田中裕輔のレビュー一覧
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著者は、大学卒業後にマッキンゼー・アンド・カンパニー・インク・ジャパンに入社。26歳で同社史上最年少マネージャーに就任。MBAを取得後、米国において起業し事業売却。ディー・エヌ・エーアメリカ支社において上級職を歴任後、株式会社ジェイドの創業に参画し代表取締役を務めている。
今の著者の全てはマッキンゼーが教えてくれたものと言っても過言ではない。「寄らば大樹の陰」の思考を捨てること。そして自らがリーダーシップを発揮して日本や世界に対してインパクト(変革)を与えることであるインパクト志向。これが著者がマッキンゼーの中で学んだ価値観である。
本書はそんなインパクト志向を学んだ著者により、著者と同年 -
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ネタバレチェック項目13箇所。「インパクト志向」を1人でも多くの同世代の人間たちと共有したい、政治や経済の世界でも各個人が「インパクト」に責任を負うような世界を実現したい、そしてそんな彼らと切磋琢磨しながら皆で「インパクト」を実現していきたい、このような想いを実現するためには、僕の価値観が形成された実体験を記すのは意味があると考えるに至ったのである。本書は僕と同世代の若手ビジネスマンを対象に書いたが、これから社会に進出する大学生にも読んで欲しい、また人生の諸先輩方にも読んでいただき、草食男子だのゆとり世代だのと言われる世代の中にも「インパクト志向」の人間がいることを知ってもらい、インパクトの実現を助け
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伊賀泰代「生産性」、赤羽雄二「ゼロ秒思考」等、自分が興味深く感じた本にマッキンゼー関係が多かったため、他にも何か…と思って読んだ本。
著者はマッキンゼージャパンで最年少マネージャーになったというだけあって、かなり精力的に貪欲に、同社と向き合ってきた感がある。
前半部は著者が「マッキンゼーに至るまで」の回顧録のような内容になっており、もしやただの自伝的な本なのか?…と不安に思ったものの、後半はきちんとマッキゼー特有のメソッドにも触れていた。ただ、メソッド説明に特化せず、実際のマッキンゼーの内情を交えて記されているので、「マッキンゼーとはどんな会社だ?」というのを垣間見たい方にはちょうどいいかと -
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目立つタイトルで、一度は書店で手に取ったが、パスした本。後日、やはりちょっと気になって購入。
戦略系と言われるマッキンゼーに入社して、成長し、最終的に経営者になるまでの筆者のキャリアパスを説明した本。
ある意味、リクルート本か。コンサルファームに就職を考えている学生さん、あるいは既にファームにいてこの先は?と思った人が読む本。
ただ、本書のもうひとつのバリューは、マッキンゼーの思考理論がわかりやすく解説されていること。「空雨傘」理論は興味深い。
自分の仕事においても、まだまだ思考に粗さや未熟さがあったな、と反省させられ、また勉強になった。
すべての人に勧める本ではないと思うが、良本です -
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最近よくみる『本のタイトルは編集者の方が勝手につけました』系かなと。
中身としては、筆者の田中さんが就職からMcKを退社するまでの自叙伝。
留学前の状況(売上とか関係なく、如何にインパクトを与えるか!が評価)とかを読むに、やっぱマックすげぇなぁ。と思っていたのですが、今はそういう状況でも無さそうですね。弊社と同じなのかな...
しかし、学ぶべき姿勢は多かったと思います。
・レベル1:クエスチョンの明確化
・レベル2:アクション仮説を検証するためのクエスチョンに絞って答える
この2つのレベルを行動原理として働くとスピード、質ともに劇的に上がるのである!
