作品一覧 2017/03/18更新 「今の自分」からはじめよう 試し読み フォロー インパクト志向 試し読み フォロー なぜマッキンゼーの人は年俸1億円でも辞めるのか? 試し読み フォロー 1~3件目 / 3件<<<1・・・・・・・・・>>> 田中裕輔の作品をすべて見る
ユーザーレビュー なぜマッキンゼーの人は年俸1億円でも辞めるのか? 田中裕輔 著者は、大学卒業後にマッキンゼー・アンド・カンパニー・インク・ジャパンに入社。26歳で同社史上最年少マネージャーに就任。MBAを取得後、米国において起業し事業売却。ディー・エヌ・エーアメリカ支社において上級職を歴任後、株式会社ジェイドの創業に参画し代表取締役を務めている。 今の著者の全てはマッキン...続きを読むゼーが教えてくれたものと言っても過言ではない。「寄らば大樹の陰」の思考を捨てること。そして自らがリーダーシップを発揮して日本や世界に対してインパクト(変革)を与えることであるインパクト志向。これが著者がマッキンゼーの中で学んだ価値観である。 本書はそんなインパクト志向を学んだ著者により、著者と同年代の若手ビジネスマンを対象に書かれているものの、これから社会に進出する大学生にも読んで欲しいと書かれており、また人生の諸先輩方にも読んでいただき、草食男子だのゆとり世代だのと言われる世代の中にも「インパクト志向」の人間がいることを知ってもらいたい、インパクトの実現を助けてもらいたいという想いで書かれている。 本書の構成は以下の7章。 ①なぜ今、マッキンゼーを書こうと思ったか ②戦略との出会い ③士官訓練校マッキンゼー ④イシューからはじめよ ⑤インパクト志向 ⑥大海に出て自分を見つめ直す ⑦卒業 おもしろい。 ただただおもしろい。 ワクワク感と疾走感を併せ持つビジネス書。 2013年に出会った本の中でダントツ1番の本書。 著者の大学生活から起業までの期間を一冊に集約されたもの。素晴らしいのは、色々な決断をくだすまでのプロセスの記述の仕方。 ロジカルに導き出される結論の数々。 それに至るまでの思考のプロセスがあたかも著者を目の前にして話を聞いているかのように胸にストンストンと落ちてくる。 答えを出すまでにはそれ以上の苦しみや書かれていることだけではもちろん不十分な点もあるかもしれないが、一人のそれにこんなにも考えさせられたのははじめてかもしれない。 優秀な著者でさえ血の滲むような努力をして今の著者がいる。それ以上に自分も頑張らねばと鼓舞された。 Posted by ブクログ なぜマッキンゼーの人は年俸1億円でも辞めるのか? 田中裕輔 チェック項目13箇所。「インパクト志向」を1人でも多くの同世代の人間たちと共有したい、政治や経済の世界でも各個人が「インパクト」に責任を負うような世界を実現したい、そしてそんな彼らと切磋琢磨しながら皆で「インパクト」を実現していきたい、このような想いを実現するためには、僕の価値観が形成された実体験を...続きを読む記すのは意味があると考えるに至ったのである。本書は僕と同世代の若手ビジネスマンを対象に書いたが、これから社会に進出する大学生にも読んで欲しい、また人生の諸先輩方にも読んでいただき、草食男子だのゆとり世代だのと言われる世代の中にも「インパクト志向」の人間がいることを知ってもらい、インパクトの実現を助けてもらえれば幸いである。「寄らば大樹の陰」の思考を捨てること、そして自らがリーダーシップを発揮して日本や世界に対してインパクト(変革)を与えること、これこそが僕がマッキンゼーの中で学んだ価値観である。僕が入社した当時は、少しでも価値を出し、少しでも自分自身を成長させるために毎晩、真夜中、時には朝まで働いていた、有給休暇中はプロジェクトの復習期間に充てて、朝から晩まで仕事のことを考えていた、これは決して働かされているのではない、プロフェッショナルとしての義務を果たし、また自分自身の成長に真正面から向き合っているだけである。マッキンゼーのコンサルトが気にするべきことは、プロジェクトの中で自分がどれだけバリュー(価値)を生み出し、どれだけのインパクトを生み出したのか、これだけである。例えば採用の面接において「数年後にはNPOで働いてNPOの世界でインパクトを創り上げていきたい」と学生が言ったとする、普通の会社ならば「愛社精神が無い」という理由で落とされるはず、しかしマッキンゼーでは全く問題視されないし、むしろその「志」とその論拠が明確であれば賞賛されるのである。