あらすじ
『インパクト志向』の秘密!!
大学生の時には、勉強にも部活にもアルバイトにも何も打ち込まない、極めて無気力だった若者。一流企業のサラリーマンになることだけが将来の希望だった「ダメ大学生」が、いかにしてマッキンゼーに入社し、MBA留学、史上最年少マネージャーを経て、靴のネット通販No.2「ロコンド」代表者へと変身するにいたったのか。
その秘密は、マッキンゼーのDNA「インパクト志向」にあった。「寄らば大樹の陰」の思考を捨てること。自らがリーダーシップを発揮して日本や世界に対してインパクト(変革)を与えることをミッションとするマッキンゼーのなかで、ふつうの大学生がいかに悩み成長していったのか?
著者の実体験に基づく豊富なエピソードとさまざまなノウハウを交えて、「インパクト志向」の秘密をやさしく解説した1冊。
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Posted by ブクログ
著者は、大学卒業後にマッキンゼー・アンド・カンパニー・インク・ジャパンに入社。26歳で同社史上最年少マネージャーに就任。MBAを取得後、米国において起業し事業売却。ディー・エヌ・エーアメリカ支社において上級職を歴任後、株式会社ジェイドの創業に参画し代表取締役を務めている。
今の著者の全てはマッキンゼーが教えてくれたものと言っても過言ではない。「寄らば大樹の陰」の思考を捨てること。そして自らがリーダーシップを発揮して日本や世界に対してインパクト(変革)を与えることであるインパクト志向。これが著者がマッキンゼーの中で学んだ価値観である。
本書はそんなインパクト志向を学んだ著者により、著者と同年代の若手ビジネスマンを対象に書かれているものの、これから社会に進出する大学生にも読んで欲しいと書かれており、また人生の諸先輩方にも読んでいただき、草食男子だのゆとり世代だのと言われる世代の中にも「インパクト志向」の人間がいることを知ってもらいたい、インパクトの実現を助けてもらいたいという想いで書かれている。
本書の構成は以下の7章。
①なぜ今、マッキンゼーを書こうと思ったか
②戦略との出会い
③士官訓練校マッキンゼー
④イシューからはじめよ
⑤インパクト志向
⑥大海に出て自分を見つめ直す
⑦卒業
おもしろい。
ただただおもしろい。
ワクワク感と疾走感を併せ持つビジネス書。
2013年に出会った本の中でダントツ1番の本書。
著者の大学生活から起業までの期間を一冊に集約されたもの。素晴らしいのは、色々な決断をくだすまでのプロセスの記述の仕方。
ロジカルに導き出される結論の数々。
それに至るまでの思考のプロセスがあたかも著者を目の前にして話を聞いているかのように胸にストンストンと落ちてくる。
答えを出すまでにはそれ以上の苦しみや書かれていることだけではもちろん不十分な点もあるかもしれないが、一人のそれにこんなにも考えさせられたのははじめてかもしれない。
優秀な著者でさえ血の滲むような努力をして今の著者がいる。それ以上に自分も頑張らねばと鼓舞された。
Posted by ブクログ
チェック項目13箇所。「インパクト志向」を1人でも多くの同世代の人間たちと共有したい、政治や経済の世界でも各個人が「インパクト」に責任を負うような世界を実現したい、そしてそんな彼らと切磋琢磨しながら皆で「インパクト」を実現していきたい、このような想いを実現するためには、僕の価値観が形成された実体験を記すのは意味があると考えるに至ったのである。本書は僕と同世代の若手ビジネスマンを対象に書いたが、これから社会に進出する大学生にも読んで欲しい、また人生の諸先輩方にも読んでいただき、草食男子だのゆとり世代だのと言われる世代の中にも「インパクト志向」の人間がいることを知ってもらい、インパクトの実現を助けてもらえれば幸いである。「寄らば大樹の陰」の思考を捨てること、そして自らがリーダーシップを発揮して日本や世界に対してインパクト(変革)を与えること、これこそが僕がマッキンゼーの中で学んだ価値観である。