・レベル3:アクション仮説をおこなうかどう -
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そりゃーお金以外に大切な価値を見つけたからでしょーよー、って思いながら読んでたら、割とそんな感じだった。
世界に変革をもたらしたい、そのインパクトを与えるためには自ら行動を起こし、その業界を引っ張っていくぜ!というものすごく青臭いですが志は高い話だったなー、という印象です。
クエスチョンとイシューの違いについて、とても難しいですがなんとなくぼんやりと分かりました。
自分も今ユーザーの課題を明確にして、それを克服するためにはどんな機能を実装すれば良いか、機能を実装するだけではなくユーザーのオペレーションを変えることも念頭に置きながら、イシューを解決するにはどんなソリューションが必要なのか、ユ -
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ネタバレマッキンゼーの仕事の進め方や考え方が記されている。
どの会社にでもできることではないと思うが、「売り上げでなくバリューを提供する」という考え方や「イシューが何か」を常に考える、「仮説思考」ということなど、考え方として非常に参考になる。
マッキンゼー出身者の経営者が多いのも納得ができる考え方になっていると感じた。
p.83 常にイシューをとくために分析をするのであって、その目的が不明確なままやる分析はバリューがない。
p.105 すべての思考は「空雨傘」であれ、空とはファクト、雨とは意味合い、傘とは打ち手。ファクト->意味合い->打ち手の論理的なステップを踏むのが求められる。
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ネタバレマッキンゼーのすごさ、チームワークの評価、仕事の仕方、知識の共有方法など面白かった。ダントツなコンサルタントになるには、ダントツの努力をしているのだと思う。自分ももっと勉強しなくては!と思うには良い本。
なぜマッキンゼーは詩誌を輩出できるのか?
⇒自信、価値観のマインド・コントロール(自分がどれだけのバリューを生み出しインパクトを生み出したのか?)
フィードバック
⇒強み、ディベロップ(欠点、弱み)、できないことではなく精一杯手を伸ばせば届きそうなポイントをフィードバックする。このようなフィードバックの特徴をもち、各コンサルタントにを成長させる。
うちの会社のダメなところは、①強みのみ( -
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ネタバレ【コンサルティング・ファーム3つの採用プロセス】p51
①書類選考
②筆記試験:a. 論理力 b. 分析力 Cf. GMATや第一種公務員試験の判断推理問題
③面接(ケース・インタビュー)
▲マッキンゼー、ボストン・コンサルティング・グループ(BCG)、ブーズ・アレン・ハミルトン、ベイン・アンド・カンパニー、ATカーニー
【全ての思考のステップは「空雨傘」であれ】p105
「ファクト→意味合い→打ち手」の論理的なステップを踏む。
【分析の基本原則】p117
レベル1:何のクエスチョンに答えるのかを明確にする。
レベル2:アクション仮説も明確にする。
レベル3:イシュー
「答え」を考える -
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マッキンゼーの具体的なコンサル術にはあまり触れられず、マッキンゼーの中にいる自分中心で、それを取り巻く人たちのキャラクターを知れるといった本です。
そういった意味では、マッキンゼーの入社を考えている人にとってはかなり面白く、必読本ともいえる内容かもしれません。
ボクのような教養一般レベルで住む世界がイメージできないという人にも
ミーハー気分で読む分にはじゅうぶんに楽しめます。
マッキンゼーに入るような人間はどういう人が多いのか?
そして、田中祐輔とはどういった人物なのか?
という点についてはよくわかる本でしたが
ここからなにかを学び取ろうとするのは正直難しかったです。 -
Posted by ブクログ
・自らがリーダーシップを発揮して日本や世界に対してインパクトを与える
・自信
・積極的に志を向けて突き進むこと
・実行:レッドオーシャン(競合が激しい)を避け、競合との差別化、付加価値、強みを活かせるブルーオーシャンを開拓する
・ロジックツリー→何がその事業の重要な課題なのか?
・常にバリュー(価値)を出すように
・常なイシュー(課題)を解くために分析する
・「空雨傘」空:ファクト→雨:意味合い→傘:打ち手の論理的なステップを踏む
・イシューを分解するには、漏れなくダブりなく
・インパクトを与える
・マインドサーチ:人生の中でしたいこと、自分の志を徹底的に考える
・リーダーはチームメンバーを承