今の日本人に欠けているのは知識ではない、英語は不得意かもしれないが、それも大問題ではない、論理的思考能力は弱いかもしれないが、アメリカ人が群を抜いているわけでもない、必要なのは、自分の人生に対して責任をもって積極的に「志」に向けて突き進むこと、それだけである。自分が一番になれそうな所を選べば、安定したポジションを確保できるし、自分の意のままに物事を進めることができるかもしれない、しかしそれだと「井の中の蛙」で一生を終えてしまう可能性が高い、井の中の蛙で人生を終えるなんて格好悪い、それならば失敗するとしても大海の中で戦っていきたい。将来の自分を想像できてしまうと、僕の性格上、「早く5年、10年経って、もっと責任のある仕事をしたいな」と一日一日をカウントダウンする日々になりそうだった、そんなせいかつは面白くない、やるからには一日一日を真剣に働いて、想像もできない無限の世界に挑戦したい。どうすれば生産性を向上できるのか、第一歩は、あなたが調査・分析で何の質問に答えているかの「クエスチョン」を明確に持つことである。「クエスチョンの明確化」がレベル1だとすると、レベル2はクエスチョンの中でも「アクション仮設を検証するためのクエスチョン」に絞って答えることです。レベル2の上には何があるのか、更に高い生産性を求めるにはどうすれば良いのか、その答えは「イシュー」にある、これこそが「レベル3」である、イシューの条件は実にシンプルだった、それは「アクション仮設をするっかしないかが、経営にとって重要かどうか」である。何を解かないといけないのか、「答え」を考えるのではなく「問題」を考える、これが全ての問題解決の出発点である。イシューを解く前に考えるのは、イシューを分解することである、このステップが見落とされがちである、イシューを分解することなく、イシューに関連しそうな情報をとりあえず集め、集まった情報ベースに何となく正しそうな答えを導く、こんな「荒い」アプローチは世間に蔓延している、まずはイシューを分解し、本当に必要な情報が何なのかを調査開始前に明確にしなければならないのである。 Posted by ブクログ なぜマッキンゼーの人は年俸1億円でも辞めるのか? 田中裕輔 友人に勧められ手に取った一冊。さすがだなー。「常にバリューを出す」ことが求められる、「UP or OUT」という社風。こんな世界で働いていたら、やっぱり勝てないなぁ…。 Posted by ブクログ なぜマッキンゼーの人は年俸1億円でも辞めるのか? 田中裕輔 伊賀泰代「生産性」、赤羽雄二「ゼロ秒思考」等、自分が興味深く感じた本にマッキンゼー関係が多かったため、他にも何か…と思って読んだ本。 著者はマッキンゼージャパンで最年少マネージャーになったというだけあって、かなり精力的に貪欲に、同社と向き合ってきた感がある。 前半部は著者が「マッキンゼーに至るまで...続きを読む」の回顧録のような内容になっており、もしやただの自伝的な本なのか?…と不安に思ったものの、後半はきちんとマッキゼー特有のメソッドにも触れていた。ただ、メソッド説明に特化せず、実際のマッキンゼーの内情を交えて記されているので、「マッキンゼーとはどんな会社だ?」というのを垣間見たい方にはちょうどいいかと。 個人的に好感が持てたのが、この手の他の本に比べて著者の挫折や失敗が多数語られていること。 興味のあったマッキンゼーだが、さすがに凡夫たる自分には遠い世界だなぁというのをこの本から知らされた。しかし一方で、そのような第一線にいる人たちは単なる天才肌ではなくて、誰よりも挫折や失敗、努力を重ねているからこそそこに居るんだなぁ、というある種当たり前のことにも気づかさせてもらった。 色々な意味で興味深い本だった。 Posted by ブクログ なぜマッキンゼーの人は年俸1億円でも辞めるのか? 田中裕輔 目立つタイトルで、一度は書店で手に取ったが、パスした本。後日、やはりちょっと気になって購入。 戦略系と言われるマッキンゼーに入社して、成長し、最終的に経営者になるまでの筆者のキャリアパスを説明した本。 ある意味、リクルート本か。コンサルファームに就職を考えている学生さん、あるいは既にファームにいて...続きを読むこの先は?と思った人が読む本。 ただ、本書のもうひとつのバリューは、マッキンゼーの思考理論がわかりやすく解説されていること。「空雨傘」理論は興味深い。 自分の仕事においても、まだまだ思考に粗さや未熟さがあったな、と反省させられ、また勉強になった。 すべての人に勧める本ではないと思うが、良本です。 Posted by ブクログ 田中裕輔のレビューをもっと見る