福井健策のレビュー一覧

  • なんでコンテンツにカネを払うのさ? デジタル時代のぼくらの著作権入門

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    昨今、ネットの普及で今まで敷居が高かった作品の発表が容易にできるようになり、ネット上には素人、セミプロのさまざまな漫画、小説、映像、音楽等の作品が溢れていて、初音ミクなど独自のムーブメントを起こしているものもある。
    今後コンテンツで飯を食える人は非常に少なくなるので、一握りのプロ以外は兼業で作品を作っていけば良いというのが岡田斗司夫の考えである。確かにCDやDVDとか買わなくなったし、雑誌や本も売れてないもんなあと納得する部分が多かった。
    両名ともコンテンツを愛している人たちなので、著作権を守ろうとする利権者のちからが強くなり過ぎたら、面白いコンテンツが生まれなくなることを憂いていて、その部分

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    2012年04月20日
  • 改訂版 著作権とは何か 文化と創造のゆくえ

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    権利の保護と、自由な創作のための礎と。気遣い過剰、忖度がはびこる中で、ちょうどいいバランスを目指す著作権法をしっかり学んで行動することが大事だと思った。著作権の考え方を分かりやすく解説してくれる本。初学者の私は同じ著者の「18歳の著作権入門」から読んだので、より理解しやすかった。いずれも著者の軽妙な語り口が、読みやすさにつながっていると感じた。

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    2024年12月15日
  • 18歳の著作権入門

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    18歳をとっくに過ぎても為になる内容。
    ネットに何かアップしたり、仕事で何かを引用した資料を作る人は一度は目を通すとよいと感じた内容でした。
    日本では二次創作について、ここまでなら怒られないだろうという「阿吽の呼吸」で広まったと書かれていました。最近は聞かれたらダメと言うしかないものを聞いてしまい、白黒はっきり明文化させる思考が増えたように感じています。「阿吽の呼吸」は減っていき、海外のようにたくさんのルールが必要になってくるのかもしれません。

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    2023年11月09日
  • 改訂版 著作権とは何か 文化と創造のゆくえ

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    著作権の例外としての教育は表でほんのわずかだけ掲載
    されている。しかし一般的な判決について日米の例を出しているので読んで面白いであろう。一般読み物として楽しめる。

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    2022年04月15日
  • 改訂版 著作権とは何か 文化と創造のゆくえ

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    とりあえず新書レベルから、ということで。良書でした。
    著者のアートに関する豊かな見識に基づいた具体例に沿って各論点を説明してくれるのでイメージを掴みやすい。ボリュームが少ないので網羅的ではないけど、それでいいと思う。全体を薄く網羅するような書籍より、重要なポイントを法思想的な背景も踏まえてバチッと解説してもらえた方が、かえって法律の全体的な枠組みを把握しやすいと本書を読んで感じた。
    なんというか、塩見民法(全)よりも道垣内リーガルベイシスの方が好きって感じと似てる?

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    2021年10月16日
  • 改訂版 著作権とは何か 文化と創造のゆくえ

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    非常に読みやすい。これを元に、実務書に進むといいと思う。著者のセミナーもわかりやすく、あわせて受けると理解も深まる。

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    2021年02月26日
  • 18歳の著作権入門

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    ◆ワーママはるさんのおすすめ

    著作物とは?というところから
    段階を踏んで理解が深まる

    創作的でも
    レシピはアイデアだから著作物ではない
    というのが意外だった!

    Youtube など身近なものの例が
    非常にわかりやすい

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    2020年07月06日
  • 改訂版 著作権とは何か 文化と創造のゆくえ

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    15年前に発売された新書の改訂版。
    その間に「著作権法」はかなり変わってきたけど、考え方は普遍的なんだなあ〜と。

    実例を交えながら具体的に展開されるのでとても読みやすい著作権法の入門書。

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    2020年03月25日
  • なんでコンテンツにカネを払うのさ? デジタル時代のぼくらの著作権入門

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     この本は、評価経済社会を唱える岡田さんと著作権の第一人者の福井弁護士ががっぷり四つに組み合って著作権について語り合う対談本です。著作権入門とありますが、堅苦しいところは全くなく、岡田さんの鋭い「書生論」に対して、福井弁護士が真剣に向き合って回答を出そうとする中で、デジタル化が進展する中で機能不全を起こしている今の著作権の問題点と今後進んでいくであろう姿がおぼろげに見えてきます。特に、岡田さんのぶっ飛んだ発想が面白いです。私的複製が許される範囲として、'自分自身や家族が使うため'という法律上の解釈を逆手にとって、養子を1万人取ったらどうか、などという意見を突然持ち出して、福

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    2018年11月19日
  • 18歳の著作権入門

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    平易な表現で 専門用語が少なく 具体的な事象を使って書いているので非常にわかりやすい 前半は法の説明と著作物の上手に利用する方法が紹介されているご飯は間違った使い方や注意するしてはいけないことが書いてある 日本では二次利用に 寛容に 使用可能としたり 暗黙するグレーゾーンの使用が多いようだ

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    2018年09月27日
  • 18歳の著作権入門

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    著作権の基本的概念から,最近の話題まで触れられており,著作権法の入門書としてはかなりよい本だと思った。