僕が入社した当時は、少しでも価値を出し、少しでも自分自身を成長させるために毎晩、真夜中、時には朝まで働いていた、有給休暇中はプロジェクトの復習期間に充てて、朝から晩まで仕事のことを考えていた、これは決して働かされているのではない、プロフェッショナルとしての義務を果たし、また自分自身の成長に真正面から向き合っているだけである。マッキンゼーのコンサルトが気にするべきことは、プロジェクトの中で自分がどれだけバリュー(価値)を生み出し、どれだけのインパクトを生み出したのか、これだけである。例えば採用の面接において「数年後にはNPOで働いてNPOの世界でインパクトを創り上げていきたい」と学生が言ったとする、普通の会社ならば「愛社精神が無い」という理由で落とされるはず、しかしマッキンゼーでは全く問題視されないし、むしろその「志」とその論拠が明確であれば賞賛されるのである。今の日本人に欠けているのは知識ではない、英語は不得意かもしれないが、それも大問題ではない、論理的思考能力は弱いかもしれないが、アメリカ人が群を抜いているわけでもない、必要なのは、自分の人生に対して責任をもって積極的に「志」に向けて突き進むこと、それだけである。自分が一番になれそうな所を選べば、安定したポジションを確保できるし、自分の意のままに物事を進めることができるかもしれない、しかしそれだと「井の中の蛙」で一生を終えてしまう可能性が高い、井の中の蛙で人生を終えるなんて格好悪い、それならば失敗するとしても大海の中で戦っていきたい。将来の自分を想像できてしまうと、僕の性格上、「早く5年、10年経って、もっと責任のある仕事をしたいな」と一日一日をカウントダウンする日々になりそうだった、そんなせいかつは面白くない、やるからには一日一日を真剣に働いて、想像もできない無限の世界に挑戦したい。どうすれば生産性を向上できるのか、第一歩は、あなたが調査・分析で何の質問に答えているかの「クエスチョン」を明確に持つことである。「クエスチョンの明確化」がレベル1だとすると、レベル2はクエスチョンの中でも「アクション仮設を検証するためのクエスチョン」に絞って答えることです。レベル2の上には何があるのか、更に高い生産性を求めるにはどうすれば良いのか、その答えは「イシュー」にある、これこそが「レベル3」である、イシューの条件は実にシンプルだった、それは「アクション仮設をするっかしないかが、経営にとって重要かどうか」である。何を解かないといけないのか、「答え」を考えるのではなく「問題」を考える、これが全ての問題解決の出発点である。イシューを解く前に考えるのは、イシューを分解することである、このステップが見落とされがちである、イシューを分解することなく、イシューに関連しそうな情報をとりあえず集め、集まった情報ベースに何となく正しそうな答えを導く、こんな「荒い」アプローチは世間に蔓延している、まずはイシューを分解し、本当に必要な情報が何なのかを調査開始前に明確にしなければならないのである。
Posted by ブクログ
友人に勧められ手に取った一冊。さすがだなー。「常にバリューを出す」ことが求められる、「UP or OUT」という社風。こんな世界で働いていたら、やっぱり勝てないなぁ…。
Posted by ブクログ
伊賀泰代「生産性」、赤羽雄二「ゼロ秒思考」等、自分が興味深く感じた本にマッキンゼー関係が多かったため、他にも何か…と思って読んだ本。
著者はマッキンゼージャパンで最年少マネージャーになったというだけあって、かなり精力的に貪欲に、同社と向き合ってきた感がある。
前半部は著者が「マッキンゼーに至るまで」の回顧録のような内容になっており、もしやただの自伝的な本なのか?…と不安に思ったものの、後半はきちんとマッキゼー特有のメソッドにも触れていた。ただ、メソッド説明に特化せず、実際のマッキンゼーの内情を交えて記されているので、「マッキンゼーとはどんな会社だ?」というのを垣間見たい方にはちょうどいいかと。
個人的に好感が持てたのが、この手の他の本に比べて著者の挫折や失敗が多数語られていること。
興味のあったマッキンゼーだが、さすがに凡夫たる自分には遠い世界だなぁというのをこの本から知らされた。しかし一方で、そのような第一線にいる人たちは単なる天才肌ではなくて、誰よりも挫折や失敗、努力を重ねているからこそそこに居るんだなぁ、というある種当たり前のことにも気づかさせてもらった。
