ピーターシムズのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
「人は見たことのないものを欲しいかどうかわからない」
スティーブ・ジョブズの言葉です。
前例のない商品を投入するとき、いくら精緻な推定を行い、数字をこねくり回したところでヒットするかどうかなんてわかりません。
そんなときどうすればいいか?
その答えの一つが本書のタイトル「小さく賭けろ」です。
小さく賭けて素早く失敗する。最近話題になっているリーンスタートアップと通じる部分があります。
本書ではコメディアンから大企業まで様々な事例が載っており、必要となるマインドセットやアクティブユーザーの重要性などにも触れています。
教育の重要性にも言及していますが、既に大人になってしまった私には読んでいてちょっと悲しい気分になる内容でした。
未知の分野を相手に勝負する必要のある方にオススメです。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ★5つです。
テーマは、ずばり成功の秘訣。
答えは単純。
「小さいことでよいので、すぐにできることを実施して、失敗したらその失敗から学習をし、また再度チャレンジをしていく」
ということ。
昔から、失敗は成功の母とか言われてますが、まさにそれ。
であれば、わざわざ本を読んでまで、そんなことを学ぶ必要がないと思われるかもしれませんが、案外頭では分かっていても、いざ何かやろうとすると、失敗が怖かったり、責任の負担や他人からの評価とかが気になってしまうもの。
失敗してもよいと分かっていても、実際の自分の行動には中々落とし込めないのが、人間の性なんじゃないかと思います。
だからこそ、この本を読む価値があると思いました。
小さいチャレンジを繰り返して、(損失が大きくならないうちに)失敗を経験し、試行錯誤しながら、自らのアイディアを修正して最終的にはイノベーションを生み出す。
複雑で将来の予測が極めて困難な現代において、成功するために必要な方法がまさにこれだとのことです。
本書ではこの考えを軸にして、更に成功するために必要な要素は何か、その基本原則に触れています。
書いてあることはそれなりに世間一般で言われていることですが、改めて読んでみて色々気付かされることが多い本でした。
※ストーリーとしての競争戦略と合わせて読むと更によいかと思います。 -
Posted by ブクログ
■マインド
1.大きな成功の可能性を発見し、実現に導くためには、創造的な方法で「小さな賭け」を繰り返すことがきわめて有効である
2.グーグルのペイジとブリンは「画期的なアイデア」から事業を出発させたのではなかった。彼らは事業を展開するうちにそれを発見した
3.なぜ我々は失敗したかというと、それがビックな市場だったからだ。ビックな市場であるということは、すでにそこに誰かがいるということ
4.何事にも性急に結果を求める気持ち、いつも完璧でありたいという執着から自分を解き放たなければ、われわれは創造的能力を発揮するのは難しい
5.間違うならできるだ素早く間違えろ
6.制約は問題を具体化し、それに集中させることで、克服すべき課題を明確にする -
Posted by ブクログ
イノベーションの起こし方について考察した一冊。イノベーションのDNAと合わせて読むと面白い。
「何を優れたことをするには最初に優れたアイデアが必要だ」と考え勝ちだが、成功企業の事例を見ると実はそうではない。多くのイノベーションが小さい成功から始まっていると主張する。
小さな賭けなら、仮に失敗しても致命的な損害を被ることはない。小さな賭けを繰り返すことで、素早く数多くの試行を繰り返すことができ、そこから大きなイノベーションへと発展していく。
大企業が巨大な構想をし、巨大な投資を行い、巨大な失敗になる、というケースは数多く見られる。実は小さな実験を繰り返していくことこそが大きな成功につながるのだという基本的な視点に気づかされる。 -
Posted by ブクログ
すごく合理的な考え方である
と、本書を読んでそう思ってしまいました。
タイトルのとおり、「小さく賭ける」。
少額で投資してみて、GO or STOP
少しの投資額で、このままいけそうなら、より大きく投資してみて、戦ってみる。ダメなら撤退または方向転換。
この考え方って、今の変化の大きい市場に対してのアプローチとしていいかもって思ってしまいます。
アジャイル開発のベースと同じものですが、こう考えるとアジャイルの思考は悪くないと思うのです。
本書では、ピクサーやグーグルなどの実際の小さく賭けるエピソードを通して実感できます。読み物として面白いです。ピクサーの「ファインディング・ニモ」など裏話などもあって楽しいです。
経営手法として、スタートアップの考え方として、非常に不可欠な考え方で、今後より当たり前になると手法であると感じます。
「リーンスタートアップ」と併読して読むと一層面白いんじゃないでしょうか。 -
Posted by ブクログ
この書籍の肝は「小さな賭けの原則」に言い尽くされています。
後は、企業とかの事例がたくさん挙がっています。興味があれば、読んでみるのもおもしろいです。「アフガン地域の安定化を担当した将官の話」は、おもしろかったです。
企業を考えている人は、「小さな賭けの原則」に異論を唱える人は少ないと思います。サラリーマンが、企業を考えるときにも、「小さな賭をする」は重要な要素と思います。
さあ、頑張ろう!
