいプレーヤーになっても、練習を -
Posted by ブクログ
「人は見たことのないものを欲しいかどうかわからない」
スティーブ・ジョブズの言葉です。
前例のない商品を投入するとき、いくら精緻な推定を行い、数字をこねくり回したところでヒットするかどうかなんてわかりません。
そんなときどうすればいいか?
その答えの一つが本書のタイトル「小さく賭けろ」です。
小さく賭けて素早く失敗する。最近話題になっているリーンスタートアップと通じる部分があります。
本書ではコメディアンから大企業まで様々な事例が載っており、必要となるマインドセットやアクティブユーザーの重要性などにも触れています。
教育の重要性にも言及していますが、既に大人になってしまった私には読んでいてちょ -
Posted by ブクログ
ネタバレ★5つです。
テーマは、ずばり成功の秘訣。
答えは単純。
「小さいことでよいので、すぐにできることを実施して、失敗したらその失敗から学習をし、また再度チャレンジをしていく」
ということ。
昔から、失敗は成功の母とか言われてますが、まさにそれ。
であれば、わざわざ本を読んでまで、そんなことを学ぶ必要がないと思われるかもしれませんが、案外頭では分かっていても、いざ何かやろうとすると、失敗が怖かったり、責任の負担や他人からの評価とかが気になってしまうもの。
失敗してもよいと分かっていても、実際の自分の行動には中々落とし込めないのが、人間の性なんじゃないかと思います。
だからこそ、この -
Posted by ブクログ
イノベーションの起こし方について考察した一冊。イノベーションのDNAと合わせて読むと面白い。
「何を優れたことをするには最初に優れたアイデアが必要だ」と考え勝ちだが、成功企業の事例を見ると実はそうではない。多くのイノベーションが小さい成功から始まっていると主張する。
小さな賭けなら、仮に失敗しても致命的な損害を被ることはない。小さな賭けを繰り返すことで、素早く数多くの試行を繰り返すことができ、そこから大きなイノベーションへと発展していく。
大企業が巨大な構想をし、巨大な投資を行い、巨大な失敗になる、というケースは数多く見られる。実は小さな実験を繰り返していくことこそが大きな成功につながる -
Posted by ブクログ
すごく合理的な考え方である
と、本書を読んでそう思ってしまいました。
タイトルのとおり、「小さく賭ける」。
少額で投資してみて、GO or STOP
少しの投資額で、このままいけそうなら、より大きく投資してみて、戦ってみる。ダメなら撤退または方向転換。
この考え方って、今の変化の大きい市場に対してのアプローチとしていいかもって思ってしまいます。
アジャイル開発のベースと同じものですが、こう考えるとアジャイルの思考は悪くないと思うのです。
本書では、ピクサーやグーグルなどの実際の小さく賭けるエピソードを通して実感できます。読み物として面白いです。ピクサーの「ファインディング・ニモ」など -
Posted by ブクログ
この書籍の肝は「小さな賭けの原則」に言い尽くされています。
後は、企業とかの事例がたくさん挙がっています。興味があれば、読んでみるのもおもしろいです。「アフガン地域の安定化を担当した将官の話」は、おもしろかったです。
企業を考えている人は、「小さな賭けの原則」に異論を唱える人は少ないと思います。サラリーマンが、企業を考えるときにも、「小さな賭をする」は重要な要素と思います。
さあ、頑張ろう!
---------------------------------------------------
書籍メモ
ほとんどの成功した起業家は素晴らしいアイディアを発見してから起業したわけではない。 -
Posted by ブクログ
伝説的なジョブスの第二幕。
ピクサーをアニメーション会社として軌道に乗せたことは
多くの人が知っている。
だが、それがもともとハードの会社でアニメを作る予定はなく
きっかけとなったアニメはハードを売るためのものであったと
それを知る人は少ないと思う。
「成功」というものを、想定したとおりの結果が出るとすると
ピクサーは失敗だったのかもしれない。
ただ、ビジネスとしての成果が出ていることを成功とすると
これは大きな成功だった。
そのためにも、スモールスタート。試してみること。
この重要性を説いている1冊。
いくつかの事例を用いていても
結論に至る経緯が同じようなので多少飽きを感じる部分もあ -
Posted by ブクログ
ネタバレ日経BPさんのスタートアップ3部作で、「リーン・スタートアップ」に次ぐ、第2弾。
・イノベーターは2種で、概念的イノベーターと実験的イノベーター。後者はやり方次第では、誰でもなることが可能。
・「小さな賭け」の原則
1:実験する、2:遊ぶ、3:没頭する、4:明確化する、5:出直す、6:繰り返す
・予測しようとする試みる事柄の多くは、本質的に予測不可能で、変化が常態化している。
・不確実性の中で、目標を見出し創造的に活動出来るためには、「小さく賭ける」実験的アプローチが必要。
そんな内容で序章が始まります。
当初、「リーン・スタートアップ」の影響なのか、もう少し実践手法に関しての解説が中