色々な意味で興味深い本だった。
Posted by ブクログ
目立つタイトルで、一度は書店で手に取ったが、パスした本。後日、やはりちょっと気になって購入。
戦略系と言われるマッキンゼーに入社して、成長し、最終的に経営者になるまでの筆者のキャリアパスを説明した本。
ある意味、リクルート本か。コンサルファームに就職を考えている学生さん、あるいは既にファームにいてこの先は?と思った人が読む本。
ただ、本書のもうひとつのバリューは、マッキンゼーの思考理論がわかりやすく解説されていること。「空雨傘」理論は興味深い。
自分の仕事においても、まだまだ思考に粗さや未熟さがあったな、と反省させられ、また勉強になった。
すべての人に勧める本ではないと思うが、良本です。
Posted by ブクログ
最近よくみる『本のタイトルは編集者の方が勝手につけました』系かなと。
中身としては、筆者の田中さんが就職からMcKを退社するまでの自叙伝。
留学前の状況(売上とか関係なく、如何にインパクトを与えるか!が評価)とかを読むに、やっぱマックすげぇなぁ。と思っていたのですが、今はそういう状況でも無さそうですね。弊社と同じなのかな...
しかし、学ぶべき姿勢は多かったと思います。
・レベル1:クエスチョンの明確化
・レベル2:アクション仮説を検証するためのクエスチョンに絞って答える
この2つのレベルを行動原理として働くとスピード、質ともに劇的に上がるのである!
・レベル3:アクション仮説をおこなうかどうかが、経営にとって重要かどうかの判断をする
・答えを考えるのではなく、質問から考える
・社会に対するインパクトを与えるために働く
Posted by ブクログ
そりゃーお金以外に大切な価値を見つけたからでしょーよー、って思いながら読んでたら、割とそんな感じだった。
世界に変革をもたらしたい、そのインパクトを与えるためには自ら行動を起こし、その業界を引っ張っていくぜ!というものすごく青臭いですが志は高い話だったなー、という印象です。
クエスチョンとイシューの違いについて、とても難しいですがなんとなくぼんやりと分かりました。
自分も今ユーザーの課題を明確にして、それを克服するためにはどんな機能を実装すれば良いか、機能を実装するだけではなくユーザーのオペレーションを変えることも念頭に置きながら、イシューを解決するにはどんなソリューションが必要なのか、ユーザーの抱えている問題は問題であって課題ではないのか、あたりですごく悩んでいる最中なので、とても参考になりました。
私、前職ではソフトウェアテストをサービスとして売る企業にいましたが、辞める間際、なんか自分としてしっくりこなかったなと思うのが、ソフトウェアテストはひとつの解決法であって、ユーザーの課題を直接的に解決する銀の弾丸ではないんだよな、っていう壁に直面し、ユーザーが抱く課題に対してもっと幅広い観点から問題を捉え、解決していくためのソリューションを一緒に考えたいな、と思ったから会社を辞めたんだよな、って読みながら感じました。
ただこの田中さん、高校時代は落ちこぼれで、みたいなことを書いてますがマッキンゼーでのAchievementを見る限りでは決して落ちこぼれではなく、ただの勉強嫌いなんだろうな、という印象でした。それはそれで個性なんだろうな。
Posted by ブクログ
タイトルはちょっと釣りな感じはするが、著者のビジネス半生を知るとともに、マッキンゼーという会社の仕事の進め方、さらには地頭を鍛える思考法のトレーニング本としての活用度が高い印象。
起業後のビジネスについてはまだ評価をする段階ではないので賞、本人もあまり書いていないところを見るとうまく行ったらそっちでもまた書きたいのでしょうね。
短い時間で過酷なビジネスを経験された方の体験だとしても秀逸でしょう。
Posted by ブクログ
マッキンゼー、外資系コンサルティング会社。
それだけしか知りませんでしたが、この本を読んで、マッキンゼーの人たちの思想がわかりました。
会社にいて、価値を出すことの意味の大切さ。
というよりはそれが当たり前。
ごくごく当たり前なのですが、考え方が変わりました。
人に必要とされる人間でありたい。
そのためにはもっともっと勉強しなくては…!!