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書籍メモ
ほとんどの成功した起業家は素晴らしいアイディアを発見してから起業したわけではない。」
コメント
技術、マネタイズ
概念的イノベーターと実験的イノベーター
実験的イノベーター
「小さなかけ」の原則に従い、非連続的なイノベーションによって問題を解決する。
天才
出現する数が少ない
概念的イノベーター
実験を好む
出現する数が多い。
試行錯誤を繰り返す中で徐々にブレークスルーを発見して行く
このアプローチの重要な利点
新しいことに取り込む際には「何を知らないか」を知らない」ということに隠されている。
起業の詳細なメカニズム
サラスバティー教授の研究
管理職と起業家では問題解決の手法が異なる
◎小さな賭けの原則
1. 実験する
試行によって学ぶ
素早く行動し、素早く失敗して教訓を引き出す
実験によってプロトタイプを開発し、洞察を深める
問題を明確化し、創造的なアイディアを産む。
2. 遊ぶ
即興とユーモアにあふれた遊びの雰囲気は我々の心をリラックスさせ、心の呪縛を解く。
これによって、創造的なアイディアを窒息させる焦りによる早すぎる判断を防止する。
3. 没頭する
新鮮なアイディアや洞察を得るために外界に飛び出して、全身で環境に浸る。
人々の行動の動機となる欲望にまで踏み込んで、世界のものごとはどう動いているかを深いレベルで理解する。
4. 明確化する
こうして吸収した情報に基づく洞察を利用して、問題を再定義する。
問題を十分理解しないうちに解決を急いではいけない。
グーグルの例
5. 出直す
より大きな問題を発見するには、柔軟でなければいけない。
小さな勝利をきっかけに、思いがけない解決に導くような問題の見直しのチャンスが訪れることがある。
あらゆる機会を利用せよ。
6. 繰り返す
何度も同じ問題に取り組み、テストを重ねるうちに、知らず知らずのうちに優れた知識、経験、洞察が蓄積されていく。
クリスロックの例
○素早い失敗、素早い学習
完全主義には、健全な完全主義と不健全な完全主義がある。
健全な完全主義
優秀性、卓越性のような個人的価値観よって内面から動機づけられている。
不健全な完全主義
外面から動かされる。
プロトタイプで素早く試す
○遊びの天才
即興が創造性を解放する
ピクサーは、創造プロセスを通じて、「プラシング」(プラス + ing)とよぶものに強く依存している。
常にアイディアがプラスされていく雰囲気を作りつつ、ユーモアと遊びのセンスを維持することが、ピクサーの魔法の中心的要素だ。
アランケイ
「未来を予言する最も確実な方法は、それを自分で作り出すことだ」 -
Posted by ブクログ
伝説的なジョブスの第二幕。
ピクサーをアニメーション会社として軌道に乗せたことは
多くの人が知っている。
だが、それがもともとハードの会社でアニメを作る予定はなく
きっかけとなったアニメはハードを売るためのものであったと
それを知る人は少ないと思う。
「成功」というものを、想定したとおりの結果が出るとすると
ピクサーは失敗だったのかもしれない。
ただ、ビジネスとしての成果が出ていることを成功とすると
これは大きな成功だった。
そのためにも、スモールスタート。試してみること。
この重要性を説いている1冊。
いくつかの事例を用いていても
結論に至る経緯が同じようなので多少飽きを感じる部分もあったが
分かりやすく、実用的な内容である。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ日経BPさんのスタートアップ3部作で、「リーン・スタートアップ」に次ぐ、第2弾。
・イノベーターは2種で、概念的イノベーターと実験的イノベーター。後者はやり方次第では、誰でもなることが可能。
・「小さな賭け」の原則
1:実験する、2:遊ぶ、3:没頭する、4:明確化する、5:出直す、6:繰り返す
・予測しようとする試みる事柄の多くは、本質的に予測不可能で、変化が常態化している。
・不確実性の中で、目標を見出し創造的に活動出来るためには、「小さく賭ける」実験的アプローチが必要。
そんな内容で序章が始まります。
当初、「リーン・スタートアップ」の影響なのか、もう少し実践手法に関しての解説が中心なのかと思い読み進みますが、結構、心構えや考え方などの思考的な部分をケースが語られる中で展開される。
勝手な期待だったかもだけど、少し肩透かしを食らった感は前半を読み進む途中に感じる。
第4章ぐらいまでは、少しケースと実践手法などに関しては、少しぼんやりとした印象を受ける。
でもでも、この本は第5章以降からが、ケースと実践手法が具体化され、ウムウムと唸る部分が増えてくる。
・第5章のソフトウェア開発手法であるアジャイル開発の、細分化手法
・第6章の正しい質問をするプロセスに関して説明。その具体手法としての”観察力”。
・第7章の多くの人から少しずつ学ぶケースと手法
・第9章の小さな勝利とその結果が、どのように組織・個人に循環かの説明
・第10章の、前章までの内容を振り返り、実践するための心構え
など、後半に行けば行くほど、内容が濃くなる。
しかし、一番の読みどころは、第8章「小から大を学ぶ」。
エベレット・ロジャースの「イノベーションの普及」のS字曲線の話から始まる部分が、読みごたえがありました。
アクティブユーザー(ロジャースのいう、イノベーター)を、アイデア創出のパートナーとし、大衆の好みを予兆するために、彼らの行動を観察する。
そして、そのアクティブユーザーの探し方など。
実践的な方法を期待される方、「リーン・スタートアップ」を既に読んでいる方は、4章までは飛ばして、5章から読むのがいいかも知れません。
次は、週末に届く予定の「スタートアップ!」がどんな内容かが気になる!