小宮輝之のレビュー一覧
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きれいな写真が多く、鳥の生態について理解を深めてくれる1冊。
でも、時々、説明が日本語的に読みにくかったり、写真とその説明とが結びつかなかったりする箇所が少しあります。
例えば、カケスが、哺乳類の肉を食べてるように見える写真のところに、果実や種子を食べる、と記載があり、違和感を覚えました。
この「おもしろふしぎ鳥類学の世界」シリーズのうち、
『鳥のなかま&分類・系統図鑑』は割と気に入っていて、よく参照するのですが、それでも、
ツバメが「ツバメ目」と誤って記載されている箇所があって、気になっています。
(正しくは「スズメ目」)
そのため、このシリーズを読むときは、
他の図鑑なども適宜参照しながら、自分の中で情報を精査したほうがいいと思います。 -
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「ホーホケキョ」と声がしたから梅の木を見上げたらメジロが梅の花の密を吸っていて、静かに見回していたら満天星躑躅の生け垣の密集した枝の中をグレーのウグイスが素早く動いていたのを見たことがあります。
ずーと、腑に落ちないことを解決できて良かったです。
「鴬餅」がなぜメジロ色なのか
花札の「梅に鶯」が、なぜメジロ色なのか。
豊臣秀吉が鴬餅の命名をした時のきな粉は、本来の鶯色に近い褐色で、鮮やかな緑色ではありません。
青きな粉のメーカーさんが工夫を重ねきれいな緑色をした青きな粉ができて、その青きな粉を使った鴬餅が主流になって、
うぐいす色のイメージの変化に拍車がかかったのです。
花札の「梅に鶯」の鳥の羽色もやはりメジロ色、
こうして今日へと至る誤認へのお膳立ては着々と整えられていったのでしょう。と
メジロって可愛いいから、メジロよりになるのも分かるわー。
メジロの写真がめじろおしの本です。
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<目次>
第1章 飼育係の仕事(多摩動物公園飼育係時代)
第2章 飼育係長の仕事(上野動物園・井の頭自然文化園飼育係長時代)
第3章 飼育課長の仕事(多摩動物公園・上野動物園飼育課長時代)
第4章 園長の仕事(上野動物園園長時代)
<内容>
ビジネスにするか、自然科学にするか迷った。一応、著者の動物園の仕事を回想録のようにしたもの。なので、「動物園ではたらく」というタイトル通りのところもあるが、一方で従来の「珍しい生き物を陳列する」「可愛らしく見えるように餌付けする」「芸を仕込む」という動物園は過去のもので、「種の保存」であったり、「域外保全」であったり、動物園の仕事が増えたというか、変わったなかで、「パンダ」ばかりが相変わらず話題になるのはどうのか?のような提言もある。多くの飼育の失敗の話もある。今の動物園は、われわれ人間のほうが”展示”され、動物たちのほうが、人間を観覧しているのかもしれない。 -
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「グラスの底に顔があってもいいじゃないか」は情熱の芸術家・岡本太郎
だが、「動物にだって昆虫にだって表情があってもいいじゃないか」が
本書である。
表紙カバーに掲載された写真だけでも十分楽しめるのだが、各ページの
写真はひとつひとつが面白くて飽きずに眺められる。
特に好きなのは死んだふりをしているヨーロッパヤマカガシ。このまま
ホルマリン漬けになっていても違和感がないくらい見事に死んでいる。笑。
水族館や動物園は好きなので幾度も足を運ぶのだが、これほどつくづく
と生き物の表情を観察したことはなかった。あくびをするライオンにつら
れてあくびをしたことはあるけれど。
ただね、写真につけられた噴き出しは少々邪魔なのよ。解説文もついて
はいるのだが、それもいささか中途半端なんだよね。
親子で楽しむお手頃写真集としてはいいかもしれないね。