Posted by ブクログ
仕事で大事なことは?
→自分の人生に対して責任を持って積極的に志に向けて突き進む
生産性向上の第一歩は、調査、分析で何の質問に答えているかのクエスチョンを明確にする意識を持つこと、つまりイシューであり、アクションに繋がること
変化がない限り分析は不要
答えを考えるのではなく問題を考える
Posted by ブクログ
マッキンゼーの仕事の進め方や考え方が記されている。
どの会社にでもできることではないと思うが、「売り上げでなくバリューを提供する」という考え方や「イシューが何か」を常に考える、「仮説思考」ということなど、考え方として非常に参考になる。
マッキンゼー出身者の経営者が多いのも納得ができる考え方になっていると感じた。
p.83 常にイシューをとくために分析をするのであって、その目的が不明確なままやる分析はバリューがない。
p.105 すべての思考は「空雨傘」であれ、空とはファクト、雨とは意味合い、傘とは打ち手。ファクト->意味合い->打ち手の論理的なステップを踏むのが求められる。
p.123 「答え」を考えるのでなく「問題」を考える。これがすべての問題解決の出発点である。
p.138 目標は売り上げでなくインパクト。
ミッションステートメント「われわれのミッションは、クライアント企業が圧倒的、継続的かつ本質的な改善を成し遂げるお手伝いをすること、そして最高の人間が魅了され、成長し、夢中になって居続けるような会社を作ることである」
p.198 遷移図と仕様書を渡せばあとはエンジニアが完璧なものを作ってくると思って、任せていたが、細かいつめがあまくチープな作品になってしまった。蜜にエンジニアとコミュニケーションし、その対話の中で一緒になって作品を仕上げていく。このような体制が必要。
p.204 「リーダーはじめてものがたり」に買いてあった「一番の学びはチームメンバーを承認すること。」 仕事だけでなく雑談も。このおかげでマネージャーとしての壁を乗り越えることができた。
Posted by ブクログ
マッキンゼーのすごさ、チームワークの評価、仕事の仕方、知識の共有方法など面白かった。ダントツなコンサルタントになるには、ダントツの努力をしているのだと思う。自分ももっと勉強しなくては!と思うには良い本。
なぜマッキンゼーは詩誌を輩出できるのか?
⇒自信、価値観のマインド・コントロール(自分がどれだけのバリューを生み出しインパクトを生み出したのか?)
フィードバック
⇒強み、ディベロップ(欠点、弱み)、できないことではなく精一杯手を伸ばせば届きそうなポイントをフィードバックする。このようなフィードバックの特徴をもち、各コンサルタントにを成長させる。
うちの会社のダメなところは、①強みのみ(ほめるだけ)、②弱みだけ(起こるだけ)のどちらかの指導になっているような気がする。上記フィードバックの方法は非常に参考になる。
Posted by ブクログ
【コンサルティング・ファーム3つの採用プロセス】p51
①書類選考
②筆記試験:a. 論理力 b. 分析力 Cf. GMATや第一種公務員試験の判断推理問題
③面接(ケース・インタビュー)
▲マッキンゼー、ボストン・コンサルティング・グループ(BCG)、ブーズ・アレン・ハミルトン、ベイン・アンド・カンパニー、ATカーニー
【全ての思考のステップは「空雨傘」であれ】p105
「ファクト→意味合い→打ち手」の論理的なステップを踏む。
【分析の基本原則】p117
レベル1:何のクエスチョンに答えるのかを明確にする。
レベル2:アクション仮説も明確にする。
レベル3:イシュー
「答え」を考えるのではなく「問題」を考える。これが全ての問題解決の出発点である。p123
【イシュー・アナリシスの「7ステップ」】p132
①イシューを特定する
②イシューに対する「アクション仮説」を設定する
③イシューを「サブ・イシュー」に分解する
④「サブ・イシュー」の優先順位を付ける
⑤サブ・イシューを検証する
⑥「あるべきアクション」を明確化する
⑦アクションリストを作って実行する
マービン・バウワー p140
マインド・サーチ:この人生の中で自分が一体何を成し遂げたいのか、何が自分にとって重要な価値観なのか、など「自分」と徹底的に向き合うこと。p180
Posted by ブクログ
バリューを出す。その考え方を改めて認識させてくれた。会議で参加しているだけは本当に無駄だと思う。バリューを出していないというよりマイナスだということを感じていたので、文中のマッキンゼーの文化に共感できる要素は多かった。私のような人間にはモチベーションが上がる本だった。
Posted by ブクログ
バリューを出せ。皆が成長できるよう最大の支援。解ではなく問題を考える。インパクト志向。
本人曰く普通の人を、世の中にインパクトを与える存在に育て上げたマッキンゼー。確かに、士官訓練校、ですね。
教育可能だということ。こんな人たちがたくさん生まれたら、どんなすごい社会になるだろうと思う。
Posted by ブクログ
マッキンゼーの具体的なコンサル術にはあまり触れられず、マッキンゼーの中にいる自分中心で、それを取り巻く人たちのキャラクターを知れるといった本です。
そういった意味では、マッキンゼーの入社を考えている人にとってはかなり面白く、必読本ともいえる内容かもしれません。
ボクのような教養一般レベルで住む世界がイメージできないという人にも
ミーハー気分で読む分にはじゅうぶんに楽しめます。
マッキンゼーに入るような人間はどういう人が多いのか?
そして、田中祐輔とはどういった人物なのか?
という点についてはよくわかる本でしたが
ここからなにかを学び取ろうとするのは正直難しかったです。
Posted by ブクログ
・自らがリーダーシップを発揮して日本や世界に対してインパクトを与える
・自信
・積極的に志を向けて突き進むこと
・実行:レッドオーシャン(競合が激しい)を避け、競合との差別化、付加価値、強みを活かせるブルーオーシャンを開拓する
・ロジックツリー→何がその事業の重要な課題なのか?
・常にバリュー(価値)を出すように
・常なイシュー(課題)を解くために分析する
・「空雨傘」空:ファクト→雨:意味合い→傘:打ち手の論理的なステップを踏む
・イシューを分解するには、漏れなくダブりなく
・インパクトを与える
・マインドサーチ:人生の中でしたいこと、自分の志を徹底的に考える
・リーダーはチームメンバーを承認(受け入れる)こと
Posted by ブクログ
フィードバック
1.最初に強みから上げる
自分はダメ人間ではなくちゃんとした強みがあるんだなと思えるとダメ出しも凹まず素直に聞ける
2.欠点、弱みという言葉を使わない
フィードバックの目的は相手が成長すること。
欠点、弱みという言葉は不適切。
3.できないことではなく、手を伸ばせば届きそうなポイントをフィードバック
人には先天的な向き不向きがあるから、できないことを求めない
Posted by ブクログ
DeNAの創業者南場氏や医師の武藤真祐氏、オイシックスの高島氏などを輩出してきた経営コンサル企業のマッキンゼーについて知りたくて著者もマッキンゼー出身ということで読んだ一冊。