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    2018年04月13日
  • 「ネットの自由」VS.著作権~TPPは、終わりの始まりなのか~

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    今、審議中のTPPについて知財方面から解説した書。
    著作権の解説から、日本の状況(といっても2012年の著作だけど変わっていない気がする)をわかりやすく示している。
    TPPがアメリカの仕組みの国際化だということがよくわかる。日本はこれを受け入れてよいものか、もっと論議が盛りあっがてよい。

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    2016年10月23日
  • 18歳の著作権入門

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    18歳と書いてあるけど中学生でも読めそう。
    わかりやすい。

    ただ、入門書という性質上、目新しいことはほとんどないので大人はあまり楽しめないかも。
    (※と思ったけど、他の人のレビュー読んだら、知らないことも多かったと書いてあったので大人でも楽しめるらしいです!:追記)
    あたしにとって目新しい情報だったのは、著作権の譲渡は文書を交わさなくてもOKってところくらい。

    あと、著作権法の条文と合わせてみると条文に対する忠実さよりもわかりやすさ重視って感じがする。
    とくに著作権の解説は、条文だと「〜の権利を専有する(=権利者だけが〜できますよ)」と権利者の立場から書かれてるけど、この本では「〜はしちゃ

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    2015年06月11日
  • 18歳の著作権入門

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    著者の相変わらず平易で分かりやすい、ネット時代の今知るべき基本的な著作権の知識が詰まっている。NGな例はもちろん、OKなケーススタディも書かれており、これらは基礎かもれないが、知っているかいないか、使えるか否かでは大違いと思う。 余談だが、著者が教鞭を取っておられる、ワシの母校である日芸での講義に何度か特別講師としてお招きいただいたが、分かりやすい授業は自分が学生時代になかったのが悔しいほど。そして著者の言う、日本では大学卒業まで1時間すら権利に関する必修授業がない、という嘆きは、ワシも問題と思う。

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    2015年06月01日
  • 18歳の著作権入門

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    分かりやすい1冊だった。ニコニコ動画のMAD、ゴーストライターなど最近の話題も絡めつつ著作権について書かれている。各章の終わりにはおさらいのためのクイズもあり中身がぎっしり詰まっています。

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    2015年02月26日
  • 18歳の著作権入門

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    本書は、著作権法の世界では第一人者である福井健策弁護士が、「高校生以上の学生や若い社会人」を主な対象として、書かれた入門書である。

    著者は、この分野で数々の新書を出しているが、本書は前記のようなコンセプトや、ネットメディアでの連載記事をまとめたもの、という経緯もあってか、従来の著作に比べると、独自の見解や政策提言的な記述は控えめになっており、基本的なルールをわかりやすく説明する、というコンセプトが貫かれている。

    とはいえ、「保護と利用のベスト・バランス」が大事、という視点や、「二次創作による文化の発展」へのこだわり(パロディやパブリックライセンスの話題は類書と比較しても分厚い)など、著者の

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    2015年02月07日
  • 「ネットの自由」VS.著作権~TPPは、終わりの始まりなのか~

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    ネタバレ

    オンラインショップで購入。
    知財部の仕事に直接関係は無いものの興味のある題材でさくさく読めそうという事で購入しました。
    実際、文章も読みやすくこういった本にありがちな自分語りの嫌な部分もなく、興味深く読みつついくつか為になる部分もありました。

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    2015年01月04日
  • なんでコンテンツにカネを払うのさ? デジタル時代のぼくらの著作権入門

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    「コンテンツ」と「著作権」、この両者の結びつきが今ほど意識されている時代は無いのでは無いでしょうか。てまぁ、ワシの生きてきたこの数十年では、って意味での実感ですし、自分がそういうところで仕事をしているせいかもしれませんが。

    そう、まさに仕事としても、嗜好としても、ワシにとって身近なのが「コンテンツ」と「著作権」。そのそれぞれの専門家、第一線で活躍されている二人の対談は、ひとつにはそれらの分かりやすい現状認識として、もうひとつには想定される、あるいは想定したい未来予想図の提示として、とても興味深く読みました。

    突飛ながら分析の的確な岡田氏と、堅実ながら柔軟な発想の福井氏。彼らが提示する「著作

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    2013年06月14日
  • 「ネットの自由」VS.著作権~TPPは、終わりの始まりなのか~

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    キーワードだけはよく聞く「TPP交渉」。前政権から政権交代しても、外交交渉の重要事項としてクローズアップされています。ところが要素が余りにも多岐にわたっているため、ワシもそうですが「で、結局TPPって何?」という疑問符は多くの人が持っているところかと思います。

    で、本書。そのTPPの中では要素のひとつに過ぎませんが、とても大きな意味を持つひとつである「著作権の(加盟国)標準化」について、ひとつひとつを丁寧に、日本の実情と世界の実例を踏まえて解説されていて、ワシ自身、かなりの部分でTPPの著作権分野への理解が深まりました。

    表題にもありますが、TPPで提示される著作権は、過渡期でもあるネット

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    2013年06月13日
  • 「ネットの自由」VS.著作権~TPPは、終わりの始まりなのか~

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    TPPはやはり恐ろしい・・・
    知財の分野でどのようなルールがつくられるのか・・・
    そのあたりの事情を知るにはよい著作だと思う。

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    2013年06月16日