本書を読んで世にインパクトを残す事を命題とするマッキンゼーの考え方は非常に衝撃的でした。
そして、やはりコンサルタントの「人」を商売としてるだけあって厳しさも感じました。
氏が請け負った食品商社での話は実体験としての話でイシューという独特の考えも理解できました。
イシューを提案し、世にインパクトを残すこと。非常に学びになりました。
あと会議に対する考え方やフィードバックについては今後仕事をしていくうえで非常に役立ちそうと感じました。
ただ読んでいてマッキンゼーでの経験や考えは非常に理解できたのですが、氏自身の考えや成長に関しては伝わってこない部分はありました。
氏がマッキンゼーで教わった事がロコンドの起業に参画してどう活かされたかという部分や考えなどがもっと詳細に書かれていればもっと理解が深まって面白みがあるとも感じました。
Posted by ブクログ
マッキンゼーの人は…
空雨傘
空→ファクト 空を見る。雨雲がある
雨→意味合い 雨雲=雨が降るかも
傘→打ち手 傘を持っていこう
常にイシューを解くために分析をする。目的を明確に。
常にバリューを出す。価値主義
分析の前に、大きな視点で。根本的にビジネスとしてどうなのか、等
フィードバック 3つのルール
①最初に強みから挙げること。
欠点を最初に挙げやすいが、それは強みの裏返しでもある。その後改善点。
②欠点を欠点と言わず、成長すべきところ、という。
フィードバックの目的は相手を成長させるため。
③できないところではなく、精一杯手を伸ばせば届きそうなポイントをフィードバックする
Posted by ブクログ
やっと「イシュー」が理解できた。
'UP OR OUT'
'全ての思考のステップは「空雨傘」であれ'
'「答え」を考えるのではなく「問題」を考える。これが全ての問題解決の出発点である。'
Posted by ブクログ
2013/09/27
これまで読んだマッキンゼー本の中で、一番ロジックが乏しい。
著者の人生にヒューチャーされててそれはそれでおもしろいけど、結局なにが言いたいんやろぉと。
ロコンドのPRがメインかなぁ。こんな優秀なおれがやってる会社なんだから超いいよって感じ。
Posted by ブクログ
印象深い箇所を引用まとめ。
・バァリューを出す。
・インパクトを与える。
・イシューを考える。
・30台の脂が乗ってる時期にプロ野球の超一流並みの給与を貰えるとしても参謀として一生を終えたくない。経営者として実行の主体者となりたい。
田中さんは僕の年齢時には、もっと凄まじいビジネス経験値を積んでいる。
30歳まで自分にとってはあと3年。刻一刻とカウンドダウンされてる以上、時間は待ってくれへん。超高速で吸収してバリューを出さねば。
Posted by ブクログ
★3.5
臨場感にあふれていて気づいたら一気に読み切ってしまった。
「常にバリューを出すように」「インパクト志向」は何度も出てきてマッキンゼー式を垣間見れたことが面白かった。
Posted by ブクログ
畑違いの私にとってマッキンゼーっていったいどんな会社?社長とかが元マッキンゼーの…とかで紹介されたりするから名前はよく聞くけど社内ってどんななの?って感じだったのでマッキンゼーの社内の雰囲気が垣間見れておもしろかった。でもちょいちょい作者のどや顔が見えてくるような内容で途中ちょっと疲れた。
ただ言えるのはマッキンゼーですごいわ~。
私も●ISSUE(論点)●VALUE(価値)を意識してみよう。
Posted by ブクログ
◎1500円
●UP or OUT
●issue(論点)
●Should(すべきか?)Want(しかいか?)Can(できるか?)
コンサルのジレンマが良くわかる。
良い世界感を感じさせてもらえる。
ただ、数ある道のひとつである、自己の道を貫くことを意識するように。
Posted by ブクログ
マッキンゼー日本支社に史上最速26歳でマネージャーに昇格した田中裕輔氏のマッキンゼーを卒業するまでの8年間をまとめた一冊。インパクト(変革)志向、バリューを出す、というマッキンゼーのカラーについてよくわかる一冊となっている。メモ。(1)ファクト→意味合い→打ち手。(2)フィードバックの三つのルール。強みから挙げる。欠点をディベロップメントニーズ(成長すべきところ)と表現する。出来ないことではなく精一杯手を伸ばせばフィードバック出来そうなところをフィードバックする(3)アクション仮説をするかしないか。経営にとって重要か否かはイシュー(4)クライアンドを支援しインパクトまで